P.R.Iパタヤ総合研究所

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人間関係についていろいろと考えさせられる

      2014/12/03

 

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昨日の続き。

翌日、つまり昨日は夕方ゲスト達がバンコクへと戻ってから、S氏と会食。

パタヤ歴の長い氏とはひょんなことから数ヶ月前に知り合った。普段からほぼ外食らしく週一回程のペースでご一緒させてもらっているが、グルメな彼にジャンル問わずいろいろな店を教えてもらい有り難い限りである。

氏がたまに訪れるという某「獏」は事情があって移転したばかりの居酒屋さんで、ニッポン人店長指導の元料理の味はなかなかのもの。メニュウの内容も多様で何を食べるか悩んでしまう。掘り炬燵風になったテーブルで寛いでいると次々に新たなニッポン人客がやって来る繁盛店。そー言えば月曜だけれどニッポンでは祝日、という件もS氏から聞いていた。ただ、その時点でまだパタヤに居るということは明日から仕事という人は皆無だろう。「いったいどーいう人達が来ているのか」と、興味津々の氏は隣りのテーブルのニッポン男子四人客が連れて来たタイガールにタイ語で声を掛ける。そして、彼女らがどこで働いているかをリサーチし「アッ」という間に事情を理解してしまった。

素晴らしいバイタリティーだな、と思う。さすがは元上場企業のトップセールスマン。気の弱い私にはとてもそんな真似はできない。結局、彼らはパタヤが気に入って福岡から年に一度やって来る旅行者で、ゴルフなどをして明日の便で帰るとのこと。男性達とも話が弾み、いつの間にか私もついつい名刺を渡していた。

そこで「ふ」と思う。

もし仮に、今後パタヤでニッポン人を相手に商売をしていくのだとすれば、おそらくこーいうことの繰り返しになるのだろうな。と。

「果たしてオレにできるのか?」とも。

ニッポンである種の人間不信に陥り、もう随分長い間仕事といった仕事をしていない私ごときが「この国でビジネスを」なんてとんでもない話ではないのか。それがどんな内容であるにせよ、仕事とは「人間関係」の連続なのだから。

ただ、もう後戻りなどできない。どうやら覚悟を決めるしかなさそうだ。

そんな想いを胸に秘めチェックを頼むと、合計金額が千八百数十バーツとなっていてビックリ。オーダーしたのはアサヒ生ビールが四杯と料理が四品で伝票にもそう記載してあるし、それらの単価からはどう考えてもそこまで高くはならないはずなのだ。「ちょっとちょっと!これ間違ってない?」と若きタイガールの店員に言うと、しばらくして「違ってました」と戻って来て、正しくは九百六十バーツであった。つまり約二倍の金額になっていたワケだ。

「いったいどこをどー間違えるとあんなことになるのか?」。

例えば「55バー」などで何杯か飲んでいるうちにいつの間にか伝票に余分につけられる。などという事例はタイではよくある話だし在住者にとっては常識だから、ドリンクを持ってくる度に伝票をチェックするのはリスク回避の為必須であったりするけれど、それらは時に店ぐるみで行われる確信犯なのだ。しかし、オーナー及び常駐している店長がニッポン人の店でしかも千バーツ近く上乗せなんて「まさか!」と、正直思ったのだった。

ところが、その後S氏の話を聞いてさらに驚く。

以前通っていた居酒屋でやはり同じようなことがあった、と言うのだ。但し、キャッシャー担当の従業員(タイ人)の犯行であり、ニッポン人オーナーはそれをずっと知らず、徐々に「おかしいな」となって初めて気付いてすぐクビにしたらしい。常連だった氏は後にオーナーに打ち明けられたが、おそらく自分も何度もされていただろうにも関わらず「すみません」の一言で片付けられ補償どころかビール一杯のサーヴィスすらなく「あまりにも誠意が感じられない」とそれ以来一度も行っていない。

だから、可能性はある。と。

タイ人と一緒に食事に行くと分かるが、彼らは支払いの際必ず伝票をくまなくチェックする。つまり、つけ間違いなどがそれほど多いということだろう。ただ、ニッポン人はフツーそこまでしないし、特に観光客などは言われたままに払う場合だって結構多いはず。なるほど。目の付け所は決して悪くない。ただ、彼らが「〇ホ」なのは、少人数客に対してもやってしまう「浅はかさ」であり、結局はバレる。(特に飲食店店員レヴェルの)タイ人は「〇ホ」ばかりと思ってまず間違いないけれど、騙される側のニッポン人にも責任はあるし、気を付けねばならない部分ではある。

それにしても先述の居酒屋のオーナーもちょっとヒドい。「客商売」をもう一度よく考え直した方が良いだろう。

ま、おそらく今回は「単純ミス」だろうし、そう信じたい。そして、次回行った時に店長にこの話をしようと思っている(S氏もきっと同じ考えではないかな)。もちろん店の紹介はキッチリする。場所が便利で味もおいしい店なのでね。

「人間関係」について、とにかく

いろいろ考えされた二日間だった。


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Comment

  1. hiro より:

    どーも
    獏でのこと書いてくれて、読者の方たちも、日本より詐欺的な事が
    多いと感じてくれたと、思いますよ。

    タイガールに車や家をだまし取られる、日本人から、も安い不動産を
    かわされ、タイ人ネームで買わなければならない、しかし知り合いがいないから、その人のタイ嫁名義で買わされ、後に、その人は行方を晦ます、

    その他タイ在住者は色々聞かされますよね。

    しかし旅行者はそうゆうことを知らないので騙されやすい、
    まあこのサイトを読んで騙されずに、無事に日本に帰国してもらいたい
    ですね。 

    まあこれからも旅行者の参考になる、情報を期待してます。

    ではでは

    • izumix65 より:

      コメントありがとうございます。

      「ニッポン人的アイデンティティー」は世界中どこでもおおよそ通用するし歓迎されるとも思うのですが、
      そこにつけ込まれ逆手に取って悪用されたりすることはどーにも許し難いです。
      「タイラヴ」な私としては少しでも減って欲しいのですが、タイ人の気質から考えてなかなか難しいかもですね。

      あと、本当に問題なのは、ご指摘のように最近タイにおいても
      「ニッポン人がニッポン人を騙す」事例が増えているらしい件。
      これはちょっと悲しいですね。

      私としてはタイ及びパタヤを好きなニッポン人がどんどん増え、
      快適に過ごせるよう願いますし、少しでもお役に立てれば、と望みます。

      今後共よろしくお願いいたします。

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