P.R.Iパタヤ総合研究所

タイ王国チョンブリ県パタヤ市及びその周辺においてのあくまでも個人的見解による研究、検証を元にした総合情報サイト。

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カレーライスがまだ早いのだとすれば

      2016/12/29

う〜ん。まだ早いのかもしれないなあ。

例えば日本食レストランのメニュウでカレーライスを出す。
日本製の市販のルーを使って作ったごくフツーの家庭料理的カレーであり、特にスパイスを利かせたり隠し味にチョコレートやコーヒーやケチャップを入れたりするワケでもない。

しかし、ローカルヴェトナムガール達はそれらをことごとく残す。お腹が一杯だから食べきれないというレヴェルではなくほとんど食べていないから、間違いなく口に合わないのであろう。

(おかしいな)と最初は怪訝に思ったが、その後も特に女子はほぼ全員残すので確信に至る。よーするに彼女らは食べたことがないのだ。で、
「カレーライス??何コレ初めて見たわ。一度食べてみましょう」とチャレンジしてみたものの、ドロッとしたあの食感や、スパイスと共に煮込まれて野菜などが溶けたある種複雑とも言えるあの味を「ウマい!」とは感じないのである。

思えば今から八年程前、バンコクのローカルエリアであるラチャダーの某エスプラネードというショッピングセンター1Fにカレーハウス某「ココ壱番屋」がタイ一号店を出した際も、最初の頃はとても苦戦していた。
タイには元々グリーンカレーがあり、コトコト煮込むのではなくココナツミルクをベースに「サッ」と作るそれはスープのような形状で日本やインドのカレーとは趣がまったく異なる。特に食には保守的な傾向があるタイピープル達は、当初やはり日本のカレーをなかなか受け入れることはなく、その味が定着するのにはかなりの月日を要したのだった。

現地在住の我々日本人は手放しで喜んだものだが、実際タイガールを連れて行って食べさせてもことごとく残されて苦い思いをしたものだ。廻りにリサーチしても同じような状況だったし実際に客が入り出したのはその後何年も経ってからのこと。今でこそ二十八店舗に増えたけれど、ツラい時期を乗り越えて来た結果である件を私は知っている。だから諦めずに続けた某「ココイチ」は本当によくやったと思う。あっぱれだ。

既にハノイに三百店舗以上ひしめくと言われる和食レストランだが、主に日本人客を相手にしている店とそれ以外とでは内容にかなり開きがあり、いわゆる「ちゃんとした味」の日本食がヴェトナムの人々に認知されているとは言い難い。だからローカル客相手のほとんどの店は現地の人々にウケるような味に合わせているのが現状ではなかろうか。
実際店をやってみて分かったが、ポン酢が苦手だったり焼きそばソースを酸っぱいと言ってみたり、どうやらある種の酸味に対してかなり抵抗があるようだし、おでんなど和風だしを活かした料理も受けが今ひとつだったりする。タイでもそうだったが、某「味の素」のうま味をすっかり覚えてしまった彼ら(東南アジアの人々)に鰹や昆布や煮干しやしいたけなど自然の和風だしのうま味を理解してもらうまでには、この先相当な時間と苦労が必要なのかもしれない。

業種は違えど車の板金塗装もそう。巷の修理工場の相場がとにかく恐ろしく安いし仕上がりも良ろしくないのだ。

昔の日本がそうだったようにおそらくディーラーが新車販売で結構な利益を出せるから、メンテナンスや修理ではそこまで儲ける必要がなくアフターサーヴィス的な感覚でかなり安く仕事を受けるのではなかろうか。
だからそれは店に持って来るお客さん達に見積もりを出した時の反応で分かる。日本での相場の半額から更に落とした金額でも「高っ!!」と驚かれ「ディーラーでも〇〇ドンなんだぞ!」と聞かされる値段に今度はこちらが驚く。といった具合なのだ。

これはまだまだかなりの温度差がありますな。

和食レストランの値段もそうだけれど、我々が食べる時の相場よりいくらか下げた金額でもハノイの人々にとっては相当お高く感じるらしい。それはまあある意味当たり前なのであって、例えば一昔前日本で流行った頃の「イタめし」くらいの感覚なのかなあ?と思ったりする。若かりし頃にデートで行ったイタリアンレストランでワインを飲んで1〜2万円払ったくらい贅沢な料理なのかもね。

コーヒー大国で至る所にカフェがあるヴェトナムだが、ちゃんとした作りの店であってもデザートや料理はまだまだ充実しているとはとても言えない。ホイップクリームを使ったケーキやパスタやサラダやプレート料理など、これも昔日本で流行った「カフェめし」がこの国で受け入れられるようになるのはもうしばらく先のような気がする。

今すぐに私が地元ナゴヤでやって来たようなスタイルのカフェをやったとしても、ハノイ市民に拍手をもって迎えられるなどハッキリ言ってまったく自信がないし、もし仮にやるとしても開拓者の精神で相当に気合いを入れて臨まねばなるまい。

そういった意味ではやはりホーチミンの方がまだ入りやすいだろう。

昨年出店した某吉野家に対し某ゼンショーも今年に入って一号店をオープン。いよいよ牛丼戦争が勃発したりと、五年程前のタイと同じような状況になって来ている。

文化的にはハノイよりも少なくとも数年は進んでいると思われるし、観光地として既に発展しているホーチミンに地下鉄が開通すれば益々盛り上がっていくであろう。
今年二月には「年内開通予定」と発表されたモノレールも実際見る限りではいつ完成するのかサッパリ不明だし、観光客もどちらかと言うと都心部よりは郊外に出掛けてしまうハノイではなかなか文化的発展が期待できそうにもない。

とは言え、誰かがやらなくてはならないのだとしたら……。

自分にできることがもしあるのであればもちろんそれはやぶさかでない。どうせ残り少ない人生。せっかくはるばる来ているのだから、やれる限りはやってみようと思う今日此の頃なのであった。コワイコワイとビビってばかりいられないのだ。

しかし、まずは何かインパクトのある流行りモノでも一発当てないとどうにも先が見えない。

とりあえず、そーだなあ。

たこ焼きなんてどうかな?

*ホアンキエムエリアには洒落た店も結構ある。このフランス風ヴェトナム料理店は他にも三店舗展開しており、内容もなかなか良い。
レストラン

フランス風

廊下


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