塗装代はペンキ一缶当たり865THB+人工(にんく)です
2015/10/12
ヤンチャなおじさん達に続き三十才一人旅ニッポン女子のアテンドと怒濤の一週間が過ぎ、すっかり放心状態でマッタリしていたのは金曜日までの話。
「今日は雨だから明日ね」と、担当セールス嬢に軽く言われてコンドミニアムの内覧会(内装完成前の下見?)に出掛けた土曜の午後からまた急激に慌ただしくなって来た。
「久しぶりにキンナリーに寄ってからゴハンでも行こう」と、数ヶ月間会っていなかったS氏と午後三時に現地集合。サケーオ出身二十八才M嬢と仲良くなった後、某なんちゃって和食店で持ち込んだビアチャンを飲みながら余裕をカマして世間話していたらトンデモナイことに気付く。
「あっ!そー言えばヴィザの期限もうすぐだったのすっかり忘れてた!!」
そう。先月十六日タイに帰国して以来間もなく一ヶ月が過ぎようとしているのにヴィザ申請の準備をまったくしていなかったのだ。
すぐにその場からアポイントを取った工場の社長に電話して日時の変更希望を伝える。
リタイアメントヴィザ申請には様々な書類が必要なはずだが、果たして四日間で間に合うのだろうか。サイアクの場合は一旦カンボジアもしくはラオスに出国せねば。いやしかし、今の状況ではヴィザなしで無事戻って来られるかどーか怪しいものだ。ああ。まったくも〜。
一方、金曜夜にバンコクの知人から久しぶりに連絡があり「明後日パタヤに行くんだけど、ビーチから歩けるホテル空いてるかな?十一人で一人一部屋なんだけど。予算は3000THBまで」と、いきなり言われるが「11部屋っすか!?まあ、ローシーズンなのでだいじょーぶでしょう」としか答えようがない。
「今からバンコク出るよ〜」と今朝電話があり、確認の為現地に行ってみると「二種類の部屋に分かれればだいじょーぶね」と余裕のお答え。1995THBと2105THB(朝食なし)の部屋の違いがサッパリ分からないが、十時過ぎには全員無事チェックインできた。ニッポンは連休だというのにやっぱり雨季でお客さん少ないのね〜。
某「Sea Me Spring too(2?)」というビーチロードソイ10にある築二年の新しいホテルで、先日アテンドした不動産屋さんチームが泊まっていて割と良さそうだったのだ。まあ、タイミングがいいと言えばいいよなあ。
インテリアのセンスは別にして広さはまあまあかな(30㎡弱?)。
それにしても、タイのホテルってバスタブがガラス貼りでベッドが見えるエロい仕様が多いのは何故なのだろう。七不思議のひとつだ。
屋上のプールは一見眺めが良いが、実は目の前に隣りの工事中のクレーンが。
知人は(年齢的に)大先輩なのだが添乗客は二十代の若者が多く彼らのワガママさに辟易としていた。ほとんどが初タイらしいからきっと楽しいだろうなあ。
で、お礼にランチをご馳走になり、今カフェで記事をアップしている。
さて、本当はメチャメチャ楽しかった怒濤の日々について書きたいところだが、それはバンコクでの話なのでまずはコンドーの件から。
三月末完成のはずが、待ちに待たされ昨日ようやく部屋の中を見せてもらった。既にオーダーしてあったキッチンとクローゼットはまだできておらず「何のこと?」と素知らぬ顔のセールス担当。パタヤ生まれの二十七才C嬢はなかなかのカワイコちゃんで、念の為に聞くと既婚とのこと。実は買った時のコとは代わっており、引き継ぎなどまったくできていないに決まっているから仕方がない。
シャワーと洗面所以外ほぼスケルトンの部屋はこんな感じだ。
ここでどんな話をするかというと、まずはゼッタイに必要なモノの説明。だからキッチンとクローゼットだってば!
ただ、家具付きの部屋を見せてもらうといずれも木の部分がベージュでいただけない。色は一種類か?と尋ねると基本はそーらしい。う〜ん困ったな。
次は、キッチンとの境にスライディングドアを付けるといくら掛かるか。ていうかコレもオプションなの?知らなかったわ。しかし、おそらく工事代が高そうだし圧迫感もあるので(まあいらないいかな)とも思う。
後は、TVのコンセントはあるかとか壁の色にムラはないかとかテラスに水道があるかとか……。それにしてもテラス狭っ!洗濯機置いたら何も干せないやんけ!!
とまあ、いろいろと見て廻るワケだが、まずメジャーを持って来ていないので細部を計れない。ま、またいつでも来られるからいっか。
念の為、個人的な内覧会の心得をお伝えするならば「前日までに徹底的にシミュレーションして質問条項をメモっておくべし!」かな。
もうひとつの問題は壁の色。
当初はクロス(壁紙)を貼ろうと思ったけれど、おそらく下地が真っ直ぐぢゃないし接着剤の質も低いとS氏に脅かされて断念。まあ湿度も高いからタイでは塗り壁の方が良いのだ。うん。でも、真っ白ぢゃツマンナイので寝室にだけ色を塗ろうと思う。候補は濃紺か薄いピンク。悩んだ末にとりあえずピンクに決定。家具のほとんどが黒だからピンクと合うと思うんだけどなあ。危険かな?
で、これだけのことを決めてからオフィスで詳細を詰める。
ここでいよいよ私のタイ語の拙さが露呈。いつもそーなのだが、何かと煮詰まった話になると知らない単語が多くて意思の疎通にヒジョーに困るのだ。まず分からなかったのは色の話。
「〇〇でいいの?それとも△△??」「は?何それ?」「だから〇〇か△△どっち??」どうやら後者は「ルン(32)」のようだ。直訳すると「滑る」。
あ。なるほど分かったぞ!「マット」か「メタリック」かって意味ね!!「ルン」→「ツルツル」→「光る」→「メタリック塗装」という連想ゲームが頭の中でようやく完成したのだった。
そんな具合で、要所要所で躓きつつも何とか交渉を進める。キッチンとクローゼットと塗装については、希望の色があるならディヴェロッパー指定ではない業者を紹介するからそこでやってくれればいいとの話。なるほどその方がいいわ。寝室の塗装がいくらか聞くと「ペンキ一缶当たり865THB+人工(にんく)」とのこと。ふ〜ん。面白いなあ。いかにもタイらしい答えだ。
結局、次回は工事業者と直接話をすることに。まだカーテンレールもついていないし、このペースでいくと少なくともあと一ヶ月もしくはそれ以上掛かるな。果たして年末までに引っ越しできるのかどーか微妙なところだ。泣
微妙と言えばさっきM嬢から返ってきた「LINE」のセリフだ。
「私、〇〇さんのこと嫌いじゃないですよー(原文ママ)」。
えー?それってどーなの!?
あーもー判断に困るわマヂで。
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