P.R.Iパタヤ総合研究所

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「郷に入りては郷に従え」を曲解してはいけないのだ

      2017/02/09

「あれ?いつの間にあんなモノが……」

Uターンエリア

Uターンエリア

Uターンエリア

「ドルフィンロータリー」のすぐそばに、知らないうちにバイク専用の「Uターンエリア」ができていた。そのことにずっと気付かなかったのはそれを利用する必要がなかったから。実は随分前からロータリーの手前で逆走していたのである。

詳しく説明すると、ナクルアロードから南に向かう場合海沿いにビーチロードを通るのが早いのだが、その為には一度ドルフィンロータリーを左折して次の信号の手前にあるUターンエリアまで遠回りせねばならず少しばかり面倒なので、100m程度の区間逆車線に侵入しフチの方を「ソロソロ」と走って「ショートカット」するワケで。もちろん完全な「道路交通法違反」であるのは重々承知の上での話。

「郷に入っては郷に従え」を勘違いして曲解している悪い例だ。

確かに、この国独自の解釈が一般的に通用してしまうという、いわゆる「タイルール」の中でも交通ルールは特に「メチャメチャ」であり、そもそも交通違反で捕まってもケーサツ官にお小遣い(100〜200THB)を払いさえすれば見逃されてしまうのだから「何でもアリ」になるのも致し方ないのかもしれない。そんな中で日々バイクや車を運転する以上一回一回がいろんな相手との「闘い」だし、そのほとんどがいとも簡単に運転免許証を取得した(又は無免許運転の)タイピープル達、そしてパタヤの場合更に「レンタルバイク」で縦横無尽に移動する旅行者も加わるのだから大変だ。

だからと言って当然「交通違反をしても良い」はずがないのであって、元々面倒くさがりでせっかちな私がついつい便利な(?)「タイルール」に乗っかってしまうのはヒジョーに危険な行動であり思想でもある。たまにこーして冷静に考えなくてはならないのは、自分では気付かないケースも実際多々あるからだ。「当たり前」と普段から思って繰り返しているうちに段々麻痺してくるからコワイ。
たまにニッポンから遊びに来た知人と会うとその手の話(ケーサツに賄賂等)でどん引きされ獣を見るような目付きをされてあらためて知ることもあれば、実際ニッポンに帰って某「mac(donald)」や某「KFC」でトレイをそのままにして帰ろうとして「ハッ」としたりとか。

「バイクの逆走」もそう。「ちょっとだからオッケー」とかお気楽に考えているといつかヒドい目に遭うに決まっている。

さて、これはパタヤについてのサイトなので、旅行等で滞在する場合の交通ルールに関する注意点をいくつか挙げておこう。自らの反省も含め「何を今さら」といった件も含めてあらためて検証してみたい。

まずは大前提としての「タイルール」をいくつか。

①「歩行者優先ではなく車優先」
②「左折が常にオッケーの交差点多し」
③「信号はあってないようなモノ」
④「横断歩道の手前で徐行も停車もしない」
⑤「バイクの逆行は当たり前」
⑥「最終的には行った物勝ち」

つまり横断歩道を青信号で渡る時ですら要注意ということ。タイの場合信号がニッポンのような対面式でなく「片側一斉式」なので交差点では何と四回も変わり、これが最初ややこしくて混乱する。横断歩道は半分づつしか渡れないし左折車が「ガンガン」突っ込んで来るのだ。

パタヤでもやはりそうで、例えばビーチロードに歩行者用の「横断信号」があるけれど、ほぼ守られていない。どーいう状況かと言うと、すでに歩行者が渡っている場合は「仕方なく」停まるが、歩行者さえいなければ信号が赤でも関係ない。一方通行に付いている信号だから横から車が出てくるワケではなく、「行ってしまえ」となる。これが「車優先」の考え方なのだ。
ビーチロードセカンドロードでは特に横断歩道があろうがなかろうがどこでも人が渡るのでまさに「カオス」となっており、危なくてしょーがない。特に車が渋滞で詰まっている時は、隙間をバイクが走っているので気を付けた方が良い。

バイクを運転する場合は逆に渋滞中の隙間から飛び出す歩行者に要注意である。あとはレンタルするならばできる限り「(国際)免許」を携帯するべきだろう。何故ならばパタヤのケーサツ官の格好の餌食となるから。
ただ、彼らが網を張る場所は大概決まっているので、そこさえ避ければ特に問題はない。しかし、一度捕まれば最後。「なんだかんだ」と難癖をつけられて結局は「お小遣い」を払う羽目になる。ニッポン人の相場は200THB。但し、最近捕まっていないのでひょっとしたら値上がりしているかもしれない。とにかく「時間がないからこれで何とか勘弁してくれ」と、100THBから始めて金額を上げていくべし。100THB出すと最初は「オレを買収するのか!」と怒ったフリをするが、それはあくまでも演技。ある金額で「う〜ん。まあ仕方がないなあ。行ってよし」と免許を返してくれる。

網を張っている場所は以下の通り。
①「センタン」の手前のビーチロード側。つまりパタヤ警察署の前。昼間から夕方が多い。
②「センタン」の前のセカンドロード側。ここも昼間から夕方まで。
③セカンドロードとセントラルパタヤロードの交差点の派出所前。時間はランダム。
④サウスパタヤロードをビーチロード、つまり海に向かって突き当たりを左折したところ(*ジョムティエン行きのソンテウの溜まる場所)。主に夜「WS」に行く「ノーヘル」のタイ人を狙う。
⑤「ドルフィンロータリー」では主に週末の深夜「飲酒検問」がある。
⑥ナクルアロードsoi16辺り。夜、たまに検問をやっている。

これらを避ければまず捕まることはないし、素面でヘルメットを被って制限速度で走っていれば止められはしないだろう。
ちなみに、バンコクでは「お小遣い」を払いまくってきた私もパタヤでは一度もなく、ノーヘルで止められた時も運良く許してもらえた。

というワケで、あくまでも個人的見解であって何もコラプションを推奨しているのではないので。念の為。

こーいったテーマになるといつも先進国と発展途上国(新興国?)の違いを痛切に感じるし、前者よりも後者に居心地の良さを感じる自分について

複雑な気持ちにもなるのだった。


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