イタリアの電化製品が全て火を噴くとは限らないにせよ
「マイチャンペンカー(32222232、必要ないです)」
いやいやいやいや。それを決めるのは君ぢゃなくてオレやろ!
と、心の中でツッコみつつも思わず笑ってしまう。
相手はパタヤ市役所窓口の女子であり、もうすっかり慣れたにせよお役所の人間までいい加減なのだから実際参ってしまうワケだが。
実はちょっと混乱している。
いつまでもコンドーの話で申し訳ないけれど、頭を整理する為に文章にする必要があるのだ。
セールスマネージャーに言われるがまま書類(権利書?)を持ってパタヤ市役所へ。案の定たらい回しにされた結果(役所とはそーいう場所だ)本館二階の窓口に辿り着き、例のごとく電話を受付女子に替わって説明してもらうと、彼女の答えはこうだった。
「コレ(紺色のノート)はタイ人用で、外国人のあなたは本来黄色の本なんだけど別に替える必要はないわよ。念の為必要書類ね」。
渡されたコピイ用紙には、一年ヴィザだとか在留証明書だとかいろいろと英語とタイ語で箇条書きにされていてそれを見ただけで確かに面倒くさそうではある。しかし、外国人名義ならばその「黄色の本」が、やはり必要なのではないか。
いや、ちょっと待てよ。
てことは何だ?私の購入したコンドーはタイ人割当ての部屋なのか?よーするに「販売されたコンドミニアムの51%以上はタイ人が買わねばならない」という例のややこしい法律でいうところのアレである。
あ!だから本国からの送金証明が必要なかったのか!!あの魔法の紙にはその説明が書いてあったってこと?でなければ、私の受け取った権利書的なノートは最初から黄色だったはずではないか。
そして、もし外国人名義にしたければ自分で役所に行って手続きして来いと。但しそこにはもうひとつのハードルがあるぞ、というワケか。
しかし、ここでひとつ疑問が沸く。転売する場合の相手の国籍はいったいどーなるのだ?
①タイ人名義の物件はタイ人にしか売れず、同じく外国人名義物件は外国人にしか売れない。
②タイ人名義の物件はタイ人にしか売れないが、外国人名義の物件はタイ人外国人どちらにも売れる。
③タイ人名義外国人名義いずれの物件も売る相手の国籍は問わない。
このうちどれが正解なのか現時点で私は知らない。
試しに受付嬢に尋ねてみる。
「もし、このままの紺色の権利書でも外国人に売ることはできる?」
「は?そんなのだいじょーぶでしょ」
「ぢゃあ、もし黄色に替えたとしてタイ人にも売れるの?」
「だいじょーぶでしょ」
まったくアテにならない。
ちなみに、私が購入したコンドーはほとんどがタイ人所有であり、あとは僅かの西洋人ロシア人中国人とニッポン人は私だけらしい。つまり、「タイ人名義51%以上」という条件は楽々クリアしているので別にどっちでもいいのだろうか。とにかく、売るならタイ人に売りたいので(可能性が高い)「外国人にしか売れない」というのでは困ってしまう。
しかし、よく聞くのはタイ人購入者比率が少ない物件においてタイ人名義枠を購入する場合「タイで法人を立ち上げた体で法人名義で購入」という裏技があるという話。その前提は「外国人はタイ人枠の部屋を買えない」となり、フツーに考えれば当たり前だ。
いったいどーなっているのだ。よく分からないのでセールスマネージャーに聞いてみるが、私のタイ語&英語スキルで細かい部分まで理解できるかどうかは謎である。
さて、今日セールスオフィスを訪ねる目的は別件で、内装の打ち合わせだ。
先日、キッチンに取り付けるIHヒーターと換気扇とシンクを購入して既に部屋に置いてあるのだが、あと決める必要があるのは天板の素材と色のみ。電子レンヂとオーヴントースターを嵌め込んでもらう依頼をして、用事は終了。
心配なのはIH及び換気扇がイタリア製である件。某「MEX」という聞いたことないブランドだ。某「BOSCH」社なら知っているし、ドイツならまだしも機械物に関してイタリア産というのは如何なものか。だって、たまにニッポンの高速道路で燃えるフェラーリランボルギーニのイメージしかないのだから。
しかし、家電と違って何故かキッチン廻りはチョイスの幅がヒジョーに少なくほぼ一択だったので仕方がない。しかもIHと換気扇のセットで9900THBというお値打ちセールをやっていたのだ。シンクはともかくIHヒーターはコワイなあ。燃えなければ良いのだけれど……。
そんな感じで、まだまだ謎が多過ぎるタイのコンドミニアム。
物語は、もうしばらく
続きそうな気配なのだ。
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