P.R.Iパタヤ総合研究所

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道徳という言葉すら知らないだろう彼らと対峙していくには

   

十月に突入した。

日本風に言うならば暦の上ではもうとっくに秋のはずだが、未だに昼間の最高気温は33〜34℃で相変わらず湿度は高く暑い日が続く。ま、夜は多少涼しくなったかな?ハノイの夏は長いのだねえ。

移住してから実質七ヶ月が過ぎたワケで、その割にはヴェトナム語がまったく上達していないことに愕然としつつもいろいろなことが少しづつカタチになってきている実感もあり、相変わらず忙しい毎日である。

休みという休みも取れないままこのブログも放置していたが、今日は三週間振りにキッチリ丸一日休ましていただいたので昨日の晩から映画を計四本とF1日本GPをTVで観たりと部屋から一歩も出ずこけしのようにボーッと過ごした上で今コレを書いている。

前回から時間が経ち過ぎて何をテーマにすればいいものやらサッパリだが、この地で半年以上過ごしてみてなんとな〜く分かったことや印象をまとめながら今の心境を語ってお茶を濁すことにしようと思う。

もちろんタイトルのパタヤとはまったく関係ないので、意味の分からない人は記事を遡っていただきたい。

「朝っぱらからいったいどこへ向かっているの?」と、毎朝車を運転しながら廻りのバイクの連中に一人一人順番に聞いてみたくなる。

特に朝八時台はおびただしい数でありおそらくは通勤や通学、つまり職場や学校なのだろうしもちろん自分もそうなのだけれど、そのあまりの台数に圧倒されつつも反対車線を正面から逆行して来たり前後左右を横切ったりする〇ソ野郎共とバトルしていると輩達がどこで何をしているのか?どーしてそんなメチャクチャな運転ができるのか?を、日除けの薄っぺらいパーカーや巻きスカートやマスクやサングラスを全部引きはがして流暢なヴェトナム語で是非伺ってみたものだ。そう。特にオンナ共に。

まあ、現実問題七百万人もの人間がこの街で暮らしているのだからある程度は仕方がないかもしれぬが、ルールやマナーや秩序といった類いがもう少しあっても良いのでは?ひとりひとりがそういったことをちょっと考えて欲しいなあ、などと思うのは、小学生で「道徳」の授業を受けた日本人だからなのだろうか。
貴様ら全員常に自分のことしか考えてないだろ!?と、運転中はずーっとイライラしっ放しだけれど、今こーして冷静に考えてみるとそこに結論めいたものが見えてくる。

よーするにこーいうことだ。

「義務教育は小学生のみで他人を思いやるなどという教えを受けていないヴェトナム人達は皆自分のことしか頭にないし、自分プラス家族が幸せでさえあればそれでいいと本気で思っているに違いない」くらいに受け止めておいた方が気が楽なのである。

全員とは言わないがほとんどがそうなのではなかろうか。
だから彼らと対峙するときは常に勝負と思った方がいい。

運転も仕事も食事も買い物も何でもだ。

考えてみれば私だってそうなのである。自分が大事だし自分のことを一番に考える。そりゃまあ多少は他人のことも気にするけれど、あくまでも二の次だし演技だし世渡りだし仕事だからであり、本心を言えば家族もいないから自分さえ楽しければそれで良い。

先日いきなりその日に会社を辞めた元我がチームのメンバーは三人共未だハノイに居るらしい。「田舎に帰る」というのはウソの理由だったワケだ。そんなことは別にどーでも良いし今更何とも思わない。好きにすればいい。こっちもそーさせてもらうだけのことだ。

これからもしばらく彼らと付き合っていく以上は、勝負というか駆け引きの連続と覚悟を決めるしかない。負けるワケにはいかないのである。

一方で、ヴェトナム人のパワーやハングリー精神や押しの強さなどに魅力を感じてもいる。この国はまだまだ伸びるとも思う。少なくともここ数年で特にハノイはどんどん変わっていくだろう。バイクはいずれマイカーに。モノレールができてコンビニができてもっともっと便利な時代がやってくる。
でもおそらく人々の心はさほど変わるまい。いや、変わらないでいて欲しい。それが彼らのアイデンティティーだと思うから。

ハノイに次から次へとやって来る日本人のゲストと一緒に居ると、相手に気を遣わなくてはならないから本当に疲れる。

どっちがいいかって?

答えるまでもないね。


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