P.R.Iパタヤ総合研究所

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チェンマイプチ移住十五日目日記バージョンは終了普段のスタイルに

      2023/07/09

「彼がオーナー?マヂか!?」

ナゴヤオシャレ番長Mちゃんとお出掛けする度にいろんな発見や驚きがあるワケだが、今回もまた凄かった。

チェンマイを訪れて彼女と再会した当初「機会があればコーヒー農園を見学したい」と伝えたところ、「アカアマコーヒーの人知り合いだから今度紹介するね」とのことだった。
もちろん儚い夢と理解はしつつ「タイでコーヒー農園のオーナー」とか「ベトナムでワイナリーを持つ」なんてのは妄想族の私にとってごくごく簡単に思い浮かぶ「死ぬまでにしたい10のこと」リストの範囲内であり、やはり実際に自分の目で確かめてみなくてはその大変さや壮大さは分からないワケで。以前からうっすら考えてはいたものの実現するには結構な行動力が必要な範疇の話である。

たくさんの生徒を抱えレッスンが立て込んで忙しい中わざわざ時間を作って私に付き合ってくれる彼女。私がチェンマイを気に入って純粋に嬉しい気持ちもあるのだろうけれど、善意でここまでしてくれるのは本当にありがたく、感謝しかない。

それにしてもMちゃんの周りの人達はいったいぜんたい何故こんなにも魅力的なタイプばかりなのだろう。当然彼女自身が魅力的だし、パワフルで行動力がありしっかりと芯を持った賢い人なのは私でも分かるが、一見ファンキーな彼女の場合人付き合いがこれほど上手とは正直思えなかった。Mちゃんと会う人の反応を見る限り本当に純粋に(ああ。これは心からの付き合いをしているな)というのがすぐに分かる。ひょっとするとフィーリングが合う相手を見極める力が尋常ではないのかもしれない。それは明らかに才能であり、そーいった意味で彼女はおそらく天才なのだ。

#FarmStory はチェンマイの南側エリアにある一軒家カフェ。元々の場所から移転して新たに作ったらしくまだ新しい。シンプルで可愛らしい店舗で、ドア枠とドア飲みの導入部、窓枠や出入り口など随所がアール(R)にカットされ、かなり凝った照明など含めクールというよりは全体的にキュートな印象。うーむ。嫌いぢゃないぞ。
店内にはまだ幼い娘さんと食事中の家族とカウンターに若者の単独客の二組。両方と知り合いのMちゃんはものすごく自然な感じの挨拶を交わし、可愛い前掛けを首から下げた娘と見事にコミュニケーション。私が真似しようとしたら当然の如く天地を裂いたように大泣きである。
家族連れのおとーさんはクラシックなメガネを掛けたいかにも人の良さそうな笑顔で、おかーさんはキレ者っぽい印象。カウンターの若者はサブカル系の匂いがするイマドキのナイスガイ。そしてこの方達、実はチェンマイを代表するコーヒー関連ビジネスの重鎮なのであった。

ま、多くは語らないが、どう転んだって私のような小物がフツーに知り合える相手ではない。しかし、こーして知り合った以上、私は私なりの方法で彼らと接触していく他ない。Mちゃんと私の最大の違いは、打算ありきでそこには心がないこと。自分でも重々承知しているが、コミュニケーションそのものが上っ面でしかないという意味で、彼女と私は対局なのかもしれない。どんな人が相手でも確かに調子良くスッと打ち解けることはできる。しかしそこには心がない。「知人は多いが友達はほとんどいない」という処世術が全てを物語る。

ふと考える。
(いったい何故オレはこのタイミングでチェンマイに来たのだろう)(これからどこに向かうのだろう)(自分は何がしたいのだろう)
正直、全く分からない。
「ああ。私もチェンマイでこんな素敵な店を持ちたいなあ」などと彼らの前では調子良くつぶやいたが、(本当にそうか?)と疑問に思う。

