P.R.Iパタヤ総合研究所

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あんなダサいカッパなんて絶対に着てやるものか!

   

いよいよ雨季がやって来たか。

ハノイの雨はホーチミンやパタヤのような常夏の地とは違ってスコールよりもしとしとと降り続くことが多い。だから、移動する時や移動中に「雨宿りで避ける」という感じではなくキッチリ濡れることを覚悟しなくてはならない。特にバイクの場合は厳しい状況となるので、ハノイ市民は皆重装備仕様のカッパを着用する。よーするに、生地が厚くて体を覆う範囲が広く凧を縫い合わせたような変なカタチのモノだ。

コレがヒジョーにダサくて、どーしても着用する気にならない。郷に入りても郷に従えないし、ヴェトナム人に同化してしまうような気がしてイヤなのだ。

なので私の場合ナイロンのブルゾンやコートを羽織ってバイクで移動する。細かい雨ならまだ凌げるが、強い雨だと全身ずぶ濡れになる。何しろ家から会社まで片道15kmの道のりなのだ。
仕方がないので大雨の日は着替えを用意して出掛けるか、もしくは会社に置いておく。ところが、うっかりそれらがない場合、濡れた服を着たまましばらく過ごすことになってしまう。これが実になんとも惨めな気持ちになるのであった。

今朝も、出掛ける時ベランダから見たら大丈夫っぽかったしケータイで確認しても霧雨になっていたので着替えは持たずに出掛けたら、途中で豪雨に見舞われかなりビショビショになってしまった。
ソックス、靴、シャツの替えは事務所にあったものの生憎ズボンがない。というワケで、現状も太腿から膝下まで濡れたまま。あーあ。参ったなあ。

付け加えれば、私の愛車は某「Honda wave」であり、変速機付きのこのバイクはスクーターと違って床がない。つまり足部が剥き出しなので、水溜りを通過しただけで布製の靴は終了となる。アッと言う間に靴下まで完全に濡れる。そして、私の好みは革靴よりも布製のスニーカーなのであった。

と、こーして文章にしてもあまり伝わらないだろうなあ、と思う。「たかがそんなこと」と鼻で笑われるような話なのだろう。しかし、私にとっては結構切実な問題である。
そもそも前提としてハノイの気候はかなりヘヴィーだ。一年を通して湿度が高く、夏はメチャメチャ暑く冬は寒い。確かに11月〜2月頃の日本でいう秋のような過ごしやすい時期もあるけれど、砂埃舞う道路環境に変わりはないのである。

そんな住環境に加えて、ヴェトナム及びハノイの他の部分もひっくるめた大半の要素がどーにもこーにも気に入らない私なのだった。

ところが、数日前に話した日本人駐在員の方は、もう五年もハノイに住んでいて何と「ヴェトナムが大好き」と言っていた。
まあ、大企業だし住居や通勤などの環境は私と比べたら相当良いとしても、砂埃や気候その他は一緒なのだから、やはり印象は人によって大きく異なるのだねえ。ちなみにヴェトナムで今後ヒジョーに伸びると期待されている業種なので、きっと仕事も楽しいに違いない。

正直、私には合っていないなあ。

砂埃もカビも霧雨もしとしと雨もドロドロの水溜りも湿った服もキライだ。ついでに言えば押し付けがましいヴェトナム人も!

期待に満ちていた去年の今頃はそんな風に思っていなかったのに、人の気持ちは一年でこうも変わってしまうものか。
いや、でもあの頃も住環境の厳しさについては充分感じていた。変わったのは仕事に対する考え方だ。仕事さえ楽しければ、もしくは収入さえ多ければ「こんなの我慢できる」とタカを括っていたのだった。

などと、いつまでもグチグチ言っていてもしょーがない。撤収するなら一刻も早くすればいいのだ。

でも、事情によってそれも適わぬので、もう一つだけ愚痴らせて欲しい。

今もっともうっとーしいと感じるのはヴェトナム人の話し方と声のデカさ加減だ。

事務所にいると二人の受付嬢が、世間話なのか仕事の件か知らぬがとにかくずーっと喋りっ放しであり、声がよく通りのに加えてヴェトナム語のアクセントによくあるハイトーンというか高い部分に跳ね上がるような話し方が実にうっとーしい。というかとにかく癇に障るのである。聞くつもりがなくても聞こえてくるからものすごくイライラするし、中でも「ウー」とか言って跳ね上がる言い回しは特にムカつく。

彼女らの会話で意味が分かるのは数字だけ。あとは「イエス」と「ノー」くらい。
だからこんな感じになる。

「◯×#!%&$*+?¥#$%=&50万60万」
「違う!&%$#”*+¥〇△70万80万ウー!」
「50万60万!」
「違う!70万80万ウー!」
「&%%$#¥:*!」
「違う!&%$##%&¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥#########!」
「********************************!」

あーもー発狂しそうだ。

しょーがない。仕事だから我慢するしかない。
悪いのはヴェトナム語を憶えられず環境にも適合できない私の方なのだ。

チキショーーーーーー!
キィィィィィィィィィ!

ようやくズボンが乾いてきた。

そしてちょっとスッキリした。


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