P.R.Iパタヤ総合研究所

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YESかNOかの決断をしなくてはならない

      2016/02/10

私はズルい人間だ。何かから逃げてばかりいる。

考えてみればここ最近、七年半も住んだこの国から離れよう離れようと躍起になっていたのかもしれない。そして、助けを求めたニッポンにアッサリフラれ、「渡りに船」とばかりにハノイに救いを求めているのだ。

ただ、仕事になる可能性は充分にある。少なくともこの世知辛いタイよりは……。

念願のwifiがいよいよ繋がった。
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ついでにネットTVの契約も済ませ、少なくとも三ヶ月は我が愛しのFCバルサの試合を生で観られる。某「3BB」を解約し某「AIS」に乗り換えた結果年間使用料は5310THB(当初6ヶ月はプロモーション価格295THB/月、残り半年は590THB/月)。TVは300THB/月であり、充分値打ちだと言えるだろう。
これでよーやく居心地が良くなって来た。廻りの部屋の工事の音がウルサい以外はかなり快適で、セカンドハウスとしては上出来なのではなかろうか。
でも、今のファーストチョイスは明らかにハノイなのだった。

今後タイでやるはずの仕事を断った。
何故ならこの国にいつも居られるワケではないし、「何かあればすぐに戻って来なければならない」という事実が重荷になるのがコワイから。あくまでもパタヤは拠点として残し、メインはハノイに移したいから。今まで苦労して積み上げてきた話を断るのには勇気が必要だったけれど、断ることから始まる何かも、きっとあるはず。

昼下がりにラム&ソーダを飲みつつ贔屓のチームが7:0で勝つのを見る幸せ。しかし、幸せはそれだけぢゃない。
バルサの試合

大きな決断をするには、友達の力が大きい件も見逃せない。

カンボジアに駐在したR君。
ハノイから戻って早速彼の同僚を紹介してもらう手筈を整えた。某大手企業で働く彼は十数年来の知人であり、僭越ながら結婚式のスピーチまでさせていただいた。ラテンミュージック好きの彼に店でDJをしてもらったりMIX CDを作ってもらったりした縁である。
東南アジアに活路を見出した者同士感じるシンパシイ。おそらく彼も同じような気持ちなのではないか。R君が居なかったら、ここまで早い決断はできなかった。

ハノイに導いてくれたF君。
昔はS君と呼んでいたけれど、皆がF君と呼ぶので今年からそう呼ぶことにした。一瞬だけやっていたカジノ時代からの付き合いでかれこれもう二十年以上になる。元々少ない友達がどんどん離れて行く中、気持ちが切れずずーっと付き合ってくれている貴重な存在で、そもそもタイに移住したのだって彼が絡んでいる。何しろ私の初めてのタイツアーメンバーのうちの一人なのだ。
ニッポンで人材派遣会社を営む彼が長い間世話をしたヴェトナム人の若き社長が今回のすべてのキッカケだ。

タイ在住歴がほぼ同じY君。
いつも冷静な彼に今までどれだけ助けられてきたことだろうか。廻りからのいろんな話に感化されてすぐにアツくなる私を「まあまあちょっと落ち着いて」と、宥めてくれる貴重な存在。比較的順調だったタイでの生活も、彼抜きではここまでスムーズにはいかなかったに違いない。今回のヴェトナムツアーにも同行してもらったが、こっちの勝手な都合でかなり迷惑を掛けてしまった。

まずこの三人には深く感謝の意を述べたい。本当にありがとうございます!

他にもいろんな人にお世話になった。「独りきりで生きて行ける」はずなどないのである。

パタヤ在住の先輩でいつも愚痴を聞いてくれるS氏。タイでの仕事を紹介してくれたO氏。今後引き継いでもらう予定のSさん。ここには書ききれないほど多くの人に支えられ、私は生きてきた。

そしてM子嬢。

秋にまた旅行でタイに来るかもしれないとのことだが、おそらく次回はもう案内することができない。君のことは本気で好きだった。そのことをどーか忘れずにいて欲しい。

今日の夜はSちゃんと会う予定。
揉めに揉めた末若きR嬢との結婚に踏み切ったあの勇気はスゴいと思う。結婚式の介添人を仰せつかって慌てて白いシャツを探したものだ。
ずーっとディスコ仲間であり続けた彼とも長い付き合いであり、タイという国を一緒に楽しんで来た。あの頃の某「ラーンドン」での楽しい日々を私は決して忘れないし、彼なしでは適わなかったのも事実。初めて会ったあの怪しいディスコが今ではとても懐かしい。スリン出身のファンキイなFン嬢は今でも元気なのだろうか。想い出は尽きない。

完全にサヨナラするワケではないのに、妙に感傷的な気持ちになる。いったいどーしたことだろう。
とにかく、私の人生に取って大きな節目が間もなくやってくるのはほぼ間違いあるまい。

このウェブサイトもできれば続けたいけれど、「ハノイ総合研究所」となれば「H.R.I」に変わるのでまた新たにサーバーが必要になるだろう。困ったものだな。

パタヤとタイを愛する人々の為に、できれば最後に何かを残したくて例えば「分かり易いタイ語講座」などの特集記事を書く件も考えたが、そんな時間があるかどうかは怪しいものだ。

とりあえず今は、

夜ゴハンを作って食べようと思う。


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