クマの縫いぐるみに涙腺を刺激させられて思うこと
2017/02/08
タイで暮らすメリットは数えきれない程たくさんあるが、例えば今日なんかは特に痛切に感じる。
夕方出掛けてスーパーマーケット内の某「TRUE」ショップでケータイの使用料金を支払い、行きつけのカフェでお茶を飲んで帰って来たが、「クリ○○スイヴ」の雰囲気など微塵もなく、ちょっと道が混んでいた件を除けばいつもと何ら変わることはなかった。
「おひとり様」の私にとってこれがどれほど有り難いかが、世間一般の方々には理解できないかもしれない。通常ならば家族で祝う(?)「クリ〇〇ス」になど1ナノも興味ない人間にとってニッポンでのあの「押し付けがましい」雰囲気がいかに煩わしかったか。イルミネーションやネオン、クリ〇〇スソング、七面鳥のグリル、トナカイ、サンタ、プレゼント等々一切いらないのだから放っておいて欲しいのに。資本主義の原理は一応理解しているつもりだし、もちろんそれらをビジネスとしては認めるけれどイヤなモノはイヤなのだから仕方がない。
その点タイはヒジョーにいい。
イルミネーションもおとなしいし、申し訳程度のB.G.Mや店員が被るサンタの帽子やバービア嬢からの「明日はパーティーだから来てね」的お誘いなど誠に可愛らしいものではないか。だからこーして十二月二十四日が普段と同じように過ぎて行くことが心から嬉しいし、タイに住んでいて本当に良かったと思うのだ。
四月にやってくる「ソンクラーン」の「水掛け祭り」がかなり鬱陶しい件はさておき。
そんな中いつものテーブルでコーヒーを飲んでいるとテーブルのケータイが「ピロリン」と鳴り、見てみるとニッポンのKさんから送られて来た「LINE」の動画メッセージだった。
クマの縫いぐるみが自らプレゼントの箱の中に入り「MeryCristmas」の言葉と共に送り届けられる、といういかにも可愛らしい3Gアニメ仕立ての動画だったワケだが、それを見ていて何だか泣きそうになってしまった。
は?いったいどーして??理由がまったく分からない。
Kさんはタイが好きでたまに遊びに来る完全に「コワモテ」(ちなみにパンチパーマ)の先輩であり、その「ギャップ」にヤラレたのだろうか。そーいうのを好まないことを知っている数少ない友人達はもちろん誰も送ってくるはずもなくそれが唯一のメッセージだったけれど、別にまったく寂しくなんてないし、たかがプレゼントを届けるだけのクマに「クール」(?)な私が何故「ホロリ」とさせられなくてはならないのか。しかも、「クリ〇〇ス」をこれだけ「全否定」しているというのに……。
しかし、事実は事実として受け入れておこう。
弱いからこそ強がっているだけな件も含めて。
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