P.R.Iパタヤ総合研究所

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拝啓 タイ王国入国管理局の皆々様方

   

「マヂかよ!?」

ルールがコロコロ変わるのも、その告知が突然であり直前なのもタイではまあよくある話。しかし、自分に直接関係のあるそれらの情報を入手する度にいつも驚かされるしビビらされる。海外で、そして東南アジアの新興国で暮らす以上避けては通れない件も十分理解してはいるのだけれど……。

友達から聞いて先程知った新たなルールとは「在ラオスヴィエンチャンタイ大使館でヴィザを取得する場合、今後はあらかじめネットで予約しなくてはならない」というもので施行は2/1から。「え?いきなり??もう一週間もないよ!!」と叫んだのはもちろん私だけではあるまい。それほど急な話であり、間もなくB-VISA取得予定である為慌てて大使館のウェブサイトをチェックしたら全部タイ語表記。おいおい勘弁してくれよ。

結局28日に正確な手段の発表(サイトの更新?)があるみたいで、今はそれを待つしかない。いずれにせよ(メンドクサイナア)というのが正直な気持ちである。

ルール変更には当然理由があって、そこはまあ理解できるし改定によって以前より良くなることだってもちろんあるワケであり、もしそーでない場合にはすぐ元に戻ったりするのもタイでは珍しくない。だから、ドーンと構えていればよさそうなものだが、運悪く新ルールスタート時期に当たればその混乱に巻き込まれるのは必至であり今回はおそらくそうなるであろう。う〜ん。参ったなあ。

そー言えば今回タイ入国時、ドンムアン空港のパスポートチェックで止められ、タイ滞在歴を突っ込まれて「VISAなしでは入国させられない。帰れ!」と入国を拒絶され、「そこをなんとか!」と喰い下がったらワイロを要求された。その額3000THB。いつものように「1500!」「2000!」と値引き交渉で粘ってみたものの結局ビタ1バーツもまけてもらえず泣く泣くATMに走ったのだった。今までに支払ったコラプションの中で二番目(一番は6000THB)に高い金額でとても痛かったけれど、どーしても戻らないワケにはいかず仕方がなかった。

この件についてはやはり同じ友達から聞いて知ってはいた。

よーするに、最近ドンムアンのイミグレはVISAなし入国者を厳しく取り締まっている。という話で、友達本人は結局入国できず実際に一度日本に帰った。その後仕切り直してヴィエンチャンで観光ヴィザを取得後タイに入国する予定とのこと。在タイ歴の長い彼はここ一年ほどでVISAなし入国を繰り返していて、毎回心の準備をしつつもずっと突っ込まれはしなかったけれど、今回初めて止められたらしい。だから本人はある程度覚悟していたはずである。しかし、一度ヴェトナムのホーチミンでヴィザ取得にトライしたものの条件が厳しく断念。結局ユルいと言われるヴィエンチャンまでわざわざクアラルンプール経由で乗り込むという手間を掛けているのだから、相当懲りたはず。実際、少し前からタイからの撤収をほのめかしていたから、もう気持ちは固まったのかもしれない。

私の場合、ここ一年間で8ヶ月タイに滞在していてそのうち180日間は観光ヴィザを持っていた。だからノーヴィザ期間は60日足らず。いわゆる「90(180?)日ルール」には抵触しないはず。その件をイミグレ係官に訴えても「そんなことは関係ない。お前は今まで長い間タイでいったい何をしていたのだ。そしてこれから何をするつもりだ!?」と厳しい口調で言われるだけだった。確かに2015年取得のパスポートの履歴を遡ればタイに居た期間は長くしかも観光ヴィザ以外の滞在許可はないのだから、彼が私をいわゆる「不良外国人」扱いする理由もよ〜く分かる。キャンペーン中の文言通り「bad guy out!」ということなのだろう。そして、私の横には国籍不明の外国人が4人、おそらく同じ理由で入国を拒まれ途方に暮れた表情で座っていた。

さて、皆様ご安心下さい。これはあくまでもドンムアン空港のイミグレでの話であって、LCCを使って入国する貧乏人に限って適用される特別ルール。つまり皆様のようにスワンナプームを利用される方々には関係のないことですから。「ドンムアン利用」→「不良外国人の可能性大」というハッキリとした図式がこのようなルールの根拠であって「good guy(lady)」の皆様方は何も心配ございません。

また、コラプションについてですが、私の考え方としては「タイで生きていくからにはコラプションを支払うことに罪悪感を覚えるべからず」であり、これを日本の知人に真顔で話すと99%ドン引きされるので、「もちろん駄目であることは重々承知の上で」と注釈を付けた上でのことですから。あくまでも。はい。

いずれにせよ、今後もドンムアン空港を使い続ける以上(経済的&情緒的理由から今のところairasia一択)、また同じ目に遭うと考えればVISAなし入国は何とか避けなくてはならない。だから今回、もし仮に憧れのB-VISA取得が実現するのならばこれはある意味ヒジョーにありがたい話なのである。タイ王国に税金をキッチリと納めつつ日々暮らすのであれば、「不良外国人!」と後ろ指をさされることもなくなるだろう。そう信じつつ、間違いなく一筋縄ではいかないであろうB-VISA及びワークパーミット取得に向けて心の準備をするのみである。

(コロコロ変わるとしてもその都度)ルールにはおとなしく従います。揃えろとおっしゃられる書類は全て用意します。

だからずっと居させてください。

タイ王国入国管理局の皆々様方。


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Comment

  1. いたたたい より:

    もう、むしろタイをやめて他の国はどうですか?
    もう俺はタイに見切りをつけました。

    • izumix65 より:

      はい。おっしゃる通り他国にも目を向けるべきかもしれませんね。
      タイで知り合った私の友人の1人も、いよいよ離れる可能性が高いです。

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