P.R.Iパタヤ総合研究所

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さよならハノイ〜失うべくして失ったモノ達〜

      2023/08/07

というワケで結局パタヤに戻って来た。

まだ完全に雨季が明けきっていないようで毎日どこかのタイミングでスコールは降るものの、昼間は30℃夜は扇風機なしで丁度良く朝方にやや肌寒くなりタオルケットを足に掛ける程度の絶好のコンディション。
先日地元名古屋の友達と電話で話した時、「急に寒くなった」という彼の言葉を聞いて、オープンエアーのサウナにて水着姿だった私は(やっぱりタイはいいな)とつくづく思ったのであった。

戻って来たのは8日午後であり既に10日も経ってしまったが、その間特に何をしていたということもなく、つまりは「何もしていないのに時間だけがただ過ぎて行く」状況がいかに素晴らしいか!という件をあらためて実感することとなる。

「何もしていない」は大袈裟かもしれないけれど、「部屋の掃除」「食料品の買い出し」「DVDで映画鑑賞」「ゲーム(Viohazard Reverations2)」「55バー」「クラブ」「サウナ」のローテーションで行動は全て独りきり。総じて見ればそれを楽しいと言うよりは「よくまあ飽きもせずに・・・」と捉える人が多いと思われるけれど、少なくとも私にとって誰とも関わらずに済むこのような生活はサイコーなのであって気候さえよければそこはまさに楽園となり得るのだ。

いずれにせよ日本に居た頃のように、夜中に目が覚めて尿意をもよおしトイレに行くこともなく6〜8時間ぶっ通しで寝られる。トイレが近くなったのは老いのせいなのか?と訝ったが、アレはいったいなんだったのか?「喉の痛みのみがひたすら長く続く」という症状の「クルンテープA型」ウィルスにいきなりヤラレたのはご愛嬌といったところか。

もちろんこの生活がいつまでも続くはずもなくいずれは就職活動をせねばならないのだが、せめてもうしばらくはこのままでいさせて下さい。お願いだから。

さて、パタヤに戻って来て感じたことについては追々お伝えするとして、まずはこれまでの経緯を大まかに説明しようと思う。

「ヴェトナムのハノイで勝負を賭けるのだ」と、ハリキって移住した私はゴルフバッグなども含め荷物はほとんど持って行ったし所有していた車(某日産マーチ)も売却。仕事を始めてから半年程経って会社で購入したコンドミニアムで暮らしていた。

その後いろいろあってハノイ撤収を決意したものの、それまでの経緯から一旦日本に戻ることとなる。当時、生活拠点を日本にするかタイにするかで相当悩んでおり、「ひょっとしたら田舎なら暮らせるかも?」という思いから島根県の離島での生活を試してみることに。

しかし、案の定
寒さにヤラレてしまい「日本で暮らすこと」を早々に諦める。もちろん「社員との共同生活」「サラリーマンという立場における人間関係」等のツラさもあったのだけれど、それらを凌駕するほど日本海の風は冷たく厳しいモノだったのである。
で、一旦ハノイに戻り、荷物を持ってパタヤに戻ることになる。当然一悶着あるのは分かっていた。何故ならばヴェトナムでのビジネスパートナーは依然私の協力を強力に求めていたから。
お世話になった広島の社長ともハノイで会って挨拶をさせていただいた。結果的には彼らを裏切るようなカタチになってしまったけれど、こればっかりは仕方がない。最終的には私自身で下した判断であり、M社長が常々おっしゃっていた通り私には私の人生がある。その方法が決して褒められるモノでなかったことは認めましょう。ご迷惑をお掛けしたのも事実。申し訳ありませんでした。ただ、私は間違っていなかったと思っています。

ここからは愚痴である。

ハノイ中心地から少し離れた場所にあるコンドミニアムに荷物を取りに行く際、「実は今入居者が居る」と聞かされた。それはまあ仕方がない。私が勝手にその場を離れてもう四ヶ月も過ぎたのだから。
入居者とは日本人であり、ハノイに来てからまだ間もないという日本語教師をしている女子だった。年齢は二十台半ばでルックスはごくフツー。私が世話になっているハノイの会社の共同出資者の勤め先のヴェトナム人送り出し機関のセンセーであり、何と家賃は一切取っていなかったという。

もし。もしも私が彼女の立場ならば、戻って来るだろう前の入居者の荷物はどこかにキレイにまとめておくであろう。もちろん大事なモノもあるだろうし、書類などは特に気を遣って保存するべきではなかろうか。
しかし、このク◯アマ、バラバラにテキトーに保管してあったみたいで、私が現場に行ってから「好きに持って行って下さい」みたいな態度なのである。しかも、その共同経営者の家族(小学生のク◯ガキ含む)も立ち会っていた為、あまり時間を取らせられず遠慮しつつスーツケースに荷物をしまうこととなる。

結果的に、パタヤのコンドミアムの権利書等、いくつかの大切なモノを置いたまま辞去することとなった。ちなみに権利書については「パタヤにある」とこちらが勝手に勘違いしたこともあるが、仮に住んでいた当時そのままの状態であれば無くなるはずなどない。
運命論者の私としては今回失われたモノについて「失うべくして失った」と捉えているけれど、果たしてどーなのだろうか。

まあいずれにせよ、ハノイでの生活は一旦終了だ。

金額だけで言えば数百万円の投資損があるし、ヴェトナムにはいつか仕返ししてやらなくてはならないと思っている。リベンジとか敵討ちといった言葉ではなく「仕返し」が相応しいのではないか、と個人的には思っているし、大変申し訳ないがあまりいい印象ではない。

とは言え、楽しいこともあったしいろいろ勉強になった件については間違いないワケで。
それよりも、問題はこれからタイでどれだけ苦労するかであり、想像もつかないほど恐ろしい日々であろう。

だからせめて、しばらくは

のんびりさせて欲しいのだ。

*スーツケースはこんな感じ。ゴルフバッグも含め預け荷物は38kgだった。

ハノイで最後に撮った写真。


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