東欧人がタイレストランを作ったらこのようになりましたが、何か?
2017/02/09
ほぼ毎日通う某「bon cafe」の向かい側に、数ヶ月前ちょっと洒落たレストランができて気になっていたので行ってみた。
ナクルアはパタヤビーチ周辺と比べると静かな地域であり、ロシア人の他東欧北欧からの長期滞在者が多く中でもドイツ人が特に目立つ。住んでいるうちに気に入ってか同胞の客を当て込んでか、もしくはその両方だろうが、飲食店を経営する人々も出てくるワケでこの店もおそらくそうだろう。ドイツビールの看板があるしビールのメニュウにはドイツとベルギーの銘柄がズラリと並ぶ。さほど広くない店内はインテリアが洒落ており、内装に結構お金が掛かっている感じ。
ただ、店構えの通り内容はタイ料理であり、まるで「東欧人がタイレストランを作ったらこのようになりましたが、何か?」と言われているようだ。店名に「キュイジーヌ」とついているところからもそんな気合いが窺い知れる。悩んだ挙げ句「ガパオガイ」(鶏ひき肉とホーリーバジルの炒め物)を注文すると「with steam rice?」と聞かれる。よーするに「ゴハン」は別なのだ。フツーのタイ料理店ではゴハンにかけられた皿が出てくるが、やはり小洒落ている。
味はまあ、ちゃんとおいしい。ただ、単品で170THB、スチームライスが45THBはちょっとお高くないかい?食堂ならばビールと「ガパオガイ」両方でせいぜい150THB程度だろう。生ビールも合わせて計380THB払うなら、もっと違ったチョイスがいくらでもある。それでも店の雰囲気はあくまでも「何か?」と問いかけてくる。確かに英語を話すスタッフ(タイ人)の対応もちゃんとしているし制服も素敵。アンタのよーな貧乏人が来る店ぢゃない。と言われればそれまでかもしれない。
チェックを頼んだらレシートまで素敵なハコに入れられて来た。う〜む。あくまでも小洒落た店を押し通すのだな。
しかし、残念ながらここは高級リゾート地プーケットではなく、パタヤなんだよなあ。ビジネス的観点から言えばこんな店がやっていけるはずがない。ただ、現実には世界中どこにでも存在するのだ。「趣味の店」というモノが。何だかそんな印象であった。
従って再訪はないな。
というワケで、この洒落た店がいつまで続くか見てみようと思う。
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