せめて乾期の間だけでも……
数日前にタイの気象局が「乾季入り」を発表したそうだが、確かに最近は晴れ渡る青空がよく見られるし、空気もやや乾燥してきたような気がしなくもない。いずれにせよこれから3ヶ月ほどは素晴らしい気候が続くワケで、日本が寒さ本番になる時期だからこそタイ在住の感慨が増すというものだ。
そんな中旅行で訪れる知人も当然いるし、私が無職に戻った件がバレればアテンドを頼まれることにもなり、既に年末年始の三白四日パタヤツアーと11月半ばの三白三日バンコクゴルフツアーの予約が入っている。そんな風にタイを気に入ってリピートされる方々が多いのは個人的にも嬉しいから、「是非また遊びに来て下さい」と毎回言うのは社交辞令率5%程度でほぼ本気なのである。
今回は数年前にお世話になった某社長が幹部三人でゴルフ目的に訪れると聞き、早速手配して先ほどメールで報告した。
「是非名門で!」というリクエストに応え三日のうち二日は有名どころを押さえたが、週末6,480THB、平日5,650THB(いずれも送迎、カート込み)とはなかなかいい値段である(*高いという意味で)。しかし、仮に私がレンタカーを借りて自ら送迎したとしても大した稼ぎにはならないし(日当1,000THB程度?)、タクシー二台(または大型一台)をチャーターして往復してもそこまで大きな差額はないから、各旅行会社もまあそこそこ適切な値段をつけているのかもしれない。それでもワンボックスカーとタイ人ドライヴァーの数がまとまれば結構儲かるであろう。実際タイはかなりのゴルフ天国であり、これからはまさにハイシーズンの書き入れ時となって行くのだ。
「プレイ代食事代全部出すから一緒にゴルフしましょう」と誘われたけれど、「仕事が決まるかもしれないので…」と、現状はお断りしてある。実際来週一件面接予定なのでその可能性は十分にあるのだが、もしダメだった場合はフルにお付き合いするつもり。何しろその某社長の知人から軽い仕事のオファーが届いており、場合によってはそちらの話を進めていただくかもしれないから。そういった縁故以外でタイでの私の就職は現実問題ヒジョーに厳しい。いやおそらくはもう無理だろう。だから、この二つの話で就職できなければ、とっとと日本に帰ろうと思っている。
いや、「とっとと」ではないな。少なくとも乾期の間はタイに居たいぞ!
それだけがせめてもの
儚い願いなのであった。
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