色で例えるならば、やはり青なのだろうなと思うその気持ち
2015/12/13
はあ…。
息吐けば、出るは溜め息ばかりなり。
もちろん女子の気持ちなどキッチリ分かるワケではないが、過去に相手をして来た経験から察するにおそらく生理の時ってこんな風なのではなかろうか。心も体も重くて覇気がなく常にイライラしている感じ。理由はよく分からないけれど、自分ではどーしようもないそんな状況が男子にだってあるのだ。
他の人は知らないが少なくとも私にはあって、ニッポンに住んでいる当時は結構頻繁だった。タイに移住してストレスが減ってからはあまり意識しなくなったにせよ、それでもたまにやって来る。何もする気が起こらず思考はかなりネガティヴなのである。
この文章をどこに書くか悩んだ末、結局ここに決めた。パタヤとはほぼ関係ないけれども、最もオフィシャルな場で今の正直な気持ちを吐露すべきだと思ったのだった。
しかし、どちらかと言えば愚痴の類いであり、有益な情報を求めておられる読者諸氏については読み進めることをオススメはしない。
遡れば四日程前になるだろうか。
その二日前、つまり26日の木曜日夜に、カンボジアに単身赴任したニッポンの古くからの知人と久しぶりに会った。バイクにはねられて結構な怪我(骨折含む)をした彼は意思の疎通が図れるバンコクの病院に通っており、相当忙しい中、私に会いたいとわざわざ時間を取ってくれたのだ。26日の夜及び28日にも体があきそうとのことで、30日にバンコクで仕事の予定があった私は、一度パタヤに戻るか否か悩んだ末、結局そのまま四泊することにしたのだった。
しかし、結果的に28日はその知人と会えなかった。もちろん彼を責める気持ちなど一切なく、私と違って多忙な彼と一晩だけでも楽しく過ごせたことをむしろ喜ばしく思った。ただ、相手が男子だとは言え心の中に「フラレた感」が若干残った件をまったく否定はできない。
現状バンコクの夜にまったく魅力を感じられない私は28、29日をアソークのバーでF1アブダビGPを観て過ごし、同時にやっているサッカーの為音のないレースに不満を感じつつも終わったらその足でホテルに戻った。
30日の仕事は滞りなく終了。やはりニッポンの知人が新しく始めたビジネスは順調な様子で、多少なりともお役に立てているなら私としても喜ばしい限りである。但し、取引相手である現地タイ人との意思疎通には常に問題を抱えており、全てがスムーズというワケには当然いかないが。
某「ソンブーンシーフード」でたらふくご馳走になり、その足でパタヤに戻った。
翌日、注文してあったベッドと鏡とテーブルが午後三時に部屋に届く予定だったので、早めに行って某「IKEA」のベッドサイドテーブルを作りつつ待機していた。
(フツーのオトコノコならこーいうのを作るのは楽しい作業なのだろうな)と思いつつ、個人的にはただ面倒なだけ。しかし、某社の商品は良くできていてテンションが低かろうが時間さえ掛ければちゃんと完成するのだった。途中で先方から電話が入り、午後三時の時点で「今からラマ9を出ます」とのこと。結果的には一時間四十分遅れだ。やることがなくボンヤリとして待っていたらようやく到着。そして、あろうことか手違いでテーブルが積まれていないのだった。
ま、この手のことは日常茶飯事だし、いちいち反応していたらタイでは生きていけない。しかし、今住んでいる部屋を出る期限は迫っており(*間もなく新たな家賃が発生)、内装業者の作業は比較的順調だが細かい点に不満は当然あり、おまけにディヴェロッパーの内装の仕上げもなかなか終わらない。そしてベッドは来たものの、マットレスはすぐ近くの家具店で買ったにもかかわらずいつ到着するのかの返事がなかなかない。しびれを切らして店舗を訪ねたら、担当者は既に辞めており、店側は事情をまったく把握していなかった。辞めた本人は電話に出たし「対応して折り返し連絡する」と言っていたのにこの始末だ。
予定から八ヶ月も待たされてようやく完成したコンドミニアムに、引っ越す段階になってまたここまで苦労するとは想像していなかった。しかし、ひとつひとつの事象を鑑みればどれもこれも大した話ではない。私がもっと「ドン」と構えていれば良いのだが、おそらく精神的余裕がないのだろう。
考えてみれば、現在メインで進めている仕事は完全に暗礁に乗り上げている。充分予測される事態だったにせよ、自分はできる限りのことを精一杯やっているのに物事が上手く運ばないと気持ち的にはちょっとキツい。
一方で、少し前から好きな女子の反応が悪い。日常のメッセージのやり取りがマンネリ化してきて正直飽きている部分もあるが、彼女に会う為わざわざ年末年始に一時帰国するに当たり、ここへ来てのテンションのアガらなさ加減には自分でもビックリだ。
このように、それぞれのズレはちょっとづつなのかもしれないけれど、いろんなことが全てにおいてここまで思い通りに運ばなくなるとさすがにしんどい。
こーいう時はいったいどーすれば良いのか。
何かちょっとしたキッカケで、全てが好転し始めることだってあるだろう。
ボジティヴなニュースがひとつだけあるとすれば、友達が昔世話をしていたヴェトナム人が祖国に戻って成功しているらしく、ニッポン人の援助を求めているらしい。場所は首都ハノイで、ホーチミンに比べるとまだまだビジネスチャンスがあるという。彼はニッポン語がペラペラで読み書きもできる。会ってみないと分からないが、ひょっとしたら興味深い話になる可能性もあるし、タイでの仕事には限界を感じていたからひょっとしたら良いタイミングなのかもしれない。
とにかく、文章にしてみたら少しは冷静になれたし、溜め息ばかりの理由もなんとなくは分かった。
運悪く最後まで読んでしまった方はきっとつまらなかっただろうが、たまには勘弁してもらいたい。
え?いつもつまらない?
大変失礼いたしました。
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