そもそも高級リゾートに相応しい人間かどうかが問題なのだ
バンコクに四年程住んで移転を考えた時、いくつかの都市が候補に挙がった。とにかくタイという国に興味津々だった(今でも)ので、それまでにいろんな所を小旅行して廻ったし、「どこも大差ない」という件については重々承知の上である。
そう。この国はどの地域に行っても中心地の町並みや景色は基本的にほとんど変わらないし、例えばニッポンのように「そこでしか食べられないご当地グルメ」みたいなモノもあまりないことが、各地を旅するうちに段々分かってくる。そんな中で特別にバンコクが大都会なだけなのだ。
では、どこに?
具体的にはチェンマイ、ウドンタニ、パタヤであり、いずれも何度か行ってみて「ここなら住めるな」と感じた街である。プーケットは一番最初の旅行で数日滞在したが、サーファーでもない私にとってさほど魅力はなく、「海やビーチがキレイ」という以外は「空港までのアクセスが悪い」印象が強かった。実際に住むことになったパタヤとその点は一緒だが(ドンムアンまでは三時間も掛かる)、他にどんな違いがあるのかを考えつつ、今回プーケット島を訪れてみた。
「島」とはいっても正確には地続きであるから物資をいちいちボートに積んで運ぶわけではない。それなのに何故「物価」が高いのか。例えばスキー場などの特殊な場所でなら「物理的」価格アップにも納得できる。しかし、ただ単に「高級リゾート地」だから、というだけで他の地域と同じモノが数十バーツ高いのはどーにも気分がよろしくない。それはもちろん私がタイ在住者だから特に感じることでもあるが、同時に「高級リゾート」に相応しくない人間、とも言えるだろう。だからこそ「低級リゾート」パタヤの方が居心地良く感じるのである。
ちなみに、どんなごはん屋さんでも通常100THB前後のタイ料理メニュウがほとんど150THBという数字で見事に統一されており、例えば某「スタバ」のアメリカーノは115、130、145THBと空港内と同額で通常店よりも35THBも高い。貧乏性の私は空港の某「スタバ」など一切利用したことはないし、深夜にバングラ通りの同店でコーヒーを飲もうと思って入店し、価格を見て愕然とした次第である。
(パタヤならビーチ沿いでも<ショート>の価格で<クランデ>が飲めるぞ!)。
実はこれが最も大きな違いであり、それ以外は大した差などないのだった。では、一通りご紹介しよう。
今回初めて乗った某「オリエントタイエアラインズ」の機体はムッチリボディーで席は二列、四列、二列。行きは四列の真ん中で左右いずれも大柄。ややしんどかった。
男子三名の旅行だったので最も賑やかなパトンビーチに宿を取る(セカンドロード沿いの某「Tony Resort」)。建物はやや古めだが、まあまあ大きなプールとバスタブ付きで一人1850THB(二泊)ならさほど高くはないかな。午後四時前にホテル到着。近所で軽くごはんの後プールでまったり。
ビーチに向かうもっとも賑やかな「バングラロード」はプーケットの「WS」。クラブやバーなどはここに密集している。夜歩行者天国になるのも一緒だ。
コヨーテ嬢やオカマちゃんも元気に踊る。雰囲気に遜色はないが、55バーは数軒しかない。
ただ、「クラブ」の数はこっちの方が多いかも。そして集客もスゴかった。某「Hollywood」はエントランスフィー300THBで1ドリンク付き。朝六時までオープン。
某「Banana club」は二時終了とおとなしい。エントランスフィー200THB(1drink)。
そして、最もメジャーな某「Tiger」は数年前火事で全焼(今でも焼け跡が残る)。その後向かい側に移動し、やはり集客力はスゴイ。エントランス300THB(1drink)で朝五時まで営業。
「コロナビール」は何と300THB!他のビールも220THBとやはりやや高め(*バンコクと同等?)。
某「Tiger」で捕まった女子に某「Taipan」へ連れて行かれる。個人的にはここが一番好き。DJの選曲と音が一番良い。しかもエントランスフリイなのだ。そして、入り口で「Free Shooter」チケットを配っている。つまり、ビールを買うとテキーラなどのショットが一杯無料なのだ。これでテンションがアガるワケだね。結局、朝六時に終了するまでずっと踊っていたが最後まで「パンパン」だった。新年だけあって集客がスゴい。おそらく地方から来ている「出稼ぎ嬢」も多いはず。
「クラブ」に関しては、正直パタヤよりも盛り上がっている感じがした。おそらく客の金払いも良いからだろうね。
ちょっと出掛けるので、続きは後ほど。
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