P.R.Iパタヤ総合研究所

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便利なことにはリスクも伴うと理解しておくべきなのだろう

      2023/07/21

またケーサツに捕まった。たった今である。あーもー腹立つ!

R氏の店に置くお酒を買いにいつもは通らない道を。ただその辺りはケーサツ検問エリアの注意リストには載っていなかったのでまったくのノーマークだった。
期限切れの免許証を見せたものの、そんな物が通用するはずもなく無表情なケーサツ官はただただ切符を切る準備を始める。
「いくらですか?今払います」「300THB。スキャンで払いなさい」「分かりました」

300THBあればあんなこともこんなことも。ていうか、そもそも払う相手がまるでヤクザのようなタイケーサツというのがとにかく気に喰わない。ニッポンの税金より更に腹立つ。クソー!

それにしても、この「スキャン」という支払い方式はヒジョーに便利であり、QRコードをケータイにかざしてボタンを数回タッチして暗証番号を打ち込むだけで決済終了。屋台だろうがなんだろうが今やどこででも利用可能だし(7/11はダメ)、お金払っている感覚がクレジットカードより更に希薄でみるみるうちに口座からバーツが消えて行く。気がつけばついに残高〇万バーツを切ってしまった。これはいよいよヤバいことになって来たぞ。

「こーなったらもうアルバイトしかないな」ということになり、Mちゃんの登録している某「PrePly」に私もチャレンジしてみようと思う。タイで半年間、ベトナムでも一年くらいは日本語レッスンをやっていたし、「HONDAスタイル」というオリジナルジャンルを持ってもいる。それはまあどちらかと言えば多人数を相手にする場合に有効なスタイルだが、個人相手でもやってやれないことはない。あと、どちらかと言えば「日本人に対してタイ語会話のコツを教える」という方が需要があるかも。これについては以前から考えていたことであり、まずはウェブサイトで始めようと計画もしていた。

そして、ナゴヤに戻るタイミングでパタヤの部屋を賃貸に出すことも考えている。おそらくしばらく来られなくなると思うし、思い切って売ってしまうという手もあるにはあるが、物件自体を気に入っているし苦労して内装を整えた思い入れもあるから、売却には少し躊躇がある。
とにかく収入が途絶えている今、どーやって暮らしていくのか?については近々の課題であり、実はまだ何も決まっていないのだ。だから、今タイに居ながらにしてやれることがあればどんどんやっていくつもりではある。

例えばチェンマイの情報をウェブで紹介してアフィリエイトでお小遣い稼ぎとか、このサイトをもっと充実させるとか。いざとなればYouTubeに手を出すのもやぶさかではないし、視聴回数や登録者数を増やして稼ぐというよりは、宣伝の為に利用する方が良いのかもしれない。

チェンマイでの生活は残り一週間。このままだと、パタヤに戻ってからは相当節約して暮らさねばならず、もちろんそれには慣れているからいいけれど、せっかくタイにいるのだからこちらでしかできないことをすべきとも思うし。ネフリ三昧というだけではさすがにツマラナイからねえ。

ケーサツに捕まったことでちょっと闘志に火が付いた。このままでは済まさないぞ!

ところでこの「スキャン払い」、メリットのひとつに「チップ不要」がある。
例えばレストランでお会計時、キャッシュだとやはり数十〜百バーツほどチップを置くケースがほとんどだったが、このスタイルだと必要ない。大勢で利用したとしても、誰かが代表してスキャン払いすれば他の人が自分の分をその人に送金できるので、ワリカンも簡単。チップだけを現金で置いて来る、という方法もあるが、最近では現金を持たない人も多いからおそらく皆そんなことはしないだろう。マッサージ店などはどーなのかな?今度試してみよう。
いずれにせよ、もう後戻りはできない。この便利さを知ってしまったら現金払いなんてアホらしくなる。だからナゴヤに戻ってからのことが心配だ。ニッポンも早くキャッシュレス化を進めればいいと思うが、銀行間の関係などから考えるとこのシステム導入は難しそうだなあ。

