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タイ語上達への道③日本語では使わない母音の発声について

   



過去二回は導入部として基本中の基本について説明した為、ヒジョーに理屈っぽい内容となってしまった。なので、ここまで辿り着いただけで皆様のやる気が伝わってくる。
ただ、このシリーズの趣旨はあくまでも「もう少しタイ語を上手に話せるようになりたい」という方々に向けてということ。できればもっと分かりやすくいきたい。なので、理屈っぽい内容は今回で最後にしよう。次回以降はより具体的な話をするので、もう少しだけ我慢して欲しい。

ちなみに、「本格的にタイ語を勉強したい」という方の教材としてはYouTubeが良いのでは?と。私がこの記事を書く際に参考にしているチャンネルがあるのでご紹介しておく。詳しく知りたい場合は並行してこちらをご覧になるとよりスピーディーかと。動画を作られている方はまだお若いニッポン女子ですが、発音がヒジョーに素晴らしくほぼほぼネイティヴに近いくらい。私が知る限り他を圧倒している。しかも内容がとても分かりやすい。なのでとても参考になる(*あくまでも個人の感想です)。
↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCkXasH-YtSPdDUbOeevnDUg

で、今回のテーマについての参考動画はこちら。


声調、末子音という重大要件を経て、次に来るのが<母音>である。言語を発音するのにとても大切な基本中の基本ということは言うまでもない。
日本語はとてもシンプルで「あ」「い」「う」「え」「お」の五種類。タイ語の場合これが9種類となる。長母音とか二重母音というものもあるけれど、そんなのはハッキリ言ってどーでも良い。重要なのは「日本語にない母音の発声」ができるか否かである。
というワケで、ここでは日本語にない発生方法のみをフォーカスしていく。
単純な話をすれば「う」が三種類、「え」と「お」がそれぞれ二種類ある。つまり「あ」と「い」については何も意識しなくて良いということ。ではいってみよう!

「う」①<口を横に広げて発声する「う」>*ローマ字表記は「m」をひっくり返したモノとなるが、ここでは「w」と表記。
音としては「う」に聞こえるが、唇の形が違うだけでかなり変わる。
・唇を「い」の形にする
・発声は「う」のまま
EX :「クン、khwn(Ⅲ、上がる、上げる)」、「プン(グ)、pwng(Ⅲ、蜂)」、「プアン、phwan(Ⅲ、友達)」

「う」②<口を半開きにして発声する「う」>*ローマ字表記は「e」をひっくり返したモノとなるが、ここでは「ue」と表記。
日本人にとってはこれが最も難解と思われ、これについては私自身も相当練習した記憶がある。発音してみると「お」と「う」が混ざっているように聞こえる。
・呆然とした時の表情のように口を開ける
・発声は基本的には「う」だが「お」の音も少しだけ入る感じ?
EX:「クーイ、khuei(Ⅰ、〜したことがある)」、「ヌーイ、nuei(Ⅰ、バター)」、「ヌアイ、nueai(Ⅱ、疲れる)」

「う」③<口を窄めて発声する「う」>*ローマ字表記は「u」。
日本語の「う」に近いが、上二つと区別する為より極端に。音はフツーに「う」である。
・唇を前に突き出すイメージで
・発声は「う」のまま
EX :「クン(グ)、khung(Ⅲ、エビ)」、「チュウ、chuu(Ⅲ、名前)」「サヌック、sanuk(Ⅰ Ⅱ、楽しい)」

「え」①<口を狭く開けて発音する「え」>*ローマ字表記は「e」。
日本語の「え」と同じ。フツーに「え」と聞こえる。
・口を少しだけ開ける
・発声は「え」のまま
EX:「レウ、rew(Ⅰ、早く)」、「レン、len(Ⅲ、遊ぶ)」、「デック、dek(Ⅱ、子供)」

「え」②<口を大きく開けて発音する「え」>*ローマ字表記は「3」をひっくり返したモノとなるが、ここでは「3」と表記。
日本語にはないので慣れないと発音しづらいが練習あるのみ。「あ」と「え」が混ざったような音に聞こえる。ローマ字表記が読みにくいけれど、他に方法を思いつかないので現状はこれでいくしかない。
・口を「あ」の形にする(少し大きめの意識)
・発声は「え」のまま
EX:「テーウ、t33w(Ⅴ、列、行)」、「ケープ、k33p(Ⅲ、狭い)」、「メーウ、m33w(Ⅰ、猫)」

「お」①<口を大きめに開けて発声する「お」>*ローマ字表記は「c」をひっくり返したモノとなるが、ここでは敢えて「c」と表記。
タイ語では基本の「お」。つまり基本はこちらということになる。音としては「お」と「あ」が混ざって聞こえる。
・口を「あ」の形にする
・「お」と発声する
EX:「ポー、phcc(Ⅲ、父)」、「モー、mcc(Ⅴ、医者)」「チョープ、chccp(Ⅲ、好き)」

「お」②<口を丸く窄めて発音する「お」>*ローマ字表記は「o」。
日本語の「お」と同じ。フツーに「お」と聞こえる。
・口を窄める
・「お」と発音する
EX:「ローン(グ)レーム、roongreem(Ⅰ Ⅰ、ホテル)」、「チョーク、chook(Ⅲ、運)」「コートー(トゥ)、khccthoot(Ⅴ Ⅲ、ごめんんなさい)」

以上、「う」「え」「お」の違いをよく理解した上で、違いが分かるよう発声することを心掛けること。これができるようになればもう大丈夫です♪
ローマ字表記がややこしくなってしまう件につきましては、区別する為の苦肉の策なので何卒ご容赦下さいませ。
特に「う」の三種類については違いがハッキリと分かるよう発音せねばなりません。とにかく練習あるのみです。



また、重要なのはローマ字表記もしくはタイ語表記でまずはその単語の発音がどれか?を区別する必要があるワケですが、辞書などならローマ字表記でオッケー。タイ文字の場合は前出のYouTube動画を参考にしていただければ良いか、と思います。

次回からは発展編なので、まずは基礎をしっかりと理解して下さい。

「suu suu na khrap(Ⅲ Ⅲ Ⅳ Ⅳ頑張って下さい)!」


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