P.R.Iパタヤ総合研究所

タイのリゾートパタヤの総合情報サイト。ブログ記事がメインです。

*

結局旅の想い出はハプニングではなかろうか、とも思う

      2018/06/03

海外に知人が住んでいると、その国に旅行する際にはとても頼もしい存在となる。

十四年前にヨーロッパ巡りの一人旅をした時、オランダの地方都市アイントホーフェンに留学中(デザインアカデミー)の知り合いが居たので、まず最初に彼を訪ねて図々しくもアパートに泊めてもらった上で移動の起点として大きな荷物を置かせてもらったりもした。国内のアムステルダムロッテルダムを観光してからUK(ロンドン)→スペイン(バルセロナ)→イタリア(ミラノ、ローマ)→ベルギー(ブリュッセル)と四カ国を廻って再びオランダに戻るという行程の全19日間。結局彼の家には四、五日滞在したが、大学の友人達にわざわざ歓迎会から送別会までしてもらい良い想い出となった。その後立派なデザイナーとなったW君には今でもとても感謝している。

中国の深圳に住んでいたTちゃんを訪ねたこともあったな。一度目は知人と広州東莞ツアーに行った時に香港で落ち合い、二度目は一人旅で一週間ほど部屋に泊めてもらった。中国はタイ同様アメージングな国で、いきなりスリにあったりタクシーの運ちゃんに偽札を掴まされたりといったトラブルが想い出深い。やはり友人達に送別会をしてもらって、深圳チームがタイを訪れた際には逆に歓迎会をしたのだった。

彼らが居なかったら旅の内容はまったく違うものになっただろう。いや、そもそも旅行自体していなかったかもしれない。

そんな風に考えれば友人知人がタイを訪れる際に私を頼るのもよ〜く分かるし、積極的にアテンドするべきなのだろう。しかし、来タイする頻度があまりにも多過ぎて正直ゲンナリしていた時期もあった。特にパタヤに引っ越してからは、実際問題バンコクでのアテンドは結構な負担となるので仕方がない。ただ、仕事もせずフラフラしていることがバレている以上頼まれれば断るワケにもいかなかったのだ。

そして今回。
お世話になった人の依頼を受けて二度目のアテンドをしてきたワケだが、そんな事情を説明した上でギャラまでいただくからにはいい加減なことはできない。これでも根が真面目な私は結構真剣に「職務をまっとうしよう」と気合いを入れて臨んだ次第である。

主目的は六月に社員旅行で訪れる前に社長自らの下見第二弾。頑張って積み立てをして来た社員四人を引き連れてのタイツアーであり、いわゆる定番の観光地を巡りたいのだけれどオプショナルツアーの制約がイヤで、ある程度自由に行動したいとご希望。かと言って自分もタイは今回でまだ三度目なので、現地に詳しい日本人が居れば是非段取りと案内をして欲しい。もちろん事件や(深刻な)トラブルなくスムーズにコトが運ぶ為である。

事前に聞いていたのは①アユタヤ観光&エレファントキャンプ②水上マーケット見学③ワットポー&ワットアルン④ニューハーフショウというメニュウ。これを基に宿泊先とドライヴァー付きレンタカーとショウのチケットを予約して備えてあった。日程は三泊しかも最終日は朝6:50の便なのでかなりの駆け足となるが、ゲストは四十代前半の社長と三十代前半の友人の男子二人なので体力的には問題ないはず。調子に乗ってラチャダーの鉄道市場とウィークエンドマーケットも予定に加えてスケジュールを立ててみた。「しんどければ割愛」という前提だが。

結果的には予定通りすべて廻った。当然のごとく夜遊びも入れるとかなりヘヴィーだったけれども、旅程をざっと説明するとこういうことになる。

一日目:午後四時半スワンナプーム着→タクシーでホテル(スクムヴィット12)→B.T.Sで移動、夕食「MKゴールド」@サイアムパラゴン→B.T.S&ボートで「Asia Tique」ニューハーフショウ(21:00の回)→タクシーでタニヤ、カラオケ一軒&お持ち帰り→タクシーでホテル

二日目:午前九時ホテル出発。レンタカーで水上マーケット到着10:40→水上マーケット見学。12:00終了→途中某「セントラルワールド」内フードコートでランチ→14:30ワットポー到着→15:30ワットアルン見学終了→16:30ラチャダーの「エスプラネード」到着(レンタカー終了)→トゥクトゥク移動17:00フアイクアンの某「ソンブーンシーフード」にて夕食→タクシー移動18:30鉄道市場散策→タクシーで一旦ホテルに戻る→20:30トゥクトゥク移動でナナプラザ55バー見学(オブセッション、元レインボー4、現レインボー4)&持ち帰り→タクシーでホテル→23:00徒歩で「テーメーカフェ」へ→徒歩で持ち帰り

