P.R.Iパタヤ総合研究所

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ウドンはもうそろそろいい頃加減かもしれないなあ

      2023/05/20

ウドンターニーからの飛行機が揺れに揺れ、隣りのおばちゃんがメチャメチャビビっているのがちょっと可愛かった。肘掛けに掴まる手の力の入り方が尋常ではなく顔色は真っ青だったのだ。

「雲が多いからねえ」などと声を掛けつつ、内心笑っていたら罰が当たった。

ウタパオ空港に着いた時点で地面がすっかり濡れていてかなりの雨が降った後。(止んだのならいいか)と思いきや空港を出るとまだ黒い雲が広がっており、しばらくすると小雨が降って来た。
そして、半分くらい行った所から大雨になり、どう見ても降り止みそうになかったので覚悟してカッパを着用し強行突破してやっとの思いで家に戻ると全身ずぶ濡れ状態。あ〜あ。参ったなあ。

それにしても昨日のゲストハウスはハズレだった。
部屋自体は可愛らしくて良いのだが、いかんせん立地が悪い。

中心部から場所が遠いのはまあ良いとして、ドミトリーがメインで個室が数個あるのだが私の部屋は表通りに面していた為車の走行音がヒドくて薬を飲んだにも関わらず全然眠れなかったのだ。
深夜は交通量が少ないものの、片側二車線の準幹線道路でスピードを出す車の音が部屋まで筒抜けな為小心者の私はどーしても気になってしまう。

仕方がないので目を瞑ったまま妄想を繰り広げることにした。

さて、先述の通りヴィエンチャンには住みたくないけれど、ウドンターニーの街は雰囲気が好きでバンコクから国内移住する時パタヤチェンマイと並んで候補地のひとつだった。

ヴィエンチャンビザ取りツアーの起点として何度も訪れていたワケだが、地方都市の中では大きく県全体の人口は約160万。当時まだ「センタン」(ショッピングモール)が建設中で、完成した頃には(ああ。この街はこれからもっと発展するに違いない)という予感がしたし、イサーン地方の中で筆頭のそのイメージは我が出身地名古屋を彷彿とさせる。いわゆる「偉大な田舎」でありダサい中でも頑張っている、という独特の感じがちょっと似ていると思ったのである。

チェンマイは既に小洒落ていたし文化(サブカル)的ムードがあったけれどそんなものははほぼなかった。しかし、なんとな〜くではあるが「これから少しづつオシャレになっていくはず」という雰囲気が漂っていたのだ。何しろ若者の絶対数がハンパぢゃないし、イサーン特有のカワイコちゃんの比率が高いのだとすれば、そっち方面に敏感な比率も高いだろうという半ばこじつけのような推測に過ぎないのだけれど。

だから当初から、「もし飲食店を開くならウドンターニーはありかも?」とは思っていた。理由はもちろん家賃の安さと需要が高まる可能性だ。しかしどう考えてもまだ早い。それが2010年頃だったろうか。

昨日久しぶりに訪れて少しだけ街を散歩したけれど、それでも何軒か洒落た店を見掛けた。結構パリッとしたシアトル系のカフェに入ってみたらアメリカーノのホットが35THB〜(豆の種類で値段が違う)とまだまだ安いけれど、インテリアも客のファッションも悪くない。

(う〜む。そろそろイケるかもしれないぞ)と直感した次第だ。

では、どんな店が良いのだろうか?
深夜に妄想を膨らますには丁度良いネタではないか。

私が以前から考えていたのは日本風のカフェである。
昔取った杵柄を活かすには絶好のジャンルだし、メインターゲットは若年層であるからして当然目の保養にもなる。

一時期ブームになった「サブカルチャーのムード漂う小洒落たカフェ」がタイにもそろそろできていい頃なのでは?
つまり、音楽やアートやファッションに興味津々の若者達が集まる場所。情報発信基地的役割を担うサロンのような存在だ。言葉にすると大袈裟だけれど、各種展示会やアコースティックライヴやワークショップなどが頻繁に行われるハコで飲み食いができてお酒も飲めなんてまあ素敵!、という話。