あと、もう戻れないことの一つが「1.25倍速」。某「ネフリ」や「YouTube」の機能なのだが、これに慣れてしまうと通常の速度が遅く感じてダルいのである。
例えば映画でも、法廷ものなどの難しい会話でなければずっと1.25倍速でいける。1.5倍はさすがに速すぎるが、最初から最後まで終始いける場合も結構ある。アクション映画のカーチェイスや格闘シーンなどは速いと迫力に欠けることもあるのでそこだけは通常スピードに戻すが、他のシーンは全部1.25のまま。実際かなりの時短になるから、これは私にとって「神機能」と思えるのだった。

世の中どんどん便利になっていって、きっとそのうち自動運転だとか不老不死とかがフツーになるのだろう。それまで生きられるとは思わないが、少なくとも今はその恩恵を受けられるだけ受けたいものだ、と、個人的には思っている。

もう一つ、このタイミングで皆様にお伝えしておきたいことがあって、それはバイクの運転について。車についても似たような部分はあるけれど、ここはバイクにフィーチャーしておく。

チェンマイには某「BOLT」「GRAB」など個人タクシーが結構たくさん走っているし、ソンテウ(1212タイ語の意味はニ列。*乗合タクシー)もあるので移動にそこまで困ることはない。しかし、バイクがあればそれに越したことはないワケで、その便利さは説明するまでもないだろう。交差点から離れていれば車道に停められるケースが多いし、ショッピングモール内には巨大なフリーパーキングがあるから切符を切られる恐れはほぼない。実は7年前に一度駐禁の憂き目に遭って憤慨したこともあるが、おそらくレアケースなのだと思う。
http://pattaya-ri.com/post-1698/

便利なことは承知の上でまず大前提として言っておくが、タイでバイクの運転はやめた方が良い。これだけは間違いない。危険極まりないし、事故をした場合保険の部分で不安もある。また、レンタルの場合傷つけると費用をボッタくられる可能性が高い。そして、自動二輪の免許証がないと見つかった時罰金を支払う必要がある。大した金額ではないにせよ、気分が良いものではないし結構な時間を浪費する。
また、私の友人がパタヤでこけて複雑骨折したのは記憶に新しい。
http://pattaya-ri.com/post-5318/

それらを理解した上で「どーしても運転したい」ということならば、注意喚起の意味を込めて私なりに考えるコツをお伝えしよう。

①「ウインカーを多用」
最も重要なのは「こちらの存在を周囲に教える、発信すること」であり、手段としてはウィンカーが便利。タイ人の場合手で伝えるケースが多いが、片手運転となるため危険が伴う。二人乗りの場合なら後ろに乗っている人がやっても良いが、そもそも二人乗りは更に危険だ。
右左折はもちろん、止まる場合や進路変更も含めとにかく早めにウィンカーを出しておく。これによって周囲はこちらの動きに気づきやすくなることは間違い無いのである。そして、バイクのウィンカーは勝手に戻らないので、消し忘れにも注意が必要となる。

②「おとなしく左隅を走る」
チェンマイは分からないがバンコクだと基本バイクは第一車線限定で、右折直前のみ第二第三車線の走行が可能。だから通常は左側の車線を走るが、スピードが遅い場合は車線の中でも更に左に寄せる必要がある。そうしないと背後から平気で車が煽ってくるしかなり近くを抜いていくから危ない。特にバイパスや高速道路ではガンガン来るからとにかく左隅をおとなしく走るのがベター。ちなみにバンコクではこの「第一車線限定ルール」が厳しく、よく網を張って取り締まり(という名のお小遣い稼ぎ)をやっているからご注意を。

