P.R.Iパタヤ総合研究所

タイ王国チョンブリ県パタヤ市及びその周辺においてのあくまでも個人的見解による研究、検証を元にした総合情報サイト。

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パタヤの想い出②:ギックという名の平和な関係

      2021/12/15

(あれからもう10年が経つのか)、と、振り返れば時の流れる早さを感じずにはいられないが、およそ計画性のない「早期リタイア」という名の長きにわたる無職生活が後半に差し掛かる頃、私は世界でも有数の下世話な超低級ビーチリゾートで手頃な家賃のアパートを探していた。

それまで8年間経営し自ら店に立っていた飲食店を閉めて日本で1年、タイに渡って9年近く仕事もせずにフラフラと遊んで暮らせたのはその間僅かながら不労所得があったからであり、物価の安い東南アジアでの節約生活だったから。もちろん気楽な独り身で養う家族がなかったという前提もあってこそ。しかしいくらそんな状況だからといえ、現実問題40代という身も心も充実する稼ぎ時に(結果的に)10年間も棒に振るというチョイスを果たしてどれだけの人がするだろう。後悔しているワケではないけれど、もう少し上手に生きていれば今頃こんな寒い離れ小島で必死に働く必要はなかったのかも、などと思わぬでもない。

一応断っておくと、タイに移住した当初はビジネスも視野に入れていたし様々な可能性を模索もした。しかし、独立して何かを始めるにはリスクが大きく、まともな会社に就職するには年齢、経験、タイ語能力等何もかもあまりにも中途半端過ぎる自覚があった私は、結果的に収入が尽きるまでタイで仕事をすることはなかった。そうさせたのはひとえに常夏の国特有の雰囲気、つまり(あ〜も〜ど〜でもい〜わ)的ムードではなかろうか。根っからの怠け者の私にとって、撃沈するのにピッタリの場所がまさしくパタヤだったのである。

では続きを。

 

バンコクからドライヴがてら行ける距離の新しい遊び場にハマって一人でも頻繁に通うようになり、滞在日数が伸びるにしたがって「ホテル連泊よりもアパートを借りた方が割安」となる。5000THBの予算で探した結果、決めたのは北パタヤナクルア地区の4階建アパート。長期滞在欧州人の多い閑静なエリアであった。メインの繁華街「W.S」からは遠かったけれど足があるから問題ないと考えたのだ。バンナーにオープンした某「IKEA」で新たにソファーを買って、リゾートに居心地の良い別荘を構えた気分でしばらくはご満悦だったものの、結果的にはわずか数ヶ月後にバンコクの部屋を引き払い完全に引っ越すこととなった。タイ移住生活第二部の始まりである。

当時の私は、何を血迷ったかタイガールのステディーな相手を求めていた。本心では純粋な友達が欲しかったのだけれども、40代半ばのおっさんとしては現実問題愛人?を囲うというカタチ、つまりは「お金の関係」しかなく、何かと物価の安いパタヤなら「それも可能なのでは?」と考えた。というか、そーいう相手を作ったら実際(コストが)どれくらい掛かるのかを試してみたかったのだ。

狙うのはもちろん華やかな「W.S(ウォーキングストリート)」の55嬢ではなく、パタヤ全域に星の数ほどあるバービアで働く田舎出身のスレていない素朴なコであり、ほどなくして見つけた(というか捕まった)のがソイメイドインタイランド勤務のノンカーイ出身23才F嬢だった。スタイル含め容姿は下の中くらいだがとにかく明るくて性格が良い。「ペンギックガンディークワ(2233222211、ギックの関係の方が良い)」ということで付き合いが始まった。「ギック」の説明は難しい。まあ「フェーン(222、恋人)」ではなくドライな関係といった感じだろうか。

まだバンコクに住んでいる頃だったから、パタヤに遊びに行く度に連絡して店に寄りペイバーする。食事したり買い物したりディスコに行ったり。一緒に寝る度に小遣い渡すワケではないけれどそれなりにお金は掛かる。そのうちに「田舎に帰るバス代がないから」とか何とか言って小額の無心が始まって、結局は毎回チップを払う方が安いということになる。たいした金額ではないけどね。

それよりも問題なのは束縛であり、「私の他にも誰かいるでしょ!?」となる。だから「ギック」なのだけれど、とは言えなかなか納得はしない。実際その頃にはもう1人19才のC嬢と仲良くなっていて、彼女はソイ8のバービア勤務だったから店の距離は500m程度だった。ただ、C嬢とは家族が住んでいたバンコクで会うことが多かったので(まあ大丈夫だろう)とタカを括っていた。それでもやはり狭いパタヤの町である。結果的には二回完全にバッティングした。いずれもディスコでのことだったけれど、2度目は逃げ切れず女子同士一緒のテーブルで飲んで、最終的には仲良くやっていた。もちろんどちらとも揉めはしたけれど、そこまでマヂで怒ってはいなかったのは「ギック」という言葉のお陰でもあるのでは?両方に「お前はフェーン(恋人)だ!」と宣言していたらおそらくこうはいくまい。

そんな平和な関係だったのには他にも理由があって、2人とも子持ちではなかったのが大きいと思う。私の経済的な観点でわざわざそーいう条件で相手を選んだからだが、田舎に子供が居れば付き合いの本気度が違うに決まっている。但し、子持ちでない売春婦を探すのはなかなか難しいし、パタヤで売春婦でない一般人とギック関係になるのは更に難しいと思われる。素人とならばやはり友達から恋人へと発展していくのが常識であり、いきなりギックはさすがに無理だろう。

いずれにせよ、年齢も容姿もあまり関係なく、男子としてちゃんと相手にしてくれるタイガール達。欧米程ではないにせよ日本人というブランドがそこそこアドバンテージを持つこと含め、パタヤという地域はそーいう意味においても悪くない。

例えそれが、疑似恋愛

だったとしてもである。


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