P.R.Iパタヤ総合研究所

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ヤラレているのはサルモネラ菌よりももっと強い何かなのか

   

どーにも調子が悪い。

下痢の症状はほぼ回復したけれど、胃が重いというか胸焼けのような感覚が続き食欲がまったくないのだ。
お腹にいいモノをと思い昨日はミネストローネスープを作ってみたものの、コレでも「おえーっ」ってなるくらい。

実は、精神的にもちょっと気になることがあってひょっとしたらそれも関係あるのかもしれない。
愚痴だと思って聞いていただくしかないが、タイ人とのやり取りでイライラしたりショックを受けたりしているのである。

相手は六十過ぎの会社経営者であり、数年前に家具関係の仕事を模索していた頃お世話になった人物で人柄も良く信頼して交渉を進めていた。
あまり端折っても伝わりにくいので説明すると、先方は某マットレスメーカー。日本からのオーダーで年間最大5コンテナくらいの結構な量だったので、それが決まれば私も多少収入になるということで何度も工場に足を運び一緒に食事もして関係を築こうと頑張ったものだ。

しかし、自信を持って日本に送ったサンプルが、フラットでなく小さくパッキングするために丸めてあったせいで縮んでしまい「サイズが少し足りない」という理由で「信頼性に欠ける」と言われ、最終的には話が流れてしまう。まあ、それは断る口実のような気もするし、購入サイドの交渉の進め方にも少し理不尽に感じる部分があったので、そのタイ人経営者には迷惑を掛けたという思いがあった。

その後、私がチャンスを求めヴェトナムに移住することを氏にも伝え、それきりになっていた。

で、先日、その経緯を知る知人から「マットレスをひとつお客様に紹介したいけれど可能ですか?」という依頼を受けた。
彼はバンコクで数年前に起業した若き日本人経営者で、仕事を模索していた頃にやはりお世話になった人。少しでも私の為になれば、と、わざわざ声を掛けてくれたのである。

当時先方の社長に「マットレスひとつでも売ってくれるか?」と聞いたら「バンコク都内なら無料で配達もするよ」と、業販価格で卸してくれるという話だったし、実際その知人が引っ越す時にお祝いということで私が同社の商品を購入してプレゼントしたという経緯もあった。そして、コンドーなどに住む日本人駐在員向けにマットレスを販売する(家具つきでもマットレスがないケースも結構ある)、というビジネスを半ば本気で考えたことさえあったくらいだ。

だから、私は(多分だいじょーぶだろう)と思って先方社長に電話した。

「社長、お久しぶりです」
「おお、Hさん。元気ですか?ベトナムはどう?」
「いや、実はかくかくしかじかで・・・・・・」

別にイヤな感じもなく、気軽に引き受けてくれたので(ああ。これでまた以前のように話ができれば良いな)と思っていた。
価格を聞いて送料(*バンコクではない)も確認してくれたので、買い手側にそのまま伝える。

「写真か何かありますかね。あと、できれば仕様の詳細とか断面図とか」

当然である。どのような商品かお客様に説明せねばならないからね。
しかし、以前あったウェブサイトは工事中。そして、当時私も持っていたカタログはヴェトナムに行く際に処分してしまった。

仕方なく、また社長に電話してお願いする。

「お客様に仕様を説明するので、写真かカタログをもらえますか?できればカタログを先方に郵送してもらえると助かります」
「いいよいいよ。住所を教えてくれれば送っておくから」

話しているとそんな感じの軽いノリでまったく嫌がっている印象は受けなかった。
しかし、一週間経ってもカタログは届かない。もちろん請求せねば。

「まだ届かないんですけど。郵送でなくてもメールでPDFをもらえればいいですよ」
「あー分かった分かった」

これが22日金曜日の会話。その間、メールで何度か請求もしている。

それなのに。あー
それなのにそれなのに。

なしのつぶてなのであった。

電話ではフツーに対応してくれるのだが、いったいどーいうことなのだろうか。

①超忙しくてマットレスひとつの為にいちいちそんなことをやっていられない。
②最初からやる気がない。または話を断る為にわざと送らない。

おそらく①なのだろうが、もし②だったら結構ツラい。

などと考えつつ25日つまり週を跨いだ月曜日の夜まで待った末、もうこれ以上は待たせられないと判断した私は買い手側の知人にメールを打つ。

このまま話を進めても難しいと考えますが、如何でしょうか。
お気遣いいただきわざわざ話を振ってもらったにも関わらず、
こんなことになってしまい、何と言っていいか言葉もありません。

すると、知人は「納期までまだ時間があるので、もう少し粘ってみませんか」とおっしゃって下さった。自分の経験でもそーいうことはよくあるし、マットレスたったひとつでもここで取引できればまた良い関係になれるかもしれませんよ、と。なんと愛のある言葉だろう。

継続することを決意し、翌朝一番に満を持して電話してみるも出ない。
夕方もう一度掛けるものの、ついに出なくなってしまった。

これが昨日のことだ。正直ショックだった。

とにかく先方に気持ちを伝えよう、と、グーグル翻訳の力を借りて先程長いメールを打ち終えた所だ。

気が小さい私は、こーいう状況に対してヒジョーに弱い。そんなのではタイのビジネスシーンで渡り合っていけないのはよ〜く分かっているつもりだけれど、小さなことでもすぐに傷付くガラスのハートの持ち主なのだろう。

お腹というよりは胸が痛むのだろうか。

そして食欲は相変わらずないのだった。


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