P.R.Iパタヤ総合研究所

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「玉突き」の「球」になってみて思うこと

      2022/10/21

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「ああ。もーダメだ」

急ブレーキを踏みながらルームミラーを見た瞬間、黒いピックアップトラックがもの凄い勢いで迫って来ているのが分かり絶望感に襲われる。

朝八時前、シーラチャに向かうスクムヴィット通り。レムチャバン辺りの橋のような高架を登って下った先が渋滞で完全に詰まっており、ブラインドで見えなかった為慌てて減速するも後ろから突っ込まれる、という事故だ。信号も何もない場所で普段なら「スイスイ」行く場所だから時速100kmくらいは出していたし、後ろを走っていた車もそうだろう。渋滞の原因もやはり事故であり、車を降りて確認したらかなり前方に救急車の回転灯が見えた。運悪く、起こるべくして起こったケースなのかもしれない。

「玉突き」の「球」になったことがあるだろうか。

これはもう最悪の気分だ。
追突された瞬間はまだ前の車(某トヨタヤリス)までかなり余裕があったのだが、我が愛車1200ccの軽量車マーチ君は某トヨタハイラックスヴィーゴに突っ込まれてまさに吹っ飛んだ。もちろんこの時点でフルブレーキであったが、私の愛車は後ろから弾かれて勢いを増し、スリップマークを残しながら道路上を滑って行く。正面からはヤバいと思ったのでハンドルを少し右に切って避けた結果、ヤリスの右後部に激突。ヤリスは更にその前のロットゥー(バンのタクシー)に当たる。ヴィーゴの後ろにも一台突っ込んで計五台の玉突きの真ん中。あまりのショックにしばらくは動けなかった。

「シートベルトは逆に危ない」と考える私は運転する時「ベルトしない派」であり、体を丸めて受け身をとったものの左足をしたたか打った。ただ、それだけで済んだのは不幸中の幸いと言えるのかもしれない。念の為病院でレントゲンを撮った結果首に異常もなかったし。もしも正面に突っ込んだらフロント部分が潰れて挟まれたかもしれないと思うとちょっと「ゾッ」とする。更に驚いたのは車を出て後ろを見たら某トヨタヴィーゴが10メートル以上後方に停まっていたこと。一瞬だったから分からなかったがまさかそんなにも飛ばされたとは思わなかったのだ。そして、後ろのガラスが割れ「グシャグシャ」に潰れたマーチ君に対しヴィーゴの野郎のフロント部はビクともしていなかったのだった。

それにしてもあの「和気あいあい」としたしたムードは一体何なのだ!

一番被害の大きい私が無傷だったから皆「ホッ」としたのか、保険会社の連中が到着してからは「ニコニコ」と談笑しているし、ケーサツ署に移動してからも終止穏やかで殺伐とした雰囲気など一切ない。「どーせ保険が下りるから」と余裕なのかもしれぬがこっちはいい迷惑であり、一歩間違えたら死んでいたかもしれないのだ。笑ってなどいられるものか。まったくもーどいつもこいつも。

さて、こーいうことが起こった場合「何かの暗示」だと考えるようにしているが、まず思い当たるのは車の運転について。

この国で運転していると、インフラはヒドいしルールは「メチャメチャ」だしケーサツは賄賂で何とでもなるしとにかく危険極まりない。それを覚悟の上で「何でもアリ」ルールに慣れてくると段々運転が荒くなる。「やった者勝ち」という感覚に、ついなってしまうのだ。そーでなく「あくまでも安全運転」という意志の強い方もおられるだろうが、意志の弱い私は流されるまま「いつでも来い」と思っていたし、最近は「さすがにちょっとマズいかな」と危惧してもいたのだ。だから「案の定」であるし、今後はもっと気を付けなければ。

ちなみにタイではニッポンのように「ぶつけられたら代車を借りられて当たり前」という感覚がないようで、保険会社に要求しても「フニャフニャ」していてどーも当てにならない。修理にかかる三ヶ月の間費用を先払いしても全額戻ってこなかったら困るので、とりあえず借りた代車は二日で返すことにした。だからしばらくはゴルフにも行けないしバンコクにもバスで行くしかない。バイクがあるから日常生活には問題ないが、かなり身動きが取れなくなるワケだ。

「しばらくおとなしくしていろ」ってことか。

フツーに考えればそーなるし、円安が進行し過ぎてどーにもならない現状、それはある種の選択でもある。ここ半年くらいかなりアクティヴに動いてお金もかなり使ったけれど、まだまだ先行投資の段階であり収入に結びつくのはかなり先の話。おまけに車がない。これはもう「何もするな」ってことでしょ。

「引き蘢る」のは得意技でもある。

ここはひとつ素直に従うとしよう。


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