P.R.Iパタヤ総合研究所

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イライラを解消しようと思ったのに更に深みにハマるの巻

      2019/01/02

この仕事に向いているかそれとも向いていないかを考えた場合結局は後者なのだ。と、少なくとも自分では思うワケで。

過去に何度か真剣に自問自答した結果答えはとっくに出ているのだけれど、最近一週間で特にそのことを痛烈に感じる。小さな事件が色々重なって精神的に疲れてしまい(もうやってらんねえ)とイライラする。なんてのはフツーに仕事をしていればよくある話で、そんな時どーしてもネガティヴ思考に陥る悪い癖の私。

ではいったい何故向いていないのか?をあらためて検証してみることによって、ささくれた心を落ち着かせられないか。このブログがとても役に立つ場面であるのは間違いあるまい。

「接客業」という大きな括りで捉えてみると、まったく向いていないとは言えないだろう。その中の特定業種において私の性質が仇となる分野がいくつかあるのではないか。と、自己分析してみることにしよう。何故なら(あくまでも表向きは)社交的であり人見知りするタイプでは決してないからである。知らない人に声を掛けるなどまったくもって苦にならないし、初対面で表面的会話を何時間続けても全然構わないし、仕事であろうとなかろうと他人とコミュニケーションを取ることについてさほど苦痛を感じはしない(特定の人物は除くが)。つまり接客業においてもっとも重要なハードルはクリアしているのだ。

「金属バット」というお笑いコンビがいて、彼らの漫才がとても面白く私もファンの一人なのだが、漫才師は「接客業で立ち仕事」だ、と彼らは「漫才師」というタイトルの漫才の中で説明する。ボケの方が「楽な仕事やないか」と言うとツッコミが「いやしんどい。座りたい」と嘆く話である。(なるほど漫才師も接客業の一種か)と思う。それほど広い分野なのだ。その中で外食産業においての接客業となるとかなり幅は狭くなるが、「飲食」というカテゴリーが果たして私の性質に向いていない業種なのだろうか。

さて、飲食店は大きく分けてビル内にテナントとして構える店舗と独立して建つ路面店と二種類あるが、私が今勤務しているのは郊外大型店で広い敷地内にたくさんの駐車スペースがある典型的なタイプである。この手の店の特徴としては、街の中心部にある店舗と比べて時間に余裕のあるお客様がゆったり過ごされるパターンが多く、また、平日と週末の混み具合の差が激しく売上げが倍増というケースもよくある。実は私が以前友人と共同経営していたベーカリーカフェもまったくそのままの条件だったから実情が分かるのだ。

働く側は結構大変で、平日と週末では心構えが違い気持ちを切り替えなくてはならない。特にランチタイムなどはウェイティングのお客様が列をなしている状態がずーっと続いたりするから、常にプレッシャーを受けているイメージがある。よーするに、テーブルが空いたらすぐに片付けて次のお客様をご案内しなくてはならない、といった重圧である。席を待っている方々もある程度時間に余裕はあるのだろうが、人間お腹が空くとそれだけでイライラするものだから少しでも感情を逆立てることは極力避ける必要がある。そんな空気の中で緊張感を持続させつつ長時間働いていると心身共に本当に疲れるのだった。

そして当然のごとく事件は起こる。例えばオーダーミスがあり違った料理が届く。サラダに虫が混入する。スタッフがスープや味噌汁をぶちまける。エトセトラエトセトラ。店長代理の私は真っ先に客席へすっ飛んで行って「これでもか!」というくらい頭を下げる。何しろそーいう時は謝るより他ないのだから。お詫びの印に何かサーヴィスするとかクリーニング代を出すとかいうことはあくまでも二次的な話であり、とにかくまずは謝りまくるしかない。バッタがびっくりするほどのスピードで頭を上下させる。「私共のミスです。本当に申し訳ありませんでした」「なんとかご勘弁下さい」のセリフをひたすら繰り返すのみ。何度もやっているから慣れたもので今ではもう自動的にできる。

また、時には自分自身がミスをする。どちらかというとこっちの方が多いかな。何しろおっちょこちょいなので単純な失敗をしばしば繰り返すのだ。そんな時はひたすら落ち込む。他人がミスった件で代わりに謝ったりする方がよほど気が楽だ。ミスの度合いによってはその日一日中引き摺ったりもする。誰か他のスタッフが絡んでいたりすると余計にそーなる。(あー。迷惑を掛けたなあ)と失敗を悔やみ続けることになるのである。

だんだん分かってきたが、よーするに精神的弱さがすべての原因なのではなかろうか。プレッシャーに極端に弱く根性がない。いやちょっと待てよ。それって飲食業とか接客業とかそーいう問題ではなくどんな仕事にも共通している部分で、特に人の上に立つ役職となれば必ず必要になってくる資質ではないのか。例えば店長として店を一軒任されるとなったら確実に襲いかかる類のものではないか!

あ、コレはアカン。方向がおかしくなって来たぞ。ネガティヴシンキングを戒めるつもりが更にネガティヴに向かってしまいそうだ。

現状日本ではあくまでも研修、つまり店長代理という肩書きはカタチだけのものでなんの責任もなく時給でアルバイト的に働きつつ店長の仕事を覚えていくという中、いよいよ本当に店長になった暁にはどーなってしまうのか。(日本みたいに複雑な人間関係を作る必要のないタイだからだいじょーぶだろう)などとつい最近まで気楽に考えていたけれど、どうやらそーいう問題ではないのかもしれない。

少なくとも日本で、仮に今の職場で「店長になれ」と言われたら即刻お断りするような仕事が海外だから、バンコクだから(できるはずだ)というのはちと話が違うような気がしてきたぞ。今までなんとな〜く思っていたように飲食店店員の経験値とタイ在住歴とタイ語のスキルだけでできる内容ではひょっとしたらないのかもしれない。

あーマズイマズイ。ヒジョーにマズイではないか。

今から昼間のパートさん達とミーティングである。

なんだか物凄〜く気が重くなってきたんですけど。

*寒いのでカップ麺がヒジョーにありがたい。そして108円とは思えない素晴らしいクオリティーである。

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