大々的にやるならもちろんバンコクがベストだろう。しかし、いかんせん家賃が高いしいい場所がなかなかない。チェンマイやウドンならまだそれも可能だろうという理屈なのである。

但し、真剣にコレをやろうとするとちゃんとしたキュレーターが必要なので友達のいない私にはムリ。なので、まずは「なんちゃって」で良いと思う。なんとな〜く雰囲気を出せば充分なのではなかろうか。
DJブースとモニターとライヴが出来るスペースが少しだけあればいい。雑誌なども一通り揃えておく。まあイマドキは紙媒体など読まないから、情報は映像で流せばいいのかもしれない。

そして、何より大事なのはウマいモノ。「今一番アツい食べ物飲み物デザート」を常に置いておく。ココが最も重要だ。

まあ、日本で数十年前に流行ったモノが未だに受けているのだから、ネタにはそんなに困らないだろう。ただ、タイピープルは飽きっぽいいし保守的なので、本格的に流行させるのは至難の業と言える。何が受けるのか?は綿密に調査する必要がろう。いずれにせよ、その手の店は走り続けなくてはならない。そこがかなり大変なのだけれど、同時に楽しい部分でもあるワケだ。

例えばちょっと前なら韓国や台湾で流行ったフワフワのかき氷とか。もう少し前なら正方形というか立方体のトーストにタップリバターとアイスクリームなどを乗っけるデザートとかね。あんなモノ日本ではバブルの頃にディスコで流行っていたのだから三十年も前のネタだ。

この間久しぶりにサイアムをウロウロしてたら「チーズドリンク」なるモノを売っている店があったがアレはいったい何だ?ともかく、そんなネタを次から次へと繰り出せるバイタリティーさえあれば成り立つのである。

店のインテリアはシンプルに、あくまでもソフトで勝負する。そこがミソだ。

あと、ヴェトナムでも思ったのだけれど海外のカフェって商売っ気がないね。

店自体は星の数ほどあるけれど、モーニングサーヴィスとかランチタイムサーヴィスとかデザートセットとかいった「コーヒー紅茶をセットで超お値打ちに提供」といったスタイルをほとんど見たことがない。そもそも、カフェでゴハンがしっかり食べられたり酒が飲める店がとても少ないし。某「スタバ」を筆頭に「シアトル系」が流行っているせいもあるだろうけど、「喫茶店」とか「カフェバー」とかいうテイストはひょっとして日本的文化なのかな?

飲食店でいうとブュッフェとかハッピーアワーとかゲット1フリーくらいで何故コーヒーセットがないの?まあ、なくはないのだろうけれどあまり見掛けないなあ。

そー言えば西ノ島に行った時も、カフェと名の付く店でランチタイムに食事のセットで900円も取るクセにコーヒー代は別だった。しかも「+100円」とかではなく定価だ。

「考えられない!」と、それを知った私が憤っていたら島の人達は「へ〜。そんなものかねえ?」とたいそう不思議がっていた。
(貴様らには競争の原理が分からないのか!?)と内心思っていたけれど、まあ、そんなものなのかもしれない。

そーだなあ。もし今私がやるとすれば、プレートランチみたいなヤツかな。メイン料理プラスポテトサラダとかピクルスとかデリとかをいくつか可愛い器に載せてプレートで出す。メインはオムライスピラフハンバーガーサンドウィッチなどなど。本格的パスタは受けないだろうからナポリタンみたいなヤツとかね。

あと、サラダに特化してもいいけれど、タイは葉物を始め野菜が高いからなあ。やるなら自主水耕栽培せねばなるまい。

そして、いつかチェンマイかチェンライに自分の名前のついたコーヒー農園を持つのが夢。

などと、妄想は果てしなく

いつまでも続くのであった。


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