P.R.Iパタヤ総合研究所

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ユルい国のユルい学校でユルいセンセイからユル〜く受ける授業

   

「えっ?そーだったの!?」

一瞬驚きはしたものの、まあタイにおいてはよくあることなのかもしれないし、実際他の生徒達は皆「ふ〜ん」てな感じのごく薄い反応だった。

その日の授業終わりに伝えられたSートセンセイの説明(英語)を意訳するとだいたいこんな風になる。
「バンコクからケーサツがチェックしに来るから明日から二日間授業に来られないんだ。実は僕、この学校の所属ぢゃないからね。テヘヘ」。

つまり、おそらくはこうだ。

語学学校として登録している法人の内容をチェックをする為に、ニッポンで言えば「文科省」的なお役所の人がやってくる。そして、自分はこの学校の正式なティーチャーではないからバレないように身を隠す、と、見た目から判断して三十才前後の英国人Sート君はまったく悪びれもせず告白したのである。

「<ED VISA>を取得しているのだから、アンタ達は毎日学校に来るのが当たり前なのだ!」などと、年配の女性マネージャーは普段からエラそうに宣うが、
「学校法人許可を取得しているのだから、センセイは正規の人物を雇うのが当たり前」ではないのか?

まったくもう。ドイツもコイツも。

ところで、このセンセイなかなかの「ユルキャラ」であり、(多分タイ人の)ガールフレンドだか婚約者がいてどうやら彼女に「ゾッコン」の様子。
おそらくファンキイなコなのだろう。ちょくちょくトラブルを起こし、その度に本人から電話が掛かって来る。授業では練習問題のプリントをさせられることが多く、普段からフツーに電話に出るSート君。

「何だって?そーか分かったすぐに行く!」「すまない。彼女(sheと言う)が大変なのでちょっと出掛ける。あとは自習しててくれ」と、慌ててフルフェイスのヘルメットを抱え教室を出て行く彼(バイク通勤なのだ)。「気を付けてね〜」と心配そうに見送る生徒達。

「ユルいな〜」と思うのは私だけのようだ。

私の知る限り今までにこんなことが少なくとも二度あって、カノジョの為に授業を休んだケースも二日程ある(骨折して病院に連れて行った)。
ニッポンではあまり考えられないよーな気もするが、家族を大切にする欧米ではよくあるのだろうか。とにかくそのパートナーをいたわる姿勢が「ほのぼの」として何とも良いのだ。ご本人に是非一度お目にかかりたいものである。

もちろん授業も「ユルユル」だ。

まず開始時間は定時の三十分後。遅刻オッケーなので生徒の集まりが悪いし、授業に使うプリントのコピイも始まってから人数分取る。あとは個人個人に指導する感じで進んで行く。やる気があれば質問攻めにすればいいワケで、その辺りはまったく問題ないと言える。個人的にその気がないだけの話だ。

生徒の国籍もヴァラエティー豊かであり、ロシア人を筆頭にフランスドイツイスラエルイラン。基本皆フツーに英語で会話ができるので、発音の悪い「中学生英語」の私はどーにも引け目を感じてしまい躊躇しがちだ。たまに話題に上るとすれば
「ニッポン人は猿の脳みそ喰うんだろ?」(それ中国人!)「イルカも食べるのよね」「まあね〜」とか、そんな程度。遅刻欠席早退ばかりなので、やや浮いた存在なのかもしれない。
最初から真面目に通う気があったのならばもう少し仲良くなることもできたけど、まあ仕方ないかな。

先週イミグレにてヴィザの手続きをしたので、現在15日間の延長中。来週再び申請に行って許可さえ下りれば更に75日間滞在可能となり、一年間のヴィザをフル消化できることとなる。つまり目的は達成したワケであり、残りの授業を受ける気はない。
だからSートセンセイや生徒達ともお別れとなる。

ちょっと寂しい気もしなくはないが、

「ホッ」とするのが正直なところか。

学校

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