P.R.Iパタヤ総合研究所

タイ王国チョンブリ県パタヤ市及びその周辺においてのあくまでも個人的見解による研究、検証を元にした総合情報サイト。

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新人55嬢の弱みに付け込みつつ為替相場の現状を嘆く

   

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「世も末だな」

思わずそうつぶやいたのはこの国の夜の社会の現状についてか、それとも人の弱みに付け込む悪魔な己に対してなのか。

たかだが二千二百バーツでそこまで身を削ることもなかろうに。しかし、あくまでも彼女の自由意志であり、「ご利用は計画的に」と、確かに伝えたはずなのだ。

タイガールにお金を貸したことは何度もあるが、返して来たのはコンビニの店員をしていたコのみで他の数人からはまったく音沙汰もない。滞納金総額二万六千バーツ。もちろん貸す時点で「あげる」と思って諦めているとは言え、授業料にしてはちょっとばかり高いし、本当に彼女らの為になったのかどうか疑問でもある。だから「もうよそう」と思っていたし、今回もそんな気などなかった。

あれだけ嫌がっていた55バーに勤めて二日目。「飲みに来て」と、早速泣きを入れて来たPン嬢を訪ねると「やっぱりどーしても必要だから」と、お金の無心だ。アパートの家賃の不足分らしく二百バーツは金利(遅延金?)とのこと。しかし彼女は歴とした売春婦だし、お客さえ付けばほんの数十分間目を瞑っていれば稼げる金額。以前のバービアの給与遅配分が九千バーツあるとは言え、「それくらいなんとかしろよ」って話だ。ただ、「ケチ!」「ロクデナシ!」といつも悪態をついている生意気な十八才の小娘が「しゅん」となったフリをしているのを見ると「ククククク」と「悪魔心」が疼くのだった。

「だからさ、この先ずっとセックスフリイだったら貸してやるってば」「……分かりました。お願いします」「マヂかよ!」「マヂです!」

「一生」「約束」「承認」「信用」「本気」など知る限りのタイ語を使って何度も確認したが、どうやら覚悟を決めたようだ。実際初日はペイバー無しで二日目も十二時の時点で「レディースドリンク」二杯。「日当」はほぼ皆無でいよいよ切羽詰まったのだろうか。まあそこまで言うのなら仕方あるまい。誓約書を一筆、とも思ったけどさすがにオトナ気ないので証人(一緒に働いているママさんの妹)立ち会いの許貸してあげることにした。

「仕事もあるし、毎日はムリよ」「できるか!アホ」というやり取りはさておき、お金を渡すと「キラキラ」と光る彼女の目。頼る相手がよほど居なかったにしても、「ケチケチ」のこの私からよく引き出したものだ。そして「お金ってコワイ」と、あらためて実感したのだった。

懸命な読者諸氏に念の為言っておくが「一生フリイ」云々のくだりは当然(半ば)「ジョーク」であり、お伝えしたかったのは「十代の若さで子供を田舎に置いてパタヤに出稼ぎに来ているシングルマザーの現状」だ。ここ二日くらい夜の街を探索してみたけれど、本格的にシーズン入りして相変わらず活況な中、例えば「ニッポン人御用達55」数店も客がまばらだったり、この時期にしてはニッポン男子の姿がかなり少なく感じるのはやはり最近の「円安」のせいなのか。いずれにせよ、現実問題バービアのママさんやPン嬢のように「苦しい」思いをしている人達が結構たくさんいるのかもしれない。それ位パタヤ及びタイにとって「ニッポン人マーケットは貴重」ということに他ならないのだ。

「円」を「バーツ」に両替してこの国で暮らす人間の一人として、もう少し適度(?)な「為替相場」を心から願うものである。


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