P.R.Iパタヤ総合研究所

タイ王国チョンブリ県パタヤ市及びその周辺においてのあくまでも個人的見解による研究、検証を元にした総合情報サイト。

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時代の変遷を実感する時

      2018/06/30

「ケーサツ呼ぶわよ」

もしそう言われたら、私ならいったいどーするだろう。場所は自らの宿泊ホテル。相手はフリーとは言え歴とした売春婦。状況は性交後の金銭トラブル中である。

「アホか!ケーサツ呼んだら捕まるのは貴様の方だぞ」と答えるのが一般的には正解なのだろう。こんなタイ王国でも一応売春は違法。記憶が確かなら売春婦本人には罰金刑が課されるはず。買春客側はどーだったか定かではないが、贈収賄とは違って不利なのは売る側に違いない。サイアクでも署に連行されて説教喰らう程度のこと。もちろん売り手の年齢が18越えだった場合の話ではあるにせよ(それ以下なら一気に立場逆転!)。

しかし、現実問題彼女が呼んだケーサツがそのタチの悪いタイガールの友人知人であった場合は厄介だ。この国のケーサツ官などワイロの為なら顔色も変えず平気で大ウソを吐く輩ばかりだから「お前をタイホする。イヤならこの場で一万バーツ払えばオレの裁量で勘弁してやる」くらいのことは楽勝に決まっている。それも拙い英語で。

だから、本当の正解はおそらくこうだ。

「いいよ。分かった。じゃあ今から私の知り合いの〇〇暑の署長に電話するわ」と言ってケータイでテキトーなタイ人の電話番号を出して相手に見せてから電話を掛けるフリをするのである。まあ、そーなるとホンモノのケーサツ官の名刺の一枚くらいは常備していないといけない気もするが。

いや。やっぱり正解などないのかもしれない。いずれにせよそーいった揉め事はどんな結果になろうが後味の悪いものなのだから。

そして、今回被害を受けたのは私がアテンドした初来タイの日本男子なので、責任の一端はこちらにもあると言えよう。二人きりにする前にお互いが納得できるよう金銭条件をハッキリさせておくべきった。アテンド代をしっかりいただいておいての不手際。反省しきりである。

時代の移り変わりは早い。

11年前に初めてタイに来た時のインパクトはとにかく強烈だった。目に映る光景、身近に起こる出来事がまさにアメージングの連続。(これはスゴいな!)と一発で魅了されてしまい、日本でモヤモヤしていた私は何の迷いもなく移住を決断した。

但し、この国の一大産業である性風俗関連に惹かれたワケでは決してない。その辺りの魅力ももちろんゼロではないけれど、肌で感じる街全体の圧倒的パワーにヤラレたのであってタイガールと寝ることなんてタダのオマケに過ぎなかった。元々風俗は好きぢゃないし、日本に居た頃寝る相手にそこまで困ってもいなかったし。お金払ってする情緒のない性交に価値はない、などとカッコつけてもいたしね。ちなみに今は少し考えが違うけれども。

しかし一方で、コスパの安さに驚きもした。55バーでポールダンスする全裸の女子を眺めつつ飲むビールがなんと300円。気に入ったコがいれば、店から連れ出して二人きりになってごはん食べてホテル行っても1万円ちょっとしかかからない。コレは確かにスゴいぞ!と。物価が安く為替レートの良かった頃は何をするにせよ本当にお得感があったからね。

当然のごとく日本からの買春ツアー真っ盛りであり、街の至る所でタイガールと手を繫ぐニヤけた日本男子(おっさん)を見掛けたものだ。自分も既におっさんだったにも関わらず、(決してあーはなるまい)と一生懸命タイ語を勉強し一般(素人)タイガールと仲良くなった末の情緒ある性交を夢見る青い青〜い私なのであった。

