目が合った瞬間「ピンピン」とくるか否かの差は大きい

2022/06/03

「やっちまった！」

ギックリ腰である。

二週間ちょっと前、椅子から立ち上がろうとした瞬間「ピリッ」と痛みが走り、再び椅子に座ってしばらくジッとしていたものの腰の角度によってはとんでもない激痛であり、（これはただ事ではないぞ）と悟った。飲食店時代からヘルニア的な腰痛持ちであり、過去に何度もそのような症状にはなっている。しかし感覚としてはかなり酷く、治るにはしばらくかかりそうな気がした。

原因はあった。前日にパソコン入りのメッセンジャーバックを背負ったまま一日中ウロウロしており、長時間腰への負担をかけていたし、しかも肩に斜めがけなので上半身と下半身に捻れが生じていたのだろう。おそらくは。家に籠っていてはマズい。と、急に活動的になったのが仇になったカタチである。

部屋のベッドで楽な姿勢のまま二日ほど過ごす。ギックリ腰は基本安静にするしかないのだ。あまりの激痛でトイレに行くにも這うような態勢で一苦労するほどだった。三日目にはようやく何とか立ち上がれるようになり、BigCに買い物に行けた後、少しギャンブルだったけれどマッサージ店に行った。症状を説明したら痛み止めの薬をくれて、背中だけしっかり揉まれた。荒治療の場面もあったが幾分楽にはなって良かった。

その翌日は麻雀だったが、特に問題なかった。しかし、歩く時に背筋を伸ばすとまだ痛くて、若干腰を屈めた状態でないとスムーズに足を運べない。しばらくは騙し騙し大人しく過ごすしかなかった。今週になってようやく普通に歩けるようになったので、サウナやカフェ巡りのルーティンを再開し、昨日遂にディスコに行ってきたのだった。

リハビリのつもりで少し早く出掛け、バービア巡り。ゆっくりだけれどかなりの距離を歩いたにも関わらずカワイコちゃんは残念ながら見つからずじまい。その後55バー2軒に寄ってから午後11時過ぎに某「i-bar」へ。6月に入ってバーなどの営業ができるようになったからか、正面入り口が開いていてATK検査結果の提示も必要なくなった。店内はボチボチの集客。若い女子もチラホラ見掛けたし、そのうち何人かは相変わらず可愛らしいダンスを披露していた。

営業時間も伸びたようで少なくとも3時までは開いているみたいだった。しんどかったので私は3時前にギブアップして帰ったが、近くの某「PANDA」や「Society」はまだどんどん人が入っていたから、おそらく朝まで盛り上がるはずだ。パタヤの西洋人人口はかなり増えたし、ディスコに関してはどうやらコロナ前の状態に戻りつつあるのかもしれない。あと、55嬢情報によると韓国人御用達の有名店某「Hollywood」も営業再開したという。まだまだ集客は少ないらしいが。

ケータイのデータによると昨日から今朝にかけての歩数は約2万歩。おお。素晴らしい！踊っている間もカウントされているとしても最近ではなかった数字だ。朝起きたら腰にかなりの疲れを感じたけれど、例の突き刺すような痛みはだいぶ薄れてきた気がする。

いよいよ残り時間も少ない。日本に戻ったらまたしばらく来られないことは分かっているから、悔いなきように過ごさねばならぬ。そうだな。サウナとマッサージの回数をもっと増やそう。あと、もっとバービアにも飲みに行こう。例えカワイコちゃんなど滅多にいないとしてもだ。

それにしてもバービア巡りは疲れる。歩きながら数だけはやたらと多い大量のタイガールの中から自分好みのコを見付けるのはなかなか大変だし、多少好みから外れたとしてもある程度こちらに興味がないと話していてもつまらないから（＊個人の感想です）、目が合った時の印象が良くない場合は避けるようにしてる。私は昔から「ピンピン」と呼んでいるが、その瞬間お互いがある程度気に入ればハッキリと（どこかで）音が鳴る。もちろん話してみてからイメージは変わるとしても、第一印象で興味のあるなしは大きい。と、私は思うのだ。だから、こちらがジッと見つめた時の反応が良くなければ、仮に好みのタイプだとしてもやめておく。よほどのことがない限りは、だが。結果、ワケの分からないバービアのねーさんに捕まることはまずない。

そーなると、飲みに行くだけなら55バーの方がどちらかと言えば気ラクだ。基本燃費が悪いことは分かっているからお気に入りの相手を見つけようなどとは最初から思わないし、テキトーにあしらっておけば良いしそんなのは得意だし。そして、私の場合情報を得るとすれば遊び好きの55嬢の方が良い。バービアのコはディスコなどの夜遊びに疎いケースがほとんどなのだ。とは言え、仮に気に入って連れ出すとなると今時はペイバー1200THBとかほざきやがるから、その点はバービア（相場500THB）の方が断然値打ちである。

いずれにせよ、今回の滞在中に一人くらいはタイガールと仲良くなりたいものだ。昔と違って「ピンピン」となる率がかなり低くなっているとは言え、せめて努力だけはしようと、

腰をさすりながら

心に誓うのだった。

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