分かっているのは、ここ何年かの間要所要所でRハちゃんから連絡があったこと。Rはちゃん曰く
「タイっていいよね〜。すごく気に入ったわ、私」「〇〇ダさんは今タイで何してるの?」「今度タイを案内してよ。おいしいもの食べに連れて行って♪」時々電話して来ては、そんな話を繰り返す。彼女はいつも元気でテンションが高くバリバリのナゴヤ弁を駆使。事業で成功して何億も稼ぐやり手であり、その裏では大変な苦労をしていることも知っている。そして、「そーいえばさあ、Mちゃん覚えてる?n.v.によく一緒に行ってたんだけどさ、彼女今チェンマイに住んでるよ」と聞いたのがかれこれ5、6年前のことだろうか。当時はたしかバンコクの某飲食店勤務。オープンから某「花畑牧場」のソフトクリイム店担当となり、直属の上司から盛大な〇〇〇〇を受け、ワークパーミットを取得するのにものすごく大変な思いをし、楽天的な私もさすがに心に傷を負って意気消沈していた時期だった。

その時すぐに「よし。チェンマイに行こう」とはならず、お世話になった会社を辞めさせてもらってしばらくはパタヤでボーッと暮らしていた。あのタイミングでチェンマイに行っていたら果たしてどーだっただろうか。おそらく今のような気持ちにはならなかったはず。とにかく心をヤラレていたからなあ。あの頃は。その後バンコクでの就職活動を経て、結果的にはM社長に拾われてハノイのエステ事業に関わることになったのだった。

そう考えると巡り合わせとは不思議なものだ。今回たまたま取ったチケットがセールで安かった某VietJetの関空→チェンマイ便。せっかくなら何日か滞在してチェンマイを楽しもう。あ、そーだ。Mちゃんに連絡して案内してもらおう。それがまさかこれほどチェンマイを気に入ってしまうとは。来る前には想像もつかなかった。運命とはこーいうものなのかもしれない。

さて、Mちゃんはガパオを注文。私はココナッツデザートを。「チェンマイのコーヒーは酸っぱい」などと言っていたら、「タイで取れるアラビカ種は元々酸味が特徴だけど、種類はいろいろあるからまず匂ったりテイスティングして自分の好みを見つけるといい」とMちゃんは教えてくれた。そもそも、パタヤではいつも某「Amazon Coffee」でタイ産のアメリカーノ。チェンマイに来てからも、いつもアイスのロングブラックかミディアムローストのホットアメリカーノを飲んでいた。「いやいやいやドリップだから」。なるほど。せっかく豆の産地に来ているのだから、一杯だしのドリップをいただくべきだったのか!ちっとも気付かなかった。私はアホだ。

で、今日はいよいよ記念すべき初ドリップ。まずはカウンターに並べられている豆の容器の蓋をひとつづつ回して匂いを嗅いでいく。ふむふむ。なるほど。とりあえず一番酸っぱくないヤツということでオーダーしてみる。ふむふむ。1分以上ではなく30秒の蒸らしを何度か繰り返すと。なるほど。
この店のオーナーであるカフェマイスターJ氏の熟練の技。当然焙煎にもこだわって以前は全部自らの手でやっていたとか。素晴らしい。
出て来たのは透明の薄いガラスの器に入ったコーヒーと陶器の小ぶりの湯呑み。なるほど。これがタイスタイルね。うん。苦味が強くて美味しい。私好みの味である。

「ねえねえコレすごいよ」。
#SantaLucia と書かれたそのプラケースの蓋を開けて匂いを嗅ぐと、なんともフルーティーな香り。柑橘系というよりはライチみたいな感じ。「Note」の部分には「peach、lychee、jasmine、greentea」と書かれている。うん。確かに桃の香りもするな。
そう。香水やワインのように香りを表現する「ノート」をコーヒーでも使うのである。マヂか!?知らなかった。

で、飲んでみてビックリ。なんと香りだけではなく味もちゃんとピーチ&ライチフレーヴァーなのである。これには私もビビった。今までにこんなコーヒーを味わったことなどない。わーいわーい。
最近のインスタントコーヒーは十分ウマいので、今まで家ではタイ産かベトナム産のインスタントを飲んでいたし、カフェでは100%マシンで抽出したエスプレッソのお湯わりいわゆる「アメリカーノ」派だった。うーむ。これはいよいよドリップの時代か?

早速ドリッパーを購入しよう。
できるだけカッチョいいヤツ。

ああ。また荷物が…。










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