P.R.Iパタヤ総合研究所

タイ王国チョンブリ県パタヤ市及びその周辺においてのあくまでも個人的見解による研究、検証を元にした総合情報サイト。

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単調な生活を影で支えるのはトンデモナイ話

      2017/02/09

単調な日々が続く。

ただ、これには理由があって、現在のいわゆる「ハイ・シーズン」が在住者にとって必ずしも良いワケではなく、ある意味むしろ「ロー・シーズン」とも言えるからだ。もちろん、毎日心地良い風が吹き、過ごし易い気候的事象はあるにせよ、主役はあくまでも旅行者であるという厳然たる事実を顧みれば、比べて在住者の立場が「低い」のも当たり前の話ではないか。逆に言えば、雨季など観光客が少ない「ロー・シーズン」こそ我々の出番であり、「藁をも縋る」状況において需要は一気に増すのであった(*あくまでも外国人視点において)。

実際問題、新年になってから何度か遊びに行ってみたものの、案の定某「insomnia」を筆頭に「クラブ」でのアウェイ感が甚だしい。旅行で訪れたプーケットの方が断然楽しかったのは、ひょっとしてこちらの「自意識」の問題かもしれないけれど、人だけやたらと多い割にどーにもその場の雰囲気に溶け込めないのである。だから大体この時期はおとなしくしているのが通例で、当然のごとくとりたてて事件は起こらず、ブログネタも少ない。

では、つまらないかと言えばまったくそんなことはなく、根っからの怠け者にとって単調とはこの上ない魅力でもある。「寝る→起きる→食べる→DVD観賞」。この繰り返しがいったいどれほど幸せだろうか。しかし、それは当然「ネタ」が豊富にあってこそであり、Tちゃんからもらった三百枚近くの映像ソフトありきの話。ただ、誠に残念なのはその趣味のベクトルがあまりにも違い過ぎるという件。救いがあるとすれば、真逆であるから被りはしないという点だろうか。

そう。「洋画(主にアクションサスペンスホラーSFドキュメンタリー)好き」で邦画にほぼ興味のない私に対し、彼はどうやら「ドラマ好き」なようで、今回も主にニッポンの映画やTVドラマ及び海外ドラマ(シリーズ物)ばかりだった。そして、私のコレクションと被ったのはニコラスケイジ主演の洋画一枚きり。つまり、それだけ大量のDVDにも関わらず(古かろうが新しかろうが)全部「観たことのない作品」ってことであり、ある意味これはスゴイ価値とも言える(*別に文句を言っているワケではなく、趣味が違うのだからしょーがない)。

とりあえずマシだと思われる「海外ドラマ」から観始めるが、ツッコみどころ満載であり「なんぢゃこりゃ!」「えーウソ!マヂで?」と、いちいち目を疑うほど「メチャメチャ」なのである。

特にビビったのが「nip/tuck(マイアミ整形外科医)」というシリイズ。

共同でクリニックを運営する二人の中堅整形外科医が主役のドラマなのだが、次々と巻き起こる事件がトンデモナイ割にその対処法や解決策が実に「アッサリ」していて(簡単に終了)、次の回にはまるで何事もなかったかのように始まり、またまたトンデモナイ事件が起きる、という繰り返しなのだ。かと思えば過去の事件にまつわる話もちょくちょく出てきたりして、登場人物達の心臓の強さが尋常ぢゃない。あまりにも波瀾万丈過ぎて、エンターテインメントにもある種のリアリティーを求める私にとっては噴飯モノなのだが、我慢して観ているうちに段々とクセになってくる。

例えば、事情によって父親自ら包茎手術を施したばかりの十六才の息子が初めて付き合ったカノジョ(チアリーダー)が実はレズビアン。チームメイトの女子のことが好きで、「私と本当にヤりたいなら3Pしかない」と誘われコトに及ぶものの、鍵も掛けず自室でヤるから「アッ」という間に見つかり、あろうことか三人とそれぞれの両親皆で外科医の自宅に集いミーティング。娘がレズだと知らなかったカノジョの両親がその場で事実を明かされショックで退散し問題はうやむやに。数日後には息子と、(元)カノジョが好きだったもう一人の女のコがすでに付き合っており、実に「アッサリ」と解決してしまっているのである。

十六才のほぼ童貞の高校生がいきなり「3P」はまあ良いとして(それもスゴイが)、母親がフツーに帰ってくる時間に自宅でコトに及ぶのがそもそもおかしい(付き合っている二人のみならまだしも)。せめて両親が旅行中とか現実的ならばラヴホテル利用だろう。で、発見して怒った母親が全員を一斉に集めてミーティングがまたあり得ない。息子の父親(主人公)はカノジョがレズだと聞かされていたのだから、とりあえず「カノジョの両親はその事実を知っているのか?」と確認し、知らなければまずそこから対処するのが常識。そして、好かれている方の女子が例えノーマルだとしても、すぐに息子とすんなり付き合うのは道義的にもムリがある。チームワークが相当重要なチアリーダーの同僚なのだからひと揉めふた揉めは必至であり、その件だけで青春映画の一本はラクに撮れる内容だ。そこを一切すっ飛ばしてしまうのはあまりにもヒド過ぎないか。とまあ、ものの数十分でツッコみ倒しの内容なのだが、こんなトンデモナイ事件が「メインテーマ」ではなく、裏では更にエグい話が同時進行するという「メチャメチャ」ぶり。

「シーズン2」まで続いているからひょっとして本国では人気のドラマなのだろうか。だとしたらアメリカ人の懐の深さには恐れ入る。ただ、そんな風に独りで「ブツブツ」文句を言いながらも結局観てしまう。それは、自身の生活が単調であるが故、つい物語に感情移入しているから。などという大袈裟な理由ではなく、

ただ単にヒマだからである。

NIP/TUCK


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