スーパーマーケットがいかに重要であるか
旅先でホテル等宿泊施設にチェックインして落ち着いた後、あなたは何をするだろうか。
フツーは目的の観光スポットに向かったり、とりあえず近所を散歩して腹ごしらえをしたりするのかな。
私もまず付近の散歩に出掛けるが、真っ先に探すのはスーパーマーケットだ。
その国の物価水準を知る手っ取り早い方法であり、それよりも何よりもスーパーが大好きなのである。
昨日も書いたが、住むことを想定すれば生活に最も密着する場所でもあり、現実にパタヤでは少なくとも二日に一度は訪れて部屋以外で一番長い時間を過ごしているし、Big-C、同EXTRA、TOPS MARKET、BEST SUPERMARKET(*最近TESCO LOTUSには行かない)を巡り同一商品の最安値を求めてひたすらウロウロするのが楽しくもあるワケで。
前回ホーチミンではゲストハウスから徒歩十分程で発見し、日常生活品の値段がタイより少し安い件や輸入物を含め酒類が安価な件を確認しつつ軽く一時間以上を過ごしたものだ。
ところが、ここハノイでは未だにスーパーマーケットを見掛けていないし、現地案内人には当初から「イオンモールに連れて行け」と再三伝えているにも関わらず未だ適わないのであった。
コンビニエンスストアや雑貨店などは点在しているしおおよその物価相場も把握はした。しかし、やはりあの巨大な陳列棚にうずたかく積まれた商品群に囲まれた中でひとつひとつを手に取りひっくり返して原産国や生産地や価格などをチェックをするあの楽しみをどーしても味わいたい。
ちなみに手っ取り早く現地の物価水準を知るにはペットボトルのミネラルクォーターもしくはコカコーラであろう。
と、ここまで書いたところでお迎えが来てようやくイオンモールに連れて行ってもらった。
運転手のM君も初めてというからオープンから四ヶ月経ったにも関わらずまだそこまで庶民には浸透していないのだろうか。木曜日お昼の時点で駐車場はガラガラ人はまばらで、少し拍子抜けしてしまった。
ニッポンでの「百均」はタイで「60(バーツ)均」ヴェトナムでは「40000(ドン)均」となり、本日のレートで¥212円。タイだと¥198でほぼ変わらない金額となる。つまり単純にニ倍だ。それでも「ニッポンの製品はレヴェルが高いから」と売れるワケで。例え「made in Chaina」だとしても。
M君と共に三階のフードフロアまで上がってとりあえずお昼ご飯。
驚いたのはニッポン資本のレストランの少なさ。おそらくアジアを席巻している讃岐うどんの某「丸亀製麺」はあるだろうと思ったら某「牛角」某「大山らーめん」のニ店舗のみ(*明らかに分かるのは)。
某「KICHI-KICHI」はタイの某「Shabushi」のパクリの回転一人鍋の店で、回転寿司の某「SUSHI KEI」もやはりヴェトナム資本であろう。
悩んだ挙げ句ハンバーグ&チキンステーキの鉄板焼き屋さんにする。某「ペッパーランチ」的店であり、地元の豚肉鶏肉及び白米の味を確かめたかったのだ。
ハンバーグはごくごくフツー。鶏肉はプリプリしてウマかった。
そして白米。コレがかなりイケる。タイの韓国料理店でありがちな「現地(長粒種インディカ)米&ジャポニカ(もしくは餅)米ミックス」のパターンで、見る限り「8:2」程度の割合だろうか。もっちりした食感でニッポン人が食べても許せる範囲なのだ。
「ヴェトナムの米ウマいぢゃん!」と、お世辞抜きでM君に言うと「いや、コレはかなり(値段の)高いお米使ってると思います」とのこと。まあ、確かに長粒種でもいいモノはウマいからねえ。タイ米よりもパサパサ感が少ないように思ったのは気のせいだろうか。
そして、ヴェトナム人の彼と別れいよいよメインのスーパーマーケットへ向かうと否応無しにテンションはアがる。
まず驚いたのは野菜の安さである。タイでは葉物を始め野菜が案外高いのだが、ヴェトナムはかなり安い。大振りのキャベツが8500ドン、つまり45円だからその差が分かるだろう。あとはレタスや香草も相当安い。
そして、野菜が安ければ当然サラダバーもお値打ち。100gで5990ドン。てことは32円でありタイのBig-Cの半値ではないか。
あとは酒類。フランス産のワインが1000円ならばニッポンとさほど変わらない。
何故かウィスキイはさほど変わらないがビールワインスピリッツはタイの約半分、その他の食材もトータル的には7〜8掛けといった感じ。
この時点で既に「住めるかもしれないな」と思うのであった。
そして今日。
タイ資本のスーパーマーケット某「Big-C」を訪れて更に細かくいろんなことが判明。
やや郊外にあるイオンと違って、街中にある同店は客の数がスゴい。
セキュリティーがかなり厳しいのは国のレヴェルを如実に表しているかも。
ワインチーズチョコレートなど、とりあえずタイよりも安いモノを買ってみる。某「KIT CUT」はマレーシア産。ワインとカシューナッツは現地産だ。
サントリーウーロン茶の500mlボトルがなんと42円。但し、一種類だけだったのでシュガーフリイだと思って購入したらかなり甘くて参ったが。
結論を言えば、食材に関してはヒジョーに成績優秀なヴェトナム。自炊すればおそらく相当な金額を節約できる。
その他の条件はまた次回検証してみたいと思うけれど、
現時点でかなり印象が良いことだけは間違いないのだ。
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