③「前よりも後ろに注意」
後からくる車に注意するのは日本でも一緒だが、タイの場合特にとんでもない輩が背後から突っ込んで来るので、とにかく常に後ろに目を光らせておかねばならない。例えば交差点で左折車線(*信号赤でも基本左折オッケー)に停まっていると後からガンガン突っ込んで来るので、第一車線を使って走って来て赤信号で止まる場合は車列の先頭に出て第二車線まで移動しなくてはならない。また、渋滞時に停車している車と車の間をすり抜ける場合も後からバイクがどんどん距離を詰めて来るので、躊躇して止まらない方が良い。例えゆっくりでも走り続けた方がベター。追突される危険があるからだ。
また、バイパスや高速道路ではある程度スピードを出す必要がある。ちんたら走っていると「どけどけ」とばかりに煽られるから危なくてしょーがない。第一車線でも最低60km/hくらいは出さないと怖い。

④「渋滞時の車線変更はかなり危険。もしやるなら後ろからバイクが来ないかよく見ること」
これもタイではフツーのことなのだが、渋滞時に車と車の間をすり抜ける場合前方の車が接近し過ぎていて抜けられないことが頻繁にあって、この場合別の車線に移動する必要がある。しかし、当然後ろからガンガン来ているからよく見ないとヒジョーに危ない。かと言ってその場に停まっているワケにいかない場合もあるから、注意して車線変更しながらジグザグ走るしかないのがタイでの現状なのである。

⑤「二人乗りは相当危険」
タイの場合最低100ccのエンジンだからパワーの点では問題ないが、後ろに人を乗せるとバランスを崩しやすいのでできればやめておこう。特に渋滞の中に突っ込んでいくと、車と車の間の狭い部分を走る時にミラーが当たらないように避けて通るにはかなりの腕力が必要となる。あとは、酔っ払った人物を乗せると、バランスを取るのに協力してくれないからかなりのテクニックがいることも付け加えておく。

⑥「不必要に煽ると仕返しをされるので注意」
例えば前のバイクがノロノロ走っていた他場合、追い抜きをするのは問題ないが、追い抜いた後に彼らの前に出たりすると(被せるようなカタチ)、怒りを買うケースが多い。タイ人はとにかく気が短いのである。こちらはそんなつもりではなくても、追いかけてきて報復をされることが結構あるから気をつけよう。相手の挑発に乗ってはいけない。喧嘩しても勝てるはずがないからね(*悪い仲間呼ばれる)。
なので、遅いバイクを追い抜いてもしばらくはそのまま直線的に走るのがベター。これは結構めんどくさいが仕方がない。

⑦「危ない運転をした自覚があればとにかく謝る」
知らないうちに相手を危険な目に遭わせてしまった場合はとにかく頭を下げること。何も意思を示さないと交戦的になる輩が多いから揉める元となる。逆に相手が危ない運転をしたからといって睨んだりするのもやめた方が良い。ここはタイなので、仮に揉めたとしても勝ち目などほぼないから。

⑧「ヘルメットを被ること」
命の危険を考えればやはりヘルメットは被った方が良い。近距離だとついノーヘルになりがちだが、頭を打つと死ぬ確率が一気に上がるのは間違いない。

⑨「飲酒運転はやめよう」
かく言う私も「酒気帯び上等」タイプであるが、これについてはそれ相当の覚悟でやっている。やめた方がいいのはもちろん分かっている上で。

⑩「ケーサツに捕まったら素直に従う」
その昔バンコクに住んでいた時は、ケーサツに止められそうになるとその脇をすり抜けて何度もことなきを得たものだ。逃げたからといって基本追いかけてはこないから、その場さえ逃れればコラプションを払う必要もなくなる。当時はあまりにも頻繁に捕まっていたから(*ほとんどが車線義務違反)、当たり前に逃げていた。しかし、今考えると(当時は若かったな)と思う。ケーサツに逆らってロクなことは無い。素直に従った方が良いと、最近では思うようになった。

以上が注意点となる。

ちなみに、タイにはバイタクというシステムがあるが、これも基本的にはやめた方が良い。危ない運転をする輩が多いし、ひっくり返っているバイクをよく見かけるからだ。特に女性は顔などに怪我をすると取り返しがつかない場合が多いから気を付けよう。

以上、本日は

「便利なものにはリスクもある」というお話でした。


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