いろいろあった一週間を振り返ってみる(後編)
2016/08/07
「顔認識能力」、つまり人の顔を記憶して判断する力はまあ比較的高い方だと自分では思っていたが、例え二年の月日が経っていたとはいえ、寝たことがある女のコと再会してから一晩経っても思い出せないようではヒジョーにマズいではないか。しかし、彼女はこともなげにこう言ったのである。
「あなたの部屋にも行ったぢゃない。覚えてないの?」
申し訳ないがまったく覚えていない。バービアで飲んだ件はもちろん、一緒に寝たことすら。その後某「Yam Saap」でゴハンを食べている間もずっと一生懸命記憶を辿ってみたものの、目の前に居る彼女の服を着ていない姿や抱き合った感触などこれっぽっちも思い出せない。1ナノもだ。
う〜ん。おかしいなあ。女子と寝る機会なんてただでさえ少ないし、それだけ好みのタイプのコなんだから少しくらい記憶に残るはずなのに。とにかく、彼女の目的は「ハッキリ」したし(当然お金だ)、速攻で部屋に連れて帰り速攻で寝て速攻で家まで送った。子供を産んでいないA嬢との交渉は可もなく不可もなく。しかし、そーやって実際相対しても尚、二年前の当時十八才だった彼女と寝たという事実が頭の中からすっかり抜け落ちたままだった。
「どこかで見たことがある顔だな」→「昔〇〇で会ったでしょ?」→「ああ、そーだったな」→(スッキリ)。別に問題ないし、よくあるケースだ。
「どこかで見たことがある顔だな」→「昔〇〇で会ったでしょ?しかも一緒に寝たのよ」→「いえいえ。まったく記憶にございません」。これはヒジョーに気持ちが悪い。かと言って彼女の話が嘘だとはとても思えないしなあ。何だかいや〜な感じだ。
その日の夜。Pム嬢から「LINE」でメッセージがあり、「今日も遊びに行くから一緒にどう?」と誘われる。「友達ぢゃん」の言葉を早速実践してくれるワケか。こーいうコには滅法弱い。その場の雰囲気で「テキトー」に言ったんぢゃないのが素直に嬉しいのだ。朝帰りだった上既に「一戦」交えた後でしんどかったけれど、付き合うことにする。待ち合わせた某「インソムニア」に彼女がやって来たのは深夜二時半。「今日は男のコの友達がいるから場所を変えましょう」と言われ店を出ると、タイ人の男友達と一緒に妹が居た。顔が似ているのでどうやら実の姉妹っぽい。そして二人共なかなかの美人さんだ。ボトルがあるらしく某「ノアール」に行くことに。ん?コイツらひょっとして「ハイソ」か?
某「ノアール」の前で待っていると男のコのバイクに三人乗りでやって来た彼ら。セキュリティーとは顔見知りで常連の様子。出てきたボトルは「ジョニ赤」と「スミノフ(グリーンアップル)」。ウォッカは「ショット」用であり、しばらくするとスタッフも交えて「ジャンケン一気大会」が始まる。ウィスキイのソーダ(コーラ)割を飲みつつたまにウォッカのショットだからかなりキツい。タイ人はクラブでこーいう飲み方を好んでするし、実際アルコールに強いコも多いのである。案の定妹以外はかなり強く、シーシャ(水タバコ)の酔い(実はこれが一番効く)もあって閉店の六時過ぎには結構「ヘロヘロ」になってしまった。「今からゴハン食べに行こう」と彼らは言うが、さすがにご無礼させてもらう。タイの若者はタフだなあ。まったく。そして彼らは全員仕事していないらしいから、おそらくどこかのお金持ちの家のコ達なのだろう。付き合ってたらお金が保たないぞ。その日の払いも、男子二人がワリカンで二千バーツだったし。
二日連続完全朝帰りの火曜日は一日休養。水曜日はすっかり恋人気取りのPン嬢から「どーしても遊びに行きたい」と泣きつかれ「カラオケ」に。まだ十八だし、クラブよりはカラオケの方が楽しいのかな。あと、「Blend285」(タイウィスキイ)で手っ取り早く酔っ払えるのが良いのだろう。そう。彼女も相当な「酒呑み」で、しかも酔っ払うとすこぶるタチが悪い。結局付き合わされてこっちも結構飲む羽目に。家に着いたのは七時半だった。
木曜日は休養。こーなると「一日おき」に遊びに行くペースに慣れてきて、昨日は夜になるとちょっと「ウズウズ」したくらいだから不思議なモノだ。とりあえず、例のバービアに行ってみる。「ムッチリ」おデブちゃんのPン嬢が居て「今日は元気だから遊びに行くわよ!」とノリノリだ。しまった。「ヒップホップ」の格好(Bボーイ風?)してないぞ。ま、いっか。
まずは「WS」の入り口付近の屋台のバーでテキーラを飲み(*ショットが50THBと店の中の半額以下なのだ)、更に「7-11」で「M150」を飲んでテンションをアゲてからから某「ルシファー」に乗り込んだのは深夜十二時。この後四時半まで同じ席でずーっと踊り続けることになる。よほどダンスが好きなのだな。まあ確かに「クラブ好き」を自称するタイガールは酒と踊りが好きで一緒に遊びに行くと楽しい。ただ、おデブちゃんと踊っていても最初は「ムチムチ」ボディーが心地良くても次第に飽きてくる。しかも、某「ルシファー」は金曜日なのに集客が今ひとつで何だか盛り上がりに欠けるのだ。ビール+「バカルディーブリーザー」(瓶入りカクテル)を二本づつ飲み「シーシャ」でいい感じにはなったが朝方には疲れ果てて、彼女を部屋まで送ってそのまま寝てしまったというワケだ。
バービア嬢も二十代後半になると「タッチ」が露骨で困る。バーのハイスツールでもバイクを運転中も常に某所を刺激してくるし「クラブ」で踊る時ももちろん。少しならいいけれど長時間だとどーにもも気持ちが萎えてしまう。例えば若いコがバイクの後部座席で体を寄せて腕を腰に廻してくる程度の方がずっと萌える。いや、それも相手次第なのか。果たしてどーだろう。
というわけで、たった一日でまた「軟らかい」話に戻ってしまったが「軟らかい」が指すのはPン嬢の肉付きではない件だけ、念の為最後に付け加えておこう。
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どーもー
DSTのつまみが豪華なとこだよね?
彼女他の子と比べれば痩せて多様な?
俺ははあれ位なれなれしいほうが、良いね。
一瞬でも彼女ぽいじゃない?(笑)
最近はショオウタムが多いから、ドライなのばかりで、愛情が、欲しい。
おつかれさまです。
そう。DSTの例の所です(DSTって略すとなんとなくカッコいいですね)。
確かに他はかなり重量級でした(笑)。
あーいう感じのコだと長く付き合えますよね。
バービアに何軒か顔見知りが居ないとヒマ潰しに困るので、
ありがたい存在です。