さて、これからどうしようか。という話
2019/10/28
何から伝えればいいのか 分からないまま時は流れて
浮かんでは消えて行く ありふれた言葉だけ
もう随分(28年)前に流行ったドラマの主題歌であるJポップの冒頭のフレーズが、今の気持ちにちょうどしっくり来る。
前回の投稿から既に一年半以上経った今、いったい何をどう書けばいいのだろうか。タイトルとはほぼ関係なく、自分の身に起きた出来事やそれらについての思いを綴るだけの個人的日記ブログであり、目的は主に自らの考えをまとめる為。仕事を始めてからはそんな時間もなく、いくら悩んだとしてもそれはただオドロオドロシイだけの鬱屈した感情の塊でここに書けるような内容ではなかった。
しかし今時間はかなりある。
そう。仕事はとっくの昔に辞めてしまったし、未だ再就職先は見つかっていないのだから。正確に言えば6月末で辞職し就職浪人生活はもう3ヶ月半。流石にそろそろ仕事を始めないといよいよ餓え死にしてしまう。
辞職した理由をひと言で伝えれば「人間関係」であり、すべて自分に責任がある。上司や同僚と合わなかったのは己の力不足と自覚しているし、知人に紹介された仕事を一年も経たずに辞めるなんて周りにどれだけ迷惑を掛けるか十分理解した上で、ワガママを押し通して辞めさせてもらったことについての反省や自らの情けなさを責める時期は過ぎた。終わったことはもういいのだ。
さて、これからどうするか。という話である。
実は、ある仕事をする為にしばらくタイ語の読み書きを中心に勉強していたのだが、最終的にその話はなくなってしまい、いよいよ次の就職先をバンコクに探しに行くこととなる。現在住んでいるパタヤの自宅から通える職場はどうやらなさそうだ、と、一旦諦めるワケだ。
もちろん日本に戻ることも考えた。
日本人である以上滞在許可を取る必要はなく、アルバイト的な仕事ならおそらくあるはず。自分1人なら十分に喰っていけるではないか。例え購入済みのコンドーがあるとして、今それを売却する時期でないことは明らかだとしても、そんなモノ放っておけば良いのに何故そこまでタイにしがみつくのか。日本に戻りたくない理由とはいったい何か。
寒いから。アレルギー性鼻炎がヒドいから。物価が高いから。消費税が上がったから。閉塞感が強いから。窮屈だから。暗いニュースばかりだから。コンプライアンスが厳しいから。足の引っ張り合い社会が気に入らないから。付き合いが面倒だから。カワイコちゃんがいないから。いたとしても相手にされないから。etc…etc…。
こうして文字にしてみると大した理由でもない気がして来る。
では、日本の良いところは?
アイスクリームが美味しい。お菓子が美味しい。ワインが安い。チーズが安い。字幕付き映画が見られる。女子と深い会話ができる。以上。これらがタイにない条件のすべてだ。
では、タイの良いところは?
気候が抜群。物価が安い。フルーツが美味しい。マッサージのレヴェルが高い。そして何よりも自由であるということ。誰が何をしていようと咎められることはない。もちろん目に余る大犯罪は別として、他人の細かいことを気にする人などほとんどいない。私のようなワガマママイペース人間にとってそれは本当に本当に素晴らしい環境なのである。
だから時々思う。日本でも地元ではなく、いっそ知らない土地に行ってひっそりと暮らしてはどうか。
確かに煩わしいことは少ないのかもしれない。賃金がそこそこ高く家賃が安い地域を探して誰とも関わらずに単純なアルバイトをして暮らすというのは一つの手ではある。気候温暖な地域なら尚良い。
仮にタイで就職が決まったとして、そこでもしまた人間関係がうまくいかなかったりしたら同じことになる。そもそも会社組織に属して上司への「報」「連」「相」を徹底しつつローカルスタッフを管理するなどという職務が私に向いているとは到底思えないし、それは今回の職場で身に染みて痛感した。ある程度経験のある飲食店舗マネージャーですらまともにできなかったのに、他業種でうまくいくのか?という不安は拭えない。例えば、学校でタイ人に日本語を教えるといった仕事の方がまだイメージしやすい。しかし、日本人上司が居てタイ人の同僚や部下がたくさんいると想像した場合、彼らとうまくやっていく自信が、残念ながら今の私にはないのである。
実際仕事がツマラナイと、どーしようもなくなる。前職もあまりにも仕事がツマラナ過ぎて気が狂いそうになったが、少なくとも日本に居た時あそこまで仕事をツマラナイと感じたことなど一度もなかった。あまり言いたくはないけれど、タイ人の恐ろしいほどの陰湿さを知ってしまってかなりビビったという件もある。もちろん、大前提として海外で働くのは並大抵のことではないし、日本人である件はアドヴァンテージもあると同時に高いプレッシャーもつきまとうからね。
そんな風に考えているうちに、無理してタイに縛られるのもどうか?と思えてくるし、これまで何度も何度も何度も悩みながら、結局10年が過ぎてしまったということになる。しかし、流石に今回はかなり帰国も視野に入って来たのは間違いないかな。
さて、日本ならどんな仕事がいいだろう。夜は得意だし時給もいいから深夜のバイトがいいかな。例えば、レンタルヴィデオ屋さんとか、スーパーの商品出しとか?ファーストフード店は流石にしんどいかなあ。
以前、時給900円で運送会社で郵便物の仕分けのアルバイトをしたことがあるけれど、あれはあれで結構楽しかった。目の前に山のように積まれた郵便のパックがどんどんなくなっていくのはなかなか気持ちが良かったし、コツを掴んでくると段々スピードが早くなって「せっかくなら社員にならない?」と誘われたりもした。三時間ごとに休憩があったし、単純作業も集中してやっていると案外時間が過ぎるのが早かったりするし、1人で黙々とやる仕事の方が気楽で良い、とも思ったものだ。
とは言え、現状はまあともかくもう一度タイで働いてみようとは思っている。それでダメなら、尻尾を巻いて日本に帰ろう。
バンコクでいくつかあるツテを当たってみて、条件次第で決めることになる。
いよいよ後がなくなって来たが、
これもまた人生というものかな。
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Comment
タイ人の陰湿さについて、興味をかんじました。
時間があればご自身の体験を踏まえた記事を執筆してくださると嬉しいです。
コメントありがとうございます。
その件に関しては私も意外でしたが、実際仕事となると生きて行く上での競争原理がはたらき、そこにはやはりドロドロとしたものがあるのは万国共通なのだと改めて知りました。
機会があれば記事で触れてみたいと思います。
パタヤで安い部屋を借りてそこで暮らす、コンドーは、エアビーアンドビーで貸して収入を得るってのはどうでしょうか?
何も考えずに書いてる無責任な意見なので無視してもらって大丈夫ですが、ブログが更新されたのでよかったです。
コメントありがとうございます。
コンドミニアムの日貸しは最近厳しくなっていると聞きます。いずれにせよ、あまり汚くされたくないので賃貸に出す気にはなかなかなれないのです。
長期間更新しなかったので、心配して下さった他方々には申し訳なく思っています。今後は折をみて記事をアップできるよう努力しますので、
何卒よろしくお願い致します。