ニッポンの空気の冷たさとカキフライにサヨナラ
「ロォーンマークノ(2333223)」
ついついサウナルームでつぶやいた独り言がタイ語ということは、いよいよホームシックなのだろうか。
訳すと「メチャ熱い」なのだが語尾の「ノ」は正確に説明するとそこに話し相手がいて「だよね」と確認する意味合いも込められるはずなので、独り言で使うのはおかしいのかも。ただ、その語尾が普段から割とフツーに口から出る私としてはまったく違和感もない。「メチャ熱いよね〜」みたいなニュアンスかな。実際、タイに多い石に水を掛けて温度を上げる韓国スタイルよりもニッポンのサウナの方が熱いのだ。
昨日は同年代のおっさん友達と帰国後三度目の温泉だった。
熱々の露天風呂においては外の冷たい空気が心地良く感じられるので、タイでは味わうことの出来ないニッポンの冬のポジティヴな楽しみ方としては最適なのだ。そしてやはり体の芯から暖まる天然温泉はわざわざ行く価値がある愛すべきモノなのである。
同日の午後「人志松本のすべらない話」の録画を見たばかりだったので、松本大先生のサウナの話を思い出し、同じような状況になった時F君から先に声を掛けられてホッとしたりしつつ、今年初のサウナを漫喫したのだった。
さて、おっさんが集まれば当然話題はそれなりにシブいワケで、駅前の熟(女)キャバ(クラ)〇ナカフェ人身売買から日経平均株価までヴァラエティーに富んだ内容となり、中でもF君の話はかなり興味深いものが多い。但し、イリーガルであるが故公で発表できないことばかり。メモられたまま闇に葬られるケースがほとんどなのがヒジョーに残念だ。カジノでいつもサクッと〇〇円△けていく××の息子のSさんの話とか〇〇〇〇アの△△△△△〇〇たいわ〜とか散々盛り上がった。
私は私でタイ帰国直前ということもあって総括的話を。カキフライを24個食べて失恋してDVDで映画を観まくって……。そして、毎年ニッポンに帰国して今回初めてニッポン女子とヤらずに帰るかも?と下世話なネタで締めくくる。なんとも情けない限りだ。
まあ、F君K君とは来週ヴェトナムのハノイで再会するので「またね」の挨拶も実感はない。今回「またね」がもっともツラかったのは小五の姪っ子R嬢とのそれであった。
会ったのは計三回だが、先日母親の誕生日会でアップルパイと春巻きを作る為買い物や仕込みからずーっと一緒にやっていたら段々と情も湧いてくる。やはり共同作業というのはマズい。5年程前に彼女の家でやはり一緒に餃子を作った時のこともカブってキュンとなる始末。夜、別れ際に手を振りながらちょっと切ない表情になったR嬢を見てかなりグッときてしまったのだった。
パタヤに戻って彼女と撮ったプリクラを見る度に会いたくなるのだろうか。
一方、M子嬢のことはもーどーでも良い。勝手に自己完結してLINEでサヨナラ。イマドキの恋はそんなものである。
食べたカキは50コ以上。王将の餃子36個。スーパーカップ抹茶12個。
おいしいモノ沢山食べて大いに満足したけれど、後半は寒さにヤラレてまったく動けなくなる。
八年振りに寒い寒いニッポンの冬を経験して、
パタヤの有り難さをあらためて思うのだった。
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