P.R.Iパタヤ総合研究所

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「プランB」に続く「ウルトラC」とは

   

「えー八時ぃ〜?それはないわ〜。勘弁してよもぉー」

泣き言を言っても始まらないのは承知の上、ついつい口から漏れてしまう。八時とは朝のことであり、何と来週から二週間も語学学校に通うハメになってしまった。そんな朝っぱらから「グッドモーニングティーチャー」(英語クラスなのだ)なんて、生活が完全に「夜型」の私にとって苦痛以外のなにものでもない。

というワケで顛末を説明しよう。

憎っくきはプラユット様率いる軍事政権か。それともお門違いなのかはよく分からぬが、とにかく「風向き」が変わったのは昨年の「クーデター」以降である。「ヴィザなし長期滞在」(いわゆる「ヴィザラン」)者を厳しく取り締まる件から始まり、「ツーリストヴィザ」の締め付け、そしていよいよ「EDヴィザ」にも厳しくメスが入る昨今。「学校に通っている体」で「ヴィザ」だけもらう、つまり「フェイクED」の取り締まり強化の「波」がついにパタヤにまで押し寄せて来た。
個人的な考えを表明すれば「必要悪はやっぱり必要」なのであって、好んでタイに住み少ないながらもお金を落としている外国人を「つま弾き」にするのは如何なものか、と。この国に長期滞在している人々にとっては有り難い「ユルさ」を失くしていったいどーする?

今月の初め「イミグレ」に行った時点では、最新情報として「EDの延長が厳しくなり、実際に学校に通っているかのチェック後にようやく審査が通る」という話と共に「しかし、そこには<プランB>が存在する」といった内容だった。よーするに「お金で解決」、具体的には「4900THB(通常は1900THB)払えば審査をすっ飛ばせる」とても魅力的な「プランB」。「90日の延長」ごとに3000THBプラスは正直痛いが「背に腹は背にかえられない」と覚悟したのだった。
そう。私は現状「フェイクED」ヴィザでこの国に滞在しており、申告した学校で授業を受けたことは一度もない。一般常識からすれば完全な「インチキ」であって「このダメ人間!」と他人から後ろ指を指されても仕方ないけれど、それを「後ろめたい」とも思わない「程度の低い」ヤツなのだ。

ところが今日、実際に延長申請書類を提出しに行ってみると「<プランB>が使えなくなった」と担当者が言う。おそらくはどこかから「クレーム」がついたのだろう。「パタヤだけそんな<特別ルール>はアカン!」と、お上にツッコまれたのかもしれない。まあ現実問題バンコクでは相当厳しくチェックしているみたいだし。
たった十日間で消えた幻のプラン。「オプションはないのか?」と尋ねると「もちろんあるよ」てな感じで頷き「5000+3000」とメモ用紙に書く彼。う〜ん。合計9900THBか。ボッタクリも甚だしいな。
そんな大金払えるはずもなく、結局は「通っているフリ」をしなければならなくなったのだった。

「まずは15日間、毎日学校でチェックして真面目に通っていることをキッチリ確認した後残りの75日の滞在延長を許可します」。

というのが「イミグレ」側の言い分だ。「英語クラス」は午前の部と午後の部(二時間づつ)開催されるが、担当係官が毎朝八時に来るのでその時間に授業を受ける必要があるようだ。「何故貴様らの都合に合わせにゃならんのだ!」と思うが、逆らえない。月〜木曜の四日間が二週間、計八日間も早起きしなくては。
担当係官が帰った後はこっちも帰ればいいとしても、遅刻は許されないらしいからプレッシャーだ。ん?そこで「ふ」と気付く。
学校はたくさんあるし、チェックする係官は「イミグレ」職員ではなくおそらくアルバイトを雇っているはずで、廻るルートは一緒だろう。てことはつまり、そいつを個人的に「買収」してしまえば良いのではないか。

「プランB」に続く「ウルトラC」。果たして可能か否か。

ところで、今朝は十時半に「イミグレ」隣りの取り次ぎ事務所に行き、「ゴタゴタ」した結果中に入ったのは十一時過ぎ。番号は「571」だった。ただ、「EDヴィザ」のコーナーは空いていて十二時前には書類チェックが終わり、「月曜日にまた来てね」と言われる。前回はやはり午前中に書類を出して当日の午後三時にはパスポートをもらえたから、やはり今はかなり混んでいるのかもしれない。私と同様「フェイクED」ヴィザをお金で買っている輩も相当数多く存在するはずであり、少なくともこれから二週間は彼(女)らと共に

勉強に勤しむ次第である。

取り次ぎ事務所

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