P.R.Iパタヤ総合研究所

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ビジネスヴィザという夢の様なお札を得られるまでには

   

「ケーサツ呼びますよ」

いやいや別に大声出してないし差別的な言葉も使ってないんだが。純粋に心の底から出た「そこを何とかお願いします!」の叫びは、堺筋本町の空に無情にも消えたのだった。

世界中どこでも絶対的権力を持つ大使館や領事館。その国の中にあっても治外法権という特殊な場所であり、誰が何を叫ぼうと喚こうと彼らにとってはごく微量な塵のごときモノだろう。そして今回、大阪のタイ総領事館に何と計5回も訪れ、二回もケーサツを呼ばれそうになった輩は何を隠そうこの私です。

長きに渡る就職活動の末ようやく仕事が決まり、今回生まれて初めてビジネスVISAという夢の様なお札がいただけるとあって、心ときめいていたのは約3週間前のこと。結果的には弾かれにハジかれてようやく本日査証をいただくことができた。めでたい。本当にめでたい事である。

それにしても、人生は何が起こるか予測もつかないし、いくつになっても常に勉強の日々であり何事も経験とは言え、ここ最近の経験は心にずっしりと重く響くものだった。これはいったい何の啓示なのだ?オレはこの事象をどう受け止めれば良いのか??

まあ、簡単に考えれば「もっと落ち着いて前もってしっかり準備をしてから何事にも臨むのですよ」という意味なのだろう。しかし、それだけの話なら他に方法があるだろう。何もここまでいぢめなくても良いではないか。ヒドイ。あまりにもヒドイよ。

事の発端は某H●J。この店の●務●託を受けた瞬間からすべてがおかしな方向に。計画はあっという間に乱れ、職務内容は許容範囲をはるかに超え、1日が2日あっても(意味不明)足りないような状況となったのが先月の今頃。いやいやいや無理無理無理と、何もかもが後手後手に回り、それまである程度余裕をカマしていた私はあっという間に息もつけない嵐の渦へと落ちて行ったのである。そんな状態で、いつしか滞在期間は迫りラオスのヴィエンチャンではなく日本でVISAを取ろうと思ったのが間違いの始まりだった。タイ語を話せる私がヴィエンチャンのタイ大使館のいったい何を恐れる必要があるのか。あの●ソ●ンサル会社の●ソ女め!

まあ、愚痴はそれくらいにして、今あらためてこの神々しいまでのB-VISA様を手にしてみると、こんな紙一枚にどれだけの価値があるかという話だ。これでようやく憧れのワークパーミットにあと一歩であり、タイの銀行でクレジットカードを作るという私の小さな小さな夢だって叶うかもしれない。ローンを組んで車を買う事だってできるかも。ああ。これが労働の対価なのだ。素晴らしい。素晴らしいではないか!もう不良外国人と後ろ指を刺されることも、イミグレで「Bad guy out!」のポスターを見てツラい思いをすることも、ドンムアン空港のイミグレでドキドキしながらパスポートチェックを待った挙句別室に連れていかれてなけなしの3000THBを毟り取られる必要もない。それどころか、今までお世話になったタイ王国に税金を支払って恩返しをすることができる立場になったのだ。

タイで働ける!

これがどれほど素晴らしいことなのか。長い間タイで浮浪生活者だった私にはよ〜く分かる。バーツでお給料をもらうという意味が。これからもずっとタイで暮らして行きたいと思っている人間にとってはものすごい価値なのである。

だから……。だから仕事の内容に文句をいう筋合いなどこれっぽっちもない。

クソー今に見ていろ!

貯金しまくってやる!


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Comment

  1. T より:

    なんかブラック企業の匂いが…..そこまでしてタイに居たいのか、凄いな。

    • izumix65 より:

      返信が遅れて申し訳ありませんでした。
      そうですね。まあ確かに外食産業に共通するブラック的な要素はあったかもしれません。

      今までずっとタイにかなり固執していましたが、色々あって最近は日本帰国も真剣に考えています。
      ただ、この国が相変わらず魅力的であることに変わりはありませんので、
      できる限り居続けたいとは思っています。

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