三日目:午前七時ホテル出発。タクシーでフアランポーン駅→国鉄でアユタヤ駅到着10:00→トゥクトゥクで遺跡二箇所&エレファントキャンプ→12:00アユタヤ駅構内レストランで昼食→13:30の電車でバンコクへ→15:00途中下車してタクシーでチャトゥチャックウィークエンドマーケット→M.R.Tでアソークへ戻り17:00からマッサージ(90分)→徒歩にて「TOPS SUPERMARKET」で買い物→19:00一旦ホテルに戻る→トゥクトゥク移動。トンローの「タリンプリン」で夕食→タクシーでソイカウボーイ着21:00(バカラ、クレイジーハウス)→トゥクトゥクでナナプラザに移動。レインボー4嬢と共に3Fへ→23:00タクシーで「テーメーカフェ」へ移動→1Fレストランで嬢と軽食→徒歩で持ち帰り

四日目:朝四時半ホテル出発。タクシーでスワンナプームへ→5:00過ぎにチェックイン。

二日目の夕方高速道路で大渋滞した時以外、移動はぼぼスムーズ。そういった意味合いで私の使命は果たしたと言えよう。「何しろ無駄を省きたい」というご要望だったので。

しかしながら、旅の想い出というモノは得てして「ハプニング」なのであり、あまりにもスムーズ過ぎてはそれぞれの出来事がインパクトに欠けてしまう恐れがある。では、その「演出」をいったいどーすれば良いか?というのが依頼を受けてから私が頭を悩ませた部分だった。特に、初タイの若者H君の記憶に刻まれる鮮烈な印象をどのように与えるべきか?

例えば辛いという以外さほど特徴のないタイ料理ではムリだろう。やはりココはひとつタイ最大のウリ(?)であるオカマちゃんに一肌脱いでいただこう。ということで、社長と示し合わせた上でナナプラザの有名55バー某「オブセッション」に訪れた。

「ここにはレディーボーイ専門店がたくさんあるけれど、ダンサーは全員改造前の竿付き。タイでは改造済みのレディーボーイは<女性>として扱われ、フツーの店にたくさん紛れ込んでいるから気を付けて!キレイなコほど怪しいからね!!」という情報を彼には前もって与えておく。で、最初にいかにもな化け物屋敷的オカマちゃんの店を通り過ぎておいてから某「オブセッション」へ。言わずと知れたかなりレヴェルの高いレディーボーイ専門店なので当然全員竿付きだ。しかし、一見女子と見紛うようなレヴェルの高いオカマちゃんもたくさんいる店なので、説明せずに連れて行くと気付かない人も結構多いのである。

もちろん怪しい。売り込みがメチャ激しいしチ○コガンガン触ってくるし声は野太いし背も高い。しかし、初めての55バーだと(こんなものなのか)と思ってしまうのかもしれない。つまり(たしかにオカマちゃんっぽいコが多いかなあ)と。

で、とりあえず他の店に二軒ほど行ってみて、「あのコはオカマちゃんっぽい」などのネタ振りをした後「やっぱり最初の店に戻ろうか」と誘って、社長は席に呼んだコをもちろん竿付きレディーボーイと知った上でペイバー。H君にも一人選ばせて無事ホテルまでショートで持ち帰ることに成功した。

後で聞くと、彼は内心(ひょっとして竿なしのレディーボーイかも?)と疑ったらしいが、まさか竿ありとは思わなかった、と言う。社長は社長で「せっかくタイに来たんだからこれくらいの経験はしておかないとね」と、ご満悦だった。

果たしてどれほどのインパクトがあったかは謎だけど、

良い想い出として心に刻まれることを祈るのみである。


タイ(海外生活・情報) ブログランキングへ

 - ブログ

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  関連記事

インスタ日記転載スタイル

皆様お元気ですか?私は恐ろしいほど元気です。ナゴヤで毎日遊び回ってます! という …

タイの口座残高がいよいよ厳しい数字になって来たぞ〜

前回パタヤでの約一週間自炊生活時、輸入食材を躊躇せずに購入し好きなものを食べる。 …

最近のバンコクの状況について憂う

「残念」を通り越して「怒り」もさらに通り越して何だか悲しい。 このままで本当にい …

刺激されたり削がれたりする創作意欲

レンタルサーバー会社から更新の通知が来て、あれから一年経ったことを知る。 先回は …

できることなら重婚して二人のマッサージ嬢を連れて戻りたい

「バオニィィィィィッヌンダイマイカップ(223333322322233、ちょーー …

ロマンティックをお金で買えるのならば

大晦日の夕方、駐在員の知人(現地法人社長)から連絡があって「海沿いの雰囲気の良い …

ライヴとブラと妄想で興奮する夜

サイトにて事前に紹介しなかったのはそれを知ったのが前日だったから。 某「BON …

まるでシュールストレミングのような過去の日記

夢が現実世界の何かを暗示することがひょっとするとあるかもしれない、というのが主な …

「ライバルが多過ぎるんだってば!」と、叫びたくなる気持ち

タイに行って来た。 もちろんパタヤにも寄ったので、このサイトの主旨からすればその …

2022年最後の夕陽はなかなか美しかった

続きである。 12月31日(土) 集合は8:30。人数が多いのでM氏にあらかじめ …