P.R.Iパタヤ総合研究所

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独りで居ることを普段は辛いと思わないけれど

      2014/12/03

ライヴの模様基本的に行動は独りだ。

ニッポンから離れよう、と思ったのは「閉塞感」に嫌気がさしたのももちろんだが、人間関係に疲れた件もある。そしてタイに移住してからもやはりニッポン人同士の付き合いに徐々に違和感を覚えるように。だから、パタヤに引っ越してからは「誰とも接触しない」ことを強く意識してきた。当然、日常生活で触れ合うタイ人は別にして。

子供の頃典型的「鍵っ子」だったこともあって、元々独りで居るのに慣れているし、「寂しい」というよりはむしろ「気楽」であり「自由気まま」と感じる性質なのだ。

それでもたまに「孤独」に苛まれる時も。一昨日の深夜がまさにそうだった。

年甲斐もなく足繁く通うクラブ(ディスコ)の中で最近ほぼ一択なのがWS(ウォーキングストリート)内にある某「Insomnia」であり、その八周年イヴェントに行って来た。昨年のゲストは大御所JoeyBoy。私にとって始めてのタイ旅行での想い出の曲を歌う彼を見たくて鼻歌混じりにバイクを飛ばしたのは記憶に新しいし、CDも何枚か持っているファンだからかなり楽しめた。今年はTitaniumという若者に絶大なる人気を誇るラップグループで、彼らのステージは何度か見たことがある。ただ、なんとなくカッコいいとは思うなりに今ひとつ魅力は感じない。CDを買おうにも、どこにでも売っているわけぢゃないのはインディーズだからなのか。とにかく「なんとしてでも聴きたい」とまでは思えないのであった。

「女のコを誘って行こうかな」と考えたのはほんの一瞬だけで、彼女らも同様にファンでない件に即思い当たりやめておいた。スタートが深夜一時前後と聞いていたので十二時半過ぎに行くと店は超満員。階上のV.I.Pルームまでなんとか辿り着き、程なくするとライヴが始まる。しかし知っている曲はほとんどないし、アーティストのライヴ独特の「高揚感」に襲われることもない。目の前の二人組は明らかなファンで、お約束の親指を立てた左右の拳の内側を叩くポーズをひたすら繰り返して盛り上がっている。うち一人はなかなかの美人さんで、背中が丸く開いたワンピースのせいで丸見えの黒いブラが気になって仕方がない。

ちなみに某「Insomnia」は旅行客御用達の店であるが為タイ男子は入場禁止であり、盛り上がっているのはタイガールのみ。連れて来られているファラン(西洋人)達は皆私と同様今ひとつな反応に見える。何しろメロディーがほとんどないラップ曲ばかりで、しかもある程度タイ語が分かる私にとってさえ「何を言っているかサッパリ理解できない」のだ。今までのライヴもやはりそうで、廻りで騒ぐ若いコ達を見て「楽しそうでいいなあ」と羨ましく思うしかなかった。そしてこーいう時にこそ、「途方もない孤独」をじっくりと味わうこととなる。

さて、昨日は午後からゴルフに行って来た。もちろん独りで。ついたキャディーは男子の風貌にも関わらずキッチリメイクをしていて、オカマちゃんなの?と尋ねるとゲイとのこと。世間話になり前夜の話をする。

「昨日インソムニアにタイタニウムが来ててさ、カッコいいんだけど何言ってるのかサッパリ分からないんだよね〜」「そりゃそーよ。彼らのラップはほとんどスラングだから」

なるほどそーいうことか!いわゆる「パーサーワイルン(22122232若者言葉)」ってヤツだ。だから標準語しか分からない私にはほぼ意味不明だし、歌詞がまったく分からなければラップなんて伝わってくるはずなどない。あの「疎外感」はそーいうことだったんだなあ、と、すっかり謎が解けたのである。ちなみに「ヂャッドハイ」という彼らの有名な曲があって、どーいう意味か聞くと「何もあげ(与え)ない」らしい。そんなの分かるはずがないわ!

ただ、いつの日かそんな若者言葉が理解できるようになればいいな、とも思う。

いくつになっても若者達と接していたいし彼らの気持ちも知りたい。「独りが気楽」と思う反面、年を減るごとに「老い」に対する恐怖と共にそう強く願うのであった。


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