ユルい国からユルくない国へ
2016/04/11
う〜む。ユルくないわ〜ハノイ。
タイで長い間暮らして来たが、南国独特のユルさが気に入ってそのある意味自由な雰囲気やムードの中フラフラしつつ暮らしを存分に楽しんでいた。
ルール無用のやった者勝ちの国では、皆好き勝手やりたい放題。ある程度逞しくないと生きていけないと同時に何でもお金で解決できてしまうのだ。
ヴェトナムは事情が少し違う。
社会主義国なのだから当然なのかもしれないけれど、ハノイは特に南国特有のお気楽さがないし、外国人への対応も厳しい。何でもアリ、というワケにはどうやらいかないようだ。タイのように植民地の歴史がない国とは意識も異なるのだろう。
先日ようやく銀行口座を手に入れた。
「Vietcom Bank」はハノイで一番大きい銀行のようで、いつもすごく混んでいる。書類を準備して長い間待たされた挙げ句、タイから持ち込んだバーツを換金したヴェトナムドンを入金しようとしたらダメだと言われてしまった。英語のできる通訳に事情を尋ねると、外国人の場合①海外からの送金②所属する会社からの入金以外預金ができないらしい。マヂか!それは大変だぞ。
なるほど口座番号は二つあって一つはドル建て一つはドン建て。海外からの送金はドルで、ということか。
タイでは預金口座もすぐに持てたし、入金も出金も自由だった。本来海外送金が必要らしいコンドミニアムの決済金も結局ハンドキャリイのお金で払ったし、タイ名義で買いたければダミー法人を作ればいいだとか(結局何でもアリなんだなあ)という印象だった。ヴェトナムでも裏から手を廻せば何でもできるのかと思いきや、そーいうワケでもないらしい。クレジットカードも、「一年ヴィザが必要」とアッサリ断られた(*現状半年のマルチ)。
一年の定期預金金利が3%越えなので、これはいいぞ!と思ったけれど甘かった。まあ良い。いつ潰れるか分からないような貴様らに大切な金など預けてやるものか!
海外からお金を持ち込む場合も申告さえすれば無制限と聞くが、銀行には預けられないのだね。そして、入国時に申告していないと出国時に5000ドル以上は没収されるとのこと(*100000USD以上は100000VNDの手数料が掛かるとされる)。ビジネスで儲けても送金するしかないのか。なるほど。
まあ、まだ稼いでもいないうちからそんな心配する必要ないかもだけれど、ちょっと不便だなあとは思う。盗難窃盗リスクがヒジョーに高いだけにまとまった現金は銀行に入れたいところだからねえ。
デカい金庫買うしかないか。
あと、ユルくないのは女のコ関係かな。
なんでも夜十時以降に女子同伴でフラフラしていると場合によっては捕まるとか。とにかく売春に関しては相当厳しいらしい。場所が特定されそうなところでは本番なしとか、タイではおよそ考えられない。パタヤなどむしろ午後十時以降の女子同伴を奨励しているではないか!
ユルくないな〜。ユルくないぞ。
いやいや。ビジネス目的で来ているのだからそんなのどーでも良いのでは?
それでもなあ。
なんだかなあ。
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