好きなコにつれなくされる気持ち
2020/08/17
変な夢を見た。
巨大フェリーをシージャックしている。単独犯で銃などの武器を持っていないにも関わらず、タイ人船長は私の言うことを素直に聞き進路変更をする。やり取りは何故か日本語だ。
「政府が要求を聞き入れるまで港には戻らないぞ!」
「要求とはいったい何ですか?」
「私の永住権だ。永住権をよこせとタイ政府に伝えろ!」
「えーー!そんな〜」
まるでコントであるが本人はいたって真剣なのだ。
いきなり場面は変わりロットゥーらしき車に乗っている。広々とした車内は豪華な内装でベッドのようなシートに寝転んでいる。隣りの席には若いタイガール。目的地はおそらくカンボジア国境であり、三人の日本人男子が次々と話し掛けてくる。内容は憶えていないけれど、私はそれを鬱陶しいと感じている。そのうちひとりが若いおにーさんで彼のことが特に疎ましい。必死に眠ろうとするが寝られない。(何とか寝なくては)と寝返りをうっているうちに目が醒めた。
昨日寝る前にブログに書いたヴィザのことがそのまま夢に出て来たワケで、タイに居られなくなることをよほど恐怖に感じているに違いない。
それにしてもヴィザについて考える度に何だか悲しくなる。大好きなこの国から拒絶されているような寂しい気持ちになるのだ。気に入ってアプローチしている女のコが振り向いてくれないみたいな感じ。
昔はまだ良かった。
私がタイに移住した当初は規則がユルく、ヴィザランも観光ヴィザのダブルも回数に決まりがなかったからさほど苦労はなかったのだ。
しかし、インラック政権辺りから徐々に厳しくなり、陸路での入国が15日になったり観光ヴィザの枚数が制限されるように。その頃私はもっぱらED(エデュケーション)ヴィザに頼っていた。当初二年くらいは真面目に語学学校に通っていたけれど、最終的にはフェイク、つまり学校に通っている体でヴィザだけもらっていたワケだ。費用は年間一万五千バーツ程度で結局は割安であり、ノンイミグラントだから免許の更新もオッケーでとても便利だった。
ところが、クーデターが起こり軍事政権になってから一気に状況が変わる。不良外国人排除の方針が鮮明になったのである。ノーヴィザでの陸路の国境跨ぎが規制され、EDヴィザのフェイクも認められずイミグレ係官による出席簿のチェックが行われるようになってしまった。
ディスコの営業時間や年齢制限も相当厳しくなり無許可のアングラ店の摘発が相次いだ。タンクトップショートパンツビーチサンダル姿でキャーキャー言いながらお立ち台で踊る十代半ばのタイガールの姿も見られなくなり、かくして私にとって本当の意味での「楽園」はいよいよ終焉となった。
近隣諸国への移住も検討してきた。
例えばマレーシアの日本人ヴィザなし滞在期間は90日間。ごはんはおいしいし物価もさほど高くない。気候も良い。クアラルンプールは街もキレイ。「住めるか否か」と問われれば住める。しかし、やはりムスリム国だから(アルコール禁止)夜の街が今ひとつ盛り上がらないのが残念。
インドネシアも悪くない。長期滞在の場合はよく分からないけれど、観光の場合アライヴァルヴィザが免除されるようになったと聞く。ごはんはおいしし物価も安い。気候は良い。女子も可愛い。しかしジャカルタは人口密度が高過ぎて恐ろしい大渋滞はバンコク以上と思われる。住むならバリ島だろうね。テレマカシ。サマサマ。そしてやはりムスリム国である。
最近はカンボジアも良いと聞くが、未調査である。タイに似ていてまだまだ洗練されていない国というイメージがあるが如何だろう。ただ、大統領の独裁色が強く今後に不安を抱える。
ヴェトナム……。
う〜ん。なんだかんだ言ってやっぱりタイが一番だなあ。特にパタヤが。
だからこそフラレたくはない。
お願いだから拒絶しないでね。
関連記事
-
本当に泣きたいのはこっちなんだけど
(コレ、わざとだったらスゴいよなあ)。 かなり広いレストランだが、時間が遅くて客 …
-
桁違いのお金持ちはやはりやっていることがスゴかった
現状のヴェトナムにおいてお金持ちとは基本的に元々の大地主、というか地権者が多いと …
-
大して驚くような事件でもないが
涼しくなったなあ。 先週辺りから基本毎日雨で、タイのようにスコールではなく小雨が …
-
寒くなると一気に恋しくなる常夏の楽園
「さむっっ!」 ここ一週間ほどで急に寒くなり、口に出しても仕方がないと分かってい …
-
工業団地も分からないの?(フンッ)と、鼻で笑われて
(しまった!)と思った時にはもう遅い。 迂闊だった。明らかに自分のミスである。 …
-
ヴェトナムの食生活は本当にニッポン人の口に合うのか
タイ王国に何かがあった時のことを考えて、近隣諸国を訪れる場合基本的にはその地に住 …
-
ソンクラーン完全引き蘢り決定のお知らせ
(ああ。これでソンクラーンは完全引き蘢り決定だな)。 悩みに悩んだ末ついに決断を …
-
爆発なんてよくあることだとしても
「しまったな」 「エラワン爆破事件」は朝刊の紙面で知った。 遠く離れたニッポンで …
-
騒がしくて低い国にまたやって来た
「寒っ!」 新しくできてまだ一年のノイバイ国際空港新ターミナルを出てすぐ肌寒さに …
-
個人的興味対象のゲーム&それらに絡む女子達について
今日のテーマはゲームについて。 人生広く浅く生きて来た私は、子どもの頃から今に至 …
Comment
ベトナムに住んでいましたよね?
タイよりも物価安くて、女だって調達可能だし、ご飯も美味しいですよね?
ビザだって3ヶ月のビザとれますし、ベトナムの何がダメだったのですか?
どうして、タイ > ベトナムなんでしょうか?
ベトナムに住むデメリットの記事がないので気になります。
はい。一年半程住んでいました。
ダメではありません。勝負を賭けて移住したハノイで失敗し、タイに戻って来た経緯があるので個人的に印象が悪いだけの話です。
当時の記事をお読みいただければご理解いただけると思いますが、色々苦労したこともあり自虐ネタとして敢えて説明はしませんでした。
日本人はヴィザもさほど取りにくくないはずですし、食べ物はおいしいし物価は安いし女子はキレイだし、住むには何の問題もないでしょう。
ただ、ハノイは街全体がほこりっぽいですし冬は結構寒いので、気候や環境的には南部のホーチミンの方が良いかもですね。
あと、デメリットとしてはやはり社会主義国としての窮屈さを感じました。交通ケーサツ官(公安)の横暴さもヒドかったですが、運転さえしなければ関係ありません。
目的によって変わってきますが、のんびり暮らすならヴェトナムも良いところだと思いますよ。ビジネス目的だと大変な部分があるかもしれません。
付け加えて言うならば、風俗系の女子のレヴェルは高かったですね。サーヴィスはともかくルックスは日本人の好みに合うのではないかと。
また、いろいろな面で今後さらなる発展が期待できるという意味では東南アジア随一の国ではないでしょうか。
何年後かに旅行で訪れて、街の様子を見てみたいと思っています。