P.R.Iパタヤ総合研究所

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「君だけの体ぢゃないんだから」はセクハラか否か

      2018/11/23

「どーしてそんな素敵なことがサラッと言えるんですか?ひょっとして海外に住んでるから??」

一字一句間違いないかどーか自信はないけれど、ハッキリとそう言われた。もちろんコレは自慢ではなく、客観的に捉えて検証すべく冒頭に挙げてみた。

シチュエーションを説明すると、「君だけの体ぢゃないんだから」とホールスタッフの女子大生に声を掛けた時私は洗い場に居て、「体調がすぐれない」と言う彼女に対しただ単に「気を付けて下さいね」という意味を込めてそう伝えたワケである。

フツーに考えれば、「君が体調を崩して休むことになれば他のスタッフに迷惑が掛かる」と捉えるはずなのに、「素敵♪」と感じたということはおそらく彼女が私のそのセリフを好意的に受け取る理由があるからであって、ぶっちゃけて言えば私の方もそれを意識して伝えたのであった。

まどろっこしい話で恐縮だが、今回日本に一時帰国して以来唯一、本当に唯一私に対して好意を示して来た女性が彼女であって、素直に嬉しいと思ったから意識的に反応してしまったということなのである。幾つになってもオトコとしてはやはり異性からの好意を見逃すワケにはいかないし、神様がこの世に(基本)二つの性を作った以上そうあるべきだと、個人的には信じて疑わない。

「人が足りない」という理由で、三週間前から週に一度他店にヘルプに行っているのだが、そのうち二度一緒に仕事をしたT嬢が積極的に声を掛けて来る。主な内容が仕事に関してではなくプライヴェートである以上そこに何らかの意味があるとフツーは考えるよね。

米国とカナダに計6回旅行で訪れたという彼女は完全に海外志向であり、たとえアジアとは言え海外在住の私に対して興味を持つのは当然のこと。「タイ在住十年」となれば聞きたいことが山ほどあるのもよ〜く分かる。

その店での2回目の仕事を終えた後、店内の片隅でまかないを食べていた私のテーブルに自分のトレイを持ってやって来たT嬢。いつも勤めている店舗でそんなことは一度もなく、むしろ私を避けるように皆離れた場所に座るのが通例だったのですごく新鮮だった。

大学四年生の彼女は看護の道に進むことが決まっていて、おそらく将来は海外勤務も視野に入れているに違いない。質問はあくまでも具体的で意識の高さが伝わって来る。それは「人の役に立ちたい」というハッキリとした目標だ。そういった志を私は純粋に素晴らしいと思うし、真剣に話す彼女の目はキラキラして見える。

そんなT嬢と今日また偶然一緒に働く機会があり、冒頭のやり取りの末仕事終わりでまかないをいただく際やはり彼女は私の向かいに座った。その時の我々の会話がなかなか興味深かった為、ココで検証してみたいと思った次第である。

テーマは「男女関係」。イマドキの若い子達は、二人きりで食事に行く際友達同士だろうと恋人同士だろうと「割り勘」がフツーだよね、という話から始まった。巷の噂でそう聞いていたし、実際職場でレジに立っていても若いカップルが割り勘支払いをする場面は決して珍しくない。

「年齢はともかくオトコが払うのが当たり前だった我々の時代ではとても考えられない」と、ありきたりな意見を述べた後、「そもそも友達同士で二人きりというシチュエーションに違和感がある。もちろんその瞬間は友達だったとしても、二人きりで会うってことはそれ以上の関係になる可能性を大いに秘めているワケであって、それならば当然勘定は誘った方がもつべきだ」と昔からの持論を展開する私。

私がショックだったのは、つい先日、32歳(つまり8才年上)の男性と二人で食事に行った時、レジでお会計を「別々で」と言われたこと。せめてその場では一括で支払って後から請求して欲しかった。と、彼女が語る。

なるほど。飲食店スタッフである以上その気持ちはよ〜く分かる。自分がレジに立っているとすれば相手にはそう願う、という意味だ。よーするに彼女の考え方としては、「オトコはカッコつけるべき」ということなのだろう。そんなT嬢の意見が一般的なのかまたは少数派なのかは知らないけれど、個人的にはそちらを支持したいところだ。

そんなやり取りを経た上で、昔の私ならば間違いなく彼女を誘ったであろう。「というワケで今度ご飯でも行きますか。もちろん二人きりで」。しかし、現実問題、職場の同僚を下心見え見えで誘うなんてトンデモナイ話。

ああ、私もすっかり日和ったなあ。

いやいやいやいや。彼女はルックス的にもフツーに可愛らしいイマドキの女子大生であって、こちらからすれば恋愛対象としては十分過ぎるほど魅力的な女性だ。しかし、仮にちょっとばかり私に対して興味を持ったとしてもそれは海外生活経験者としてだけの話であることくらいさすがに分かる。もし彼女からお誘いがあったとしても下心なんてまったくないのは明らかだ。

ただ、十年前までならこの状況においては社交辞令でも必ず何らかの誘い文句は出ていたはず。そーしないと失礼、くらいにフツーに思っていたのに。50歳を過ぎて身も心も一気に萎えてしまった。情けない限りである。

それよりも今思うのは冒頭の私のセリフがセクハラになるか否かということ。

もしも訴えられたならば、私が

有罪なのは言うまでもあるまい。

*茹で卵を潰してタルタルソースの仕込み


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