あれから十数年の時を経て、いろんなことが変わってしまった。

特に「YouTube」の進化により、日本に居ながらにして海外の雰囲気を気軽に味わえるようになったことで初めて訪れる国で受けるインパクトが薄くなったのではなかろうか。今回のアテンドでつくづくそう思った次第である。

その昔、日本からのゲストに55バーのお下品ショータイムを観せただけでかなり喜んでもらえたのに今では「で、何?」といった具合。ゲストがタニヤ通りでカメラをかざして歩いていたら「撮影ダメダメ!」とスゴい勢いで言われてしまったり。いやいや、フツーに道歩いてるだけだし。また、バンコクの人気55バー店内では「LINE」目的でポケットからケータイ出しただけで「No!No!」と怒られてしまう始末。動画をあげられることをよほど恐れているのだろうと想像がつく。
だから、旅行前にちょっと予習してくればだいたいのイメージがついてしまうのではなかろうか。特にタイはその手の情報が他国と比べても多いに違いない。

そして物価上昇によるコスパの低下とそれに伴う質の劣化。

冒頭のセリフを吐いたのは、皆様ご想像の通りバンコクの超有名援助交際カフェ某「テーメー」のフリー売春嬢。確かに何年も前から彼女らの質が落ちた件はまことしやかに囁かれており、ゲストの方々にはあらかじめ「大したサーヴィスは期待できない」と説明はしてある。なので、ある程度日本語が話せるコに「ショートで二千五百ね?」と確認しておけばそれ以上深くツッコむ必要もないだろうと甘く考えていたのだ。

ところが今回、お客様が連れて帰った二人のタイガールはそれぞれとんでもないことを言い出したらしい。

A嬢は25才で昼間はヘアサロンで働いていると言う。で、シャワーを浴び、「いざ」となった段階で「ディー◯キスゴムなしフェ◯は三千バーツ追加ね♡」ときたらしい。「何だと!?」と怒った44才某氏はすぐに「気分を害したから帰れ!」と2000THB渡して部屋から追い払ったとのこと。

B嬢は職業不明の21才。「二千五百バーツで何度でもオッケー♡」と、どうやら店を出る前には調子の良い話をしていたみたいだ。しかし、実際に二度の交渉を終えた後支払いの段になって「一回二千五百だから合計五千バーツよ」と言って来る。35才おとなし目の某氏は最初断ったものの、ケーサツ呼ぶぞ!と言われ泣く泣く5000THB支払った。そして翌日「タイガールはコワイですね…」と私に語ったのである。

これらはいずれも悪質だ。私が側に付いていながら大変申し訳ない。心情的には本人達を特定して事情を聞いた上でとっちめてやりたいところだけれど、あくまでも個人交渉のルール故「言った言わない」の話になるに決まっているし、「あらかじめ細かく条件を指定しなかったではないか」と詰められればそれも一理ある。

では何か?「〇〇あり」「△△あり」と最初から細かく内容の打ち合わせをせよ!とでも??
いやでも確かにパタヤの先輩S氏もやはり「ディー◯キス」のありなしには相当こだわっていて必ず最初に尋ねていらっしゃったっけ。う〜む。やはり私が甘いのだ。もっとキッチリ説明しておくべきだった。失敗したな。

幸いなことにカラオケ店お風呂ではまったく問題なかったようで、寺院巡り水上マーケットアユタヤレディーボーイショウウィークエンドマーケットタイガーズームエタイその他の行程に於いてもまずまずご満足いただいた様子。いや。そー言えば「死体博物館」が改装中という情報を仕入れていなかったし、全体では75点といったところか。まだまだ努力が足りない。

例えば実際にケーサツ呼ばれて、揉めたところで私が登場し仲裁に入って解決、となったとしても、ご本人はその出来事を歓迎はしないに違いない。私だったら「それはそれで良い経験」と捉えるけれども、生憎そういったタイプの人ではなかったからね。

ゲストをアテンドするのも

決して簡単なことではない。


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