P.R.Iパタヤ総合研究所

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タイ産コーヒードリップ一杯出しの魅力

      2023/07/21

インスタ映え必至の盛り付け可愛い系タイレストランでMちゃんとパワーランチ中、ひとつの案が浮上。

前日、チェンライ産のフルーツフレイヴァーのコーヒーをドリップして飲んでみて、香りどころかあれだけしっかりフルーツの風味まで味わえるなんてちょっと感激してしまった私。正直今まで知らなかった世界であり、ピピピピッとカラダのどこかで反応があった。

私がナゴヤでカフェという名の喫茶店を経営していた頃、つまり1999年〜2000年代前半は某スターバックスコーヒーの台頭によるエスプレッソ全盛の時代。イタリアを中心としたヨーロッパのカフェで日常的に提供されるスタイル、つまりマシンを使って短時間でギュッと抽出する濃厚コーヒーに砂糖をタップリ入れてサクッと飲む。もしくはお湯割にして飲む。あとはスチームミルクを乗せてカフェラテに。というヤツだ。
#カフェアメリカーノ という呼び方はエスプレッソのお湯割りスタイルを揶揄したものとされるが、我々の青春時代もドリップコーヒーをお湯で薄めるスタイルを「アメリカン」と呼んだし、アメリカ人がそれを屈辱と感じているかどーか定かではない。いずれにせよ、某スタバに代表されるいわゆる「シアトルスタイル」のコーヒーショップが世界を一気に席巻し始めた真っ只中にあり、当然の如く我々の店もそれを真似たワケだ(米国人の逆襲?)。

一宮のコーヒー豆店某 #エム・ジーコーヒー さんにワガママを言って、最高級のマシン #CIMBALI のシングルを協賛してもらい、私は一旦大阪南船場の #cafeFLEUR に修行に出た。実はこの大阪での経験が私のカフェ人生の原点であり、この話を知る人はごく少ない。 カウンターで日夜繰り広げられるボケとツッコミはカルチャーショックだったし、(ナゴヤの常識を変えてやろう)と、私なりの「フランク接客」を心掛ける発端だった。
だから実際コーヒーのことなんて何も知らないまま、豆をギュッと平らに詰めてマシンに嵌め込んでスイッチを押すだけ。私の仕事のメインはカウンターや客席で「ナゴヤの未来」について若者に夢を語ることだったのだ。「この街をもっと盛り上げる為に作ったハコだから」と、アーティストの展示会やミュージシャンのライヴやDJイヴェントに積極的に提供し続けた。家具や調度品含め店内を真っ白に統一したのは、「訪れる人達に色をつけてもらおう」という発想だったのである。ま、その辺りのことを語りだすとエモ過ぎて泣けてくるのでやめておこう。

すっかり話が逸れてしまったが、よーするにコーヒーそのものに興味があったワケではなく、ただ単に「皆が集うハコ」としてスタートした店だから、コーヒー豆のことなんて全く知らないし、味もメーカーさんに任せきり。現実問題エスプレッソの味なんて正直大差ないと思ったし、力を注ぐ対象ではなかった。だからこそ今、コーヒーにあらためて向き合った時、すごく新鮮な気持ちになれたのだ。

Mちゃん曰く最近はニッポンでもドリップが復活してきているらしく、アラビカ種の特徴である酸味の強い味も好まれ始めているとのこと。もしそれが本当ならば、対ニッポン人向けのコーヒー紹介ビジネスは今後ひょっとしたら成り立つ可能性を秘めているのでは?
間違いなく言えるのは
①「タイ産のコーヒー豆は少量ながら存在し、そのほとんどはチェンライチェンマイの山で収穫される」
②「ニッポン国内でコーヒー豆の生産は不可能」という事実。

実際、チェンマイを中心にタイ産のコーヒーが注目され始めたのはまだ最近の話で、ここへきてようやく認知されカタチが出来上がってきたところなのでは?と、私の目には見える。つまり、海外に向けて本格的に紹介していくのはこれからなのではなかろうか。考えてみれば、南米中米、またはヴェトナムと違いタイ国内のコーヒー豆生産量は絶対数が少な過ぎて比べるまでもないのは当然で、売り方としてはプレミアム感を前面に出して「希少で高価」なものとして打ち出していく他術はなかろう。つまり、ストレートコーヒー一杯出しの手法で、奥深い香りや味を楽しむのである。この「タイ産コーヒーテイスティングスタイル」を商品化してニッポンに紹介する。これがビジネスになるのではないか?という発想だ。

私にできることがあるとするならば、まずはタイ産コーヒーを飲みまくってドリップ手法を学ぶ。農園の人達とも親しくなって、具体的栽培方法や苦労する点などを勉強し、将来的には自分でファームを持つくらいの気持ちで取り組めば、タイ産のカフェマイスターになれるのかもしれない。
そーなれば、ニッポン人の興味ある人達に向けて紹介することができる。チェンマイのカフェでワークショップ、コーヒーファーム見学のオプショナルツアー開催、輸入についてのアドヴァイス、などなどなど。本気でやればおそらく自分が喰べていけるくらいの収入にはなるのかもしれない。何しろ私はシングルで身軽なのだ。

綺麗で美味しいタイ料理を食べながら、そんな話をMちゃんとしていた。おそらく自分でカフェをやるよりもそっちの方が早そうだ。
しかし、現実問題今すぐに日本の全てを捨てられるのか?と言えば疑問だ。母親の事業を引き継ぐこと。ナゴヤのサブカルを再び盛り上げること。ニッポン女子との浮いた可能性のある会話。(アイドルをやっている)姪っ子達の近未来。などなどなど。気になること満載ではないか。
だから私は頭を抱えてしまうのだ。Mちゃんと会ってブレーンを紹介してもらったりパワーミーティングをする度に激しく混乱する。

(オレは一体この先どーすれば良いのだ!?)

幸いなことにまだ時間はある。

とは言え、チェンマイ滞在は残りあと11日間。一旦パタヤに戻ったとして、おそらくこのままだとチェンマイに想いを残したままになるのではないか。口座の残高も少なくなって来た。このままいつまで保つのだろうか。そーだな。チェンマイでアルバイトでも探すか。
昨日たまたま某焼肉店 #チェンマイホルモン で隣に座った韓国の若者は2年ほどオプションツアーのガイドで暮らしていると言っていた。Mちゃんの知り合いの旅行代理店を個人でやっている人にお願いして、日本人相手の企画「コーヒー農園見学ツアー」「コンドミニアム他不動産見学ツアー」「北タイ料理満喫ツアー」「北タイ衣装を着てラムタイ(タイ舞踊)レッスンツアー」「セラドン焼き見学ツアー」などを提案して、チェンマイ案内のホームページ作って載せれば多少は反響があるのではなかろうか。
などと真剣に考えていると妄想が止まらなくなる。
しかし、少なくとも、スポンサー募って「ニッポン式情報発信カフェ」をオープンして漫画やアニメやコスプレネタをメインにメイドカフェ的サーヴィスを提供し、日泰双方で行われる「ニッポンフェア」「タイフェア」を繋いでプロデュースする。という案よりも具体的でイケそうなのは「チェンマイオプショナルツアーのガイド」の方ではなかろうか。

うーむ。悩むなあ。

とりあえずまずは、
タイ産コーヒーテイスティング修行からだな。